サラリーマン「再起動」マニュアル

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著者 : 大前研一
  • 小学館 (2008年9月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093794541

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有効な左矢印 無効な左矢印
大前 研一
大前 研一
有効な右矢印 無効な右矢印

サラリーマン「再起動」マニュアルの感想・レビュー・書評

  • インターネットが発達し始める頃から何度と無く言われてきたことですが、中間管理職は不要になる、というメッセージは、自分がいざそのような地位にいると、いつも不安に駆られることになります。

    不要になると言っても、全員が対象になるのではなく、「何もできない人、要求に答えられない人」が対象になるのは目に見えています。そのような人に選ばれないためにも、サラリーマンは普段から武装する必要があると言うのが大前氏の論旨だと思います。

    普段の忙しい業務にかまけて、とかく安易な方向に流れ勝ちになってしまう私ですが、時々彼の本を読んで、そのような自分に「喝」を入れるようにしています。値札のつく仕事があと15年間できるように、この本にかかれていることを参考にして、日々精進するべきだと感じました。

    以下はためになったポイントです。

    ・自己改造:再起動するためには、1)お金の使い方、2)時間の使い方、3)住む場所を変える、のがポイント(p23)

    ・あなたの質問に対しては、こういう前提で答えていいのか、ということを確認してから答えるのが、頭が柔軟なやり方である(p29)

    ・語学教育で大切なのは、間違いを指摘するのではなく、元気づけを行うこと(p58)

    ・ビジネス英語の丁寧な物言いは、「こういうことが実現すると私は嬉しいのだが、あなたはどう思うか」という表現であり、これが事実上の命令形である(p61)

    ・サラリーマンがコストを削減するには、人生の3大経費である、住居・子供の教育・車、にかかる経費を抑えることが大切(p67)

    ・親は子供に「お金」を使うのではなく、「時間」を使うべきである、子供と一緒にいる時間、話をする時間、考える時間を増やす努力をする(p71)

    ・人気企業1位の企業とは、最も成績の優秀な人間、つまり自分と類似した人間がたくさん集まってきて、競争が厳しいということ、20年間は会社内闘争に付き合う必要あり(p92)

    ・松下幸之助がプロジェクトを任せる場合、自分の感覚に一番近い発想をする人間に任せた、その理由は、発想が同じなので失敗しても諦められるから(p102)

    ・コンセプトサーチ(ジャストシステム)は、曖昧言語でも検索可能、サマリーも簡単に作成可能(p117、153)

    ・とらわれない素直な心が、真実を知る何よりも大切な心構えである(p124)

    ・自分の年齢プラスマイナス15歳の人を研究すると良い(p140)

    ・旧大陸の人間は、自分ひとりでどこまでやれるかが重要、新大陸の人間は、外部の人たちを集めたプロジェクトチームを自分ひとりで組織できるかが重要(p145)

    ・プランニングをする場合には、大きな用紙に左下から書き始める、左下は左目に一番近く、右脳が刺激される、紙の左上と右脳に大きな思考空間が広がるので発想が豊かになる(p157)

    ・質問されたときに答えられない人は、例外なく30ページの企画書を15行にまとめられない、結論に至る理由を手際よく3つに纏めるのが重要(p159)

    ・グーグルが進化する原動力の2つの領域は、1)社員全員が週に1日、与えられたことをやらずに新しいことを考える必要あり、2)こういう機能があったら便利だというGoogle Labsという先進的な実験室がある(p188)

    ・情報家電産業の素材、原材料は、日本が世界シェアの3分の2、半導体・LCDの製造装置は2分の1、基幹部品は3分の1、半導体プリント基板製造装置は100%、金型製造装置も大半が日本製である、ただし最終製品は、韓国や中国が強い(p210)

    ・携帯文化の中心である20歳プラスマイナス5歳の女性たちの消費動向が家計を動かし、経済動... 続きを読む

  • 2013/10/21読了
    さすが大前研一視点は、
    何年たっても頷ける。

  • 「タイムマネジメント」「英語力」「生きたお金を使う事」を挙げている。

    「生きたお金」とは車や住宅では無く、海外投資などの資産運用を指す。

    まったく利益の出ない銀行預金をして思考を停止してしまうよりも、投資信託や不動産投資など思考を使って利益・資産を増やせる事にお金を使うべきなのだそうだ。

    そして、それらを土台に「インプット力」「プロデューサー力」「スピード」「構想力」をつけていく。

    世界情勢にアンテナを張る事、人とのディスカッションをする事、素直な心で現場を見る事がインプット力の基本となり、現在の若者にやる気を与える活躍の場(ヒーロースポット)を作れる能力がプロデューサー力となる。

