コックサッカーブルース

著者 :
  • 小学館
3.33
  • (10)
  • (7)
  • (41)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 135
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093793919

作品紹介・あらすじ

各界のVIPが参加した秘密SMパーティーで、一人を除く全員の女の子が、電気ノコギリで切り刻まれた…。性的フリークスの群れと、滅びゆく東京を描く村上龍のハードな最新刊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2023/7/3 stopped
    p.1991/6/3

  • 30年ぶりに再読。
    日本がバブル期でまだギラギラしていた頃が舞台のSMをめぐる冒険??的な?

    これが私の村上龍作品の窓口になった本だった。当時は全く知らない世界を突きつけられた衝撃で「ドヒャ〜」「ウエェ〜」と言いながら怖いもの見たさで読んだ記憶がある。相当刺激的だった。そしてタイトルがどう言う意味なのかも知らずに若かりし頃の私は電車でこれを読んでいたとか。。。知ってしまった今となると相当恥ずかしすぎる。
    30年の月日を経て少しは人生経験も積んでの再読はあの頃よりもドギマギとはしなかったけど(何か大事なものをっどこかに置いてきちゃったのか?)語られていることは相変わらずいまいちよく分からないまま。で、結局ヒロミって何だったの?

    こんな世界が本当にあるのかなぁ
    あるとしたらメチャクチャ怖い。イヤ無理。
    その界隈の人が読んだらどう言う位置付けの本になるのかはよく分からないけれど、世の中にはSMと言う世界があるんだってよ!って事を知るには読んでみても良いかもしれないデス。

  • エロ本からアイドル写真集、モータースポーツの写真集と、様々な出版を手掛ける小さな出版社の社長・堀坂。
    ある日彼のアパートに見知らぬ女が侵入してきて、残していったメモの中にあった言葉
    『ドラゴンツリーフェスティバル』
    この言葉を聞いた者たちは皆、目を伏せ言葉を濁す。
    そして、堀坂は謎の組織に命を狙われることになる。

    内容は重いのだけど、文体や堀坂のキャラが軽やかで、楽しかった。
    ですが、『ドラゴンツリーフェスティバル』というのがSMのイベントの名前で、濃ゆいSMの場面が2回出てきます。
    う~む、ここは感情移入するのは難しかったな~
    その場の雰囲気を感じられればそれで良しとしましょう。

    そして、急に謎の女・ヒロミに会えることとなり、いきなり、金融の話へ。
    この国を罰するために、3兆円をかすめ取ろうという計画に加担することになります。
    この展開からラストまではあっという間でした。
    ちなみに金融の話も流し読み~
    チンプンカンプン(*ノ∀`*)アハッ

    中盤くらいまでは、ヒロミが堀坂にしかけた、壮大なSMプレイなのか??と予想していたのですが、大きく外れました( ̄▽ ̄;)
    SMから金融の話へと行くのがちょっと違和感がありましたが。
    いや、納得できそうな気もしてて。
    う~む。
    久しぶりの村上龍なので、戸惑っているのかもしれません。

  • うん、ナイス~~~!良かった!

  • ずいぶん前にちょっと読みかけたままほったらかしてた本。プロの文章でどんどん読ませる。でもそれだけ、かな。この人の描く性的行為はまるでスポーツかなんかのようだ。

  • ちょっと気取ってみたくて、
    ハードカバーで読んでたっけ。

    分厚かった・・・。

  • 作中のエロスが
    直接触れて感じられるほどのリアリティ

    好き嫌いがかなりわかれそうだけど
    お勧め

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村上龍の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 龍
村上龍
村上 龍
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×