逆説の日本史1 古代黎明編: 封印された「倭」の謎

著者 :
  • 小学館
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093794121

感想・レビュー・書評

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  • 出雲と宇佐の4拍手のくだりはゾッとするものがある。
    ワと怨霊信仰は確かに意識すればそこかしこにあるもので、日本人の根底にあるものではないかと感じるし、そのテーマ一貫で歴史を読み解いていくのは面白かった。

  • 若干言い回しがくどいが、内容は面白い。続きが読んでみたい。

  • 社会人になった頃、出張行ったりしたら週刊ポストを買って、この連載にはまっていたよな。

    シリーズでも、この時期のものが一番。

    というか、その後が飽きてきた。

  • ご存じ、週刊ポストに連載されたノンフィクションのノベライズ。正直、あまりにしつこい。日本歴史学会の三大弊害。「資料至上主義」「権威主義」「呪術的側面の無視」。とにかく話の継ぎ目にはこれが出てくる。言い過ぎ、主張しすぎ。
    まあ。それを除けば、読んでいて面白い。ノンフィクションと信じ込むよりフィクションと割り切れば極めて楽しい。

  • 一気に読了。92年の作品なので若干、古さも感じる。しかし卓見だ。災異思想、天人相関説、怨霊信仰、為になった。卑弥呼殺害、天皇陵と朝鮮半島は圧巻である。

  • 作家が日本史をある観点から見直している本。日本と日本に関わる国についての見方、考え方に納得。著者も言うとおり今後古墳などの学術調査の結果のよってはまた大きく修正されるかもしれませんが。それはしたいいつになるのでしょうか?

  • 歴史学者には、『妄想』とか『想像力』っていうのが欠けてると思うのよね~
    資料ももちろん大切だけどね、それだけじゃぁ『ピントのズレた日本史』になっちゃうよねww



    『話し合い至上主義』は平和的だけど、談合とか悪癖も生んでしまった。。。
    長所と短所は本当に紙一重だねぇ…

    古代史はミステリアスだけど、確実に日本人のルーツなんだと興奮して読めました。

  • 実は、随分前から気になっていたタイトルの一つ。
    井沢氏の考察は、新鮮で面白く最後まで一気に読みきってしまいました。
    「倭」「卑弥呼」「邪馬台国」についての考察は、「なるほど!」と膝を叩いてしました。
    「卑弥呼」の死んだ時期まで解ると言うのも凄い。
    一つ一つの内容が面白く、まるでミステリーを読んでいるような感覚であったことも、一気に読んでしまった要因の一つだと思います。

    感想には、ネタバレを書きませんでした。
    読もうと思っている方は、ネタバレを読まずに読まれることをオススメします。
    そのほうが、読み進めるごとに驚きの展開を楽しめることと思います!

  • 伊沢氏の「逆説の日本史」第1巻配本である。伊沢氏の日本史に関する言説は早くから知っていた。非常に卓越した説だと思っていたが”週刊ホスト”に連載されたものが単行本化されるというので発売と同時に購入した。日本の歴史は宗教観なしには解明できない。

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著者プロフィール

1954年、名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、TBSに入社。報道局在職中の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観からテーマに斬り込む作品で多くのファンをつかむ。著書は『逆説の日本史』シリーズ(小学館)、『英傑の日本史』『動乱の日本史』シリーズ、『天皇の日本史』、『お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで』『お金の日本史 近現代編』(いずれもKADOKAWA)など多数。

「2023年 『絶対に民主化しない中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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