    スピードが重要な事は言うまでも無く、5年後のライフスタイルを考えられる構想力も必要になってくる。

    それらを土台に「上にモノを言える力」「付和雷同しない力」を持つ事が、中年総合力というべき能力となる。





    著者の主張するキーワードは「思考停止していないか?」に集約されるのではないかと感じた。

    特に、3500万人いる中堅社員の、ほとんどは思考停止しており、意欲があるのはせいぜい15万人程度であると予測する。(著者の予測なので、実測ではないが、4%理論を使っているのではないかと想像する)

    思考停止している社員は入社10年もすると惰性走行となり、変化のスピードに適応して生き残っていく事はできない、と主張している。

    先日伺ったライフネット生命の出口社長の言う、「キャッチアップ経済」から「マルチプル経済」への変化、も大きく関わっていると感じた。

    戦後の日本に見られた、目標(アメリカ)に向かって猛進する勢いは、サラリーマンの思考停止を招き、現在の日本を形作っている。

    しかも将来その日本を支えるべき若者は、バブル崩壊の際に住宅ローンを抱えて苦しんでいる親を見ており、夢や希望の無い無気力国家を作りかねない。







    何にせよ5年前と5年後の社会は全く予想もできない位の変化をしているハズ。

    まずは自分から、今までの経験をクリアにして、新しい世界へと自分自身を再起動していかなければならない。

    経験に頼らず、常に自分の考えを持つ事、時間がかかっても自分の頭で思考をする事にこそ、私達の唯一の武器となると確信を持てる読書であった

  • ・人生はリスクをとるものと達観している
    ・人が見ていようがいまいが、給料が上がろうが上がるまいが、自分のやりたいことをやる
    ・常にハングリーで強い欲望や願望がある

    これからは上下関係ではなく、プロジェクトベースの組織が増えていく。
    40歳を過ぎてもあきらめたり悲観したりする必要は全くない。

    アンテナを全方位に張っていて、自分の頭の中に集めた情報の整理棚が出来ていること。

    地域X専門分野というマトリクスで細分化する。

  • グローバルに通用する人財になる。そのため英語力と機転が効く総合力を磨く。ヒットした理由を自分なりに考える事で、結論を一言でいうトレーニングになる。

  • 前半は再起動法について、後半は現在のエクセレントカンパニーについて書かれており、読んでて面白かった。特に後半は、知らないことが多くまた比較的新しい本であったので、読んでためになった。

    ■英語学習
    ・CNNを流しっぱなしおく p.53
    ・自分の思考をどんどん英語にしていく p.54
    ・英語を聞くときは最初は絶対に意味を考えてはいけない p.59

    ■スタンス
    ・「上にモノをいう」、「付和雷同しない」というのは、企業の中で非常に重要な能力 p.136
    ・仕事の鬼と呼ばれる人が、人間の心理や集団心理を勉強しないまま上司になると、権限や業務知識をふりかざして仕事をしようとする p.137
    ・会社というのは、上の人間が眠っている時でも働く人がいないと上手くいかない p.138
    ・15歳上の人は反面教師として研究する(その人がこれまでどのように仕事をしてきたか研究して同じ轍を踏まないようにする)p.,140

    ■反省
    ・なかには大前さんなら社長になんていいそうかな、と私の顔色を見ながらレポートを作ってくる奴がいる。そういう奴は最も危険なコンサルタントだ。相手の顔色を見る癖は絶対につけてはいけない。実際、私が何と言おうが自分はこういいます、自分が社長ならこうします、と自説を曲げない奴しか伸びてこなかった p.164

  • これからの時代、一企業の中で人生を終えることは難しく、次の時代(新大陸)に備えておく必要がある。
    とにかく、英語とIT、財務の三つは学んでおく必要がある。その具体的な学び方として、英語はまずは意味を考えずヒアリングをし続けることが大切。
    資産を分散して管理する具体的な方法は、円だけでなくドルとユーロにも分散して口座を開設すること。円、ドル、ユーロそれぞれの通貨でクレジットカードを作ること。
    株投資に不慣れな人は、まずバーチャル投資で体験してみる。野村証券の「バーチャル株式投資倶楽部」、ケイゾンの「トレーディングダービー」など。
    「Do More Better」は限界にきている。

  • 大前研一が定期的に出す本は題名とは裏腹に、その時の経済/社会の情勢を分析するものが主である。だからあまり題名に期待してはいけない。

     それでも一応これからのサラリーマンのあるべき姿を述べてはいる。いるのだが、大前の理想とするサラリーマンはどちらかというと起業家の条件に近い。労働市場が内部的にも外部的にも硬直化している日本では、サラリーマンが自己研鑽に努めたところで、それが出世につながるかというと甚だ疑問だ。

     何かというと、「マッキンゼー時代は~」という比喩とも自慢とも取れる話が出てくるが、社員の平均勤続年数5年未満の戦略コンサルと普通の会社を比較するのはほとんど意味がない。

  • 働くということに行き詰っている人にぜひ、読んでもらいたい1冊です。
    考え方、とらえ方次第では、どこにでもビジネスって転がっている。実際に働いている人も、働く前の人も一読してほしい作品です。ゼロベース思考になれます。一度、ご賞味を。

  • 自分なりの論理で言い切ることの大切さを認識しました。
    リサーチャとなれても、コンサルタントにはなれていない自分への教訓を得ました。

  • とある中古本屋で出会い、安値で購入した本です。
    値段の割に読み応えがあり、非常に得した気分になりました。

    最近の本は、誰かが以前書いていたことの焼き直しであることって結構あると思うのですが、この本はそれ(焼き直し)とは全く真逆。大前さんの考えを思う存分(?)表現した本になっています。

    「ビジネスの舞台で活躍をしたい。」
    「経済、産業、金融に関する、一流コンサルタントの分析に触れたい。」

    このような考えを持っている方に、お勧めの一冊です。

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    ここからはネタバレの内容を含みます。
    ***********************************************************************
    と、評価は高いのですが、1点疑問点がありました。残しておきます。
    <疑問>
    ・p84に、
    「投資するものがなくなってしまい、行き過ぎたサブプライム商品なども出てきたが、多くの個人投資家は、それほど大きな被害に遭っていない。ポートフォリオのバランスが取れていたからである。」
    という記述がある。これは正しいか?客観的な指標はないのか?

  • サラリーマン再起動

    いつもながら大前研一氏の話を見聞きすると、
    「このままじゃいかん!!まず自分自身がなんとかならんと!!」
    っていうようにモチベーションが上がります!!

    この本自体は震災よりもずっと前に書かれているので、
    現在の復興機運の中では既に、この内容に気付いてる方も多いかもしれません。
    つまり震災前までの日本では、どこか閉塞感、行き詰まり感があったのですが、
    幸か不幸か震災後は開き直ってやるしかなくなったので、
    今この本を読むとまた違った感想になるかもしれません。

    冒頭の前書きで「休みたいやつは会社を辞めればよい」っていう、
    日本電産社長のエピソードでまず一つ目の納得をするわけです。

    その他にも最近の日本の多くの職場で見られるワークライフバランスの都合の良い解釈による、
    権利の横行例について言及していて、日本企業の戦闘力低下を認識させてくれます。

    また現在のインターネットが整備され個人レベルでも容易に世界と繋がれるフィールドを、
    「新大陸」と称して、ここでは弱肉強食でないと生き残れないという話からも、
    自分自身がうかうかしていられない、という気持ちになります。

    単にインターネットを使って商売しろという意味ではなく、
    こういったインフラが変わっている現実に合わせて、
    組織や仕事の進め方を考え直す必要があると認識させられます。

    再び世界トップのビジネスマンの集まりである日本にするには、
    もう一度ネジを巻き直す必要があることを痛感させられ、
    そのためには古い常識で安穏と過ごす個人・組織は改革が必要だと分かります。

    これから先、自分の人生を他人任せにしたくない、自分で切り開くんだ、
    って思っている方には、お勧めの一冊です。

  • 5年まえくらいに、その当時の社長から、読書をしろ!!って言われて、
    また、盛んにほんをよむようになった時に最初に買った本

  • 発売されて数年たってから読んだが、当時言っている事が今になって正しかったことがわかる。

    大前さんのような優秀で先読みできる人材がもっと沢山日本からでてきてほしい!

  • ■「自己改造=再起動」するためには、三つの方法しかない。すなわち「お金の使い方」と「時間の使い方」、そして「住む場所」を変えることだ。
    ■これから本気で自己改造して再起動しようと思ったら、「時間がない」という言葉は、禁句にしたほうがよい。
    ■会社の中でも「自由裁量」の時間が意外にある。
    ■1割カットという目標だと、単にケチケチと諸経費を節約したり採用人数を少しずつ減らしたり、自然減を待つといった、小手先の改善で済ませようとしてしまう。
    ■できる人の共通点
    1.人生はリスクをとるものと達観している
    2.人が見ていようがいまいが、給料が上がろうが上がるまいが、自分のやりたいことをやる
    3.常にハングリーで、強い欲望や願望がある
    ■新大陸では、お客とのインターフェースは絶対、人任せにしてはいけない
    ■宵越しのeメールは持たない。
    ■「時間のリストラ」を実行して自分の時間が確保できたなら、次は「いかに有効にお金を使うか」ということを考えてほしい
    ■35歳を過ぎてからの語学は、集中的に毎日勉強することが重要
    ■語学の教育は、人間の本能に従って、赤ちゃんが言葉を覚える順番でやるべきだと考えている。つまり「聞く→話す→書く→読む」という順番である
    ■日本の文科省は、○か×の恐怖のク電気ショック多で、英語嫌いの人々を量産しているのである。
    ■「人生の3大経費」を大幅にカットしなければならない。「人生の3人経費」とは、「住
    宅」と「子供の教育」、そして「クルマ」にかかる経費
    ■「平日は通勤に便利な都心の賃貸に住み、週末は環境の良い郊外に買った安い一戸建てに住む」というライフスタイル
    ■「子供にかけたお金」と「子供の質」は反比例する
    ■円、ドル、ユーロの三つの通貨でそれぞれクレジットカードを作っておけば三つの通貨で決済できるから、その時その時に最も強い通貨で買い物をすればよい。つまり、日本にいながらにして、いつでも「世界最強の通貨」を使える
    ■日本というのは一事が万事、この調子なのだ。つまり他人助けはするが、国民(納税者、預金者)がいつも犠牲になっている
    市亜k幅広い知識や経験を持つゼネラリストであると同時に、何か一つ専門分野を持っている「T型人間」を目指せ、さらにいえばゼネラリストでありながら専門分野を二つ持つ「π型人間」が望ましい
    ■レールから外れたことをやるのが企業戦略の要諦になっている
    ■これまで多くの企業は「Do more
    better」でやってきた。従来の延長線上で「今までこの商品は1000個作っていたが、それを2000個に増やしましょう」「従来の歯磨きベーストを
    改良し、もっと歯の自さと輝きを強調するような商品を開発しましょう」というやり方である。
    だが、これは、いってみれば既存のレールの上に普通列車を走らせるか、急行列車を走らせるか、新幹線を走らせるか、という違いにすぎない
    ■「プロジェクト・マネージメントカ」を持っているかどうかが新大陸サラリーマンの「自活・自衛」の条件となってくるはずである
    ■社内の「食わず嫌い」人間とメシを食え
    ■「葛藤」を越えて意気投合したら、共同でプロジエクトを考案してみる
    ■プロジェクトは3パターンに大別される。同じことや類似のことをより良くする「Do more
    betterプロジェクト」、新しいものを生み出す「新規開発・新規事業プロジェクト」、起死回生のために極めて難しい問題を解決する「ブレークスループロジェクト」
    ■インターネット上では、1兆ページもの膨大なサイトがあるといわれている
    ■日本人の観光旅行は、たいがい確認旅行確認旅行だから、何も新しい物は見えない
    ■「定点観測」をして「インスピレーション」を働かせる
    ■「七五三のルール」新規採用してか... 続きを読む

  • ◆「ウェブ2.0」時代において、グローバルな能力を身につけ、“戦闘準備”を整えておけば世界中の企業で活躍できる。グローバルな人材はほとんどいない、フリーズ国家・日本では、志のあるサラリーマンにとって大きなチャンスである。

    ◇新大陸企業では、メールやイントラネットの発達で中間管理職の意味がなくなり、上司と部下の上下関係も崩れている。(中略)新大陸で勝ち残る企業多くは、プロジェクト・ベースの組織が主流になると思う。なぜなら、新しいものを生み出していくためには、マンネリ化しやすいピラミッド組織ではなく、変化に柔軟かつすばやく対応できるプロジェクト・ベースが適しているからだ。

    ◇できる人の共通点は「ハングリーでリスクテーカー」
    ・彼らには共通点が3つある。
    ?人生はリスクをとるものと達観している、
    ?人が見ていようがいまいが、給料が上がろうが上がるまいが、自分のやりたいことをやる、
    ?常にハングリーで、強い欲求や願望がある。

    ◇「あなたの質問には、こういう前提で答えていいんですか?」と相手の質問を正確に理解したかどうかを確認したうえで「その場合、私はこういうふうに思います」と答えるタイプがよい

    ◇これから伸びる人
    ・将来の絵を頭に描けて、口でかたれて、それを聞いた人になるほどと思わせて資金を集めることができ、事業計画に落とし込んで実行まで持っていける、という能力がある人

    ◇英語をはじめとする語学の教育は、人間の本能に従って、赤ちゃんが言葉を覚える順番でやるべき(中略)「聞く→話す→書く→読む」

    ◇子供に苦労をさせたくない、という気持ちはわかる。だが「ハングリー」であるほうが、実は子供のためになることもあるのだ。(中略)親は子供に「お金」を使うのではなく、「時間」を使うべきである。

    ◇たいがいの会議は問題点や解決すべき目標が不明確だから、いつまで立っても結論が出ない。

    ◇プレゼン能力を高めるためには、とにかく論理的でわかりやすいサマリーを作る練習を繰り返さなければならない。(中略)プレゼントは、データに基づいてすべてを自分の頭で組み立て、トップが最後はどう意思決定すればよいのかということを、一言で言わなければならない。(中略)「私が考え抜いた結果はこれです」ときっぱりいえる訓練をとことん積んだ人間しか、トップから見て頼りにならないし、優れたトップになれないのだ。

    ◇3〜5年たった時に双方から感謝されるようなこと、双方がお互いにハッピーで「よかった」といえることしかやってはいけない

    ◇グーグルが登場して世界は一変した。暗記で詰め込むだけの勉強、答えがわかっていることを覚えるだけの勉強では価値が出てこない。

    ◇人員削減を進めていくと、跡から入ってきた新しい人が先に辞めて、コストの高い古い人だけが残る。平均年齢が高くなり、組織に活力がなくなる。だから、リストラをやればやるほど会社はおかしくなっていく。

  • 30代、40代のサラリーマンに向けた大前研一視点の
    熱いメッセージが書かれています。

    20代でも読みごたえあります。今から、IT、金融、語学に強くなろうと
    決心させて頂ける一冊です。

  • "新大陸"
    彼は、まさに今、
    あなたが見ているこの画面に拡がる新世界を、そう表現した。


    "見える人には見えるが、見えない人には全く見えない大陸"、と。
    いわゆる、WEB2.0、というやつだ。


    彼の論旨はたぶん、こう。
    その世界は、"サイバージャングル"であり、地図は無い。誰もが手探り。Googleが地図を最初に作り、食糧を牛耳る。食糧を牛耳るというよりは、食糧があるところを、誰よりも早く、莫大な情報として牛耳り、食糧を殖やすための水を引き込む。誰もが、Google世界に住む。ただ、そこに住むのは、人間の左脳だけ。即ち、世界のどこで買っても同じものは全て、Googleに支配される。そんなこんなな世界で生き残るにはどうしたらいいのか!


    題名が、サラリーマン「再起動」マニュアルだから、
    『こういうことをがんばれ』ということかと思いきや、『この次の世の中は(というより、今まさに進んでいる世の中は)、どうなるこうなる』ということを、彼の、怒涛のしゃべりで表現していた(本書のたぶん7割くらいを割いて)。
    ちなみに、この本を購入したのは、楽天オークションという、"その"P2Pの、新大陸。


    けど、あれだな、
    ショートカットとか、ブックマークとか、デジタルとか、無機質な言葉達が整理しようとしているのは、今のところ左脳で。地元密着とか、触り心地とか、店員の優しさとか、偶然手に取ったとか、感じが良かったとか、言葉では言い表せないとか、心とか感情とか、たぶんその右脳が整理されたらつまらん、とも思う。
    ただ、CRMとか顧客の属性とか、どれくらいの年齢層がどんなものを買うとか、日本人は納豆が好きとか、関西では薄味とか、文化の特徴とか顧客情報を握っていた企業が残っていくのは確かだな。もしくは、Googleみたいな巨人に買収されるな。


    つまり、俺の妄想癖はかなり飛躍するんだが、、結論的には、ハートを制するものは世界を制す、ってことか。いい意味でも悪い意味でも。
    顧客情報の次は、大脳生理学とか、心理学とか、マインドコントロールとか、いかに購買意欲を掻き立てるかとか、ですかね。


    これ、読まなくてもいいと思う。けど、読んでみてもおもしろいと思う。大前さんの本は年に1冊読んでもいいな、と思った。


    「やばいよ、やばいよ、やばいよ、どうやって儲けようか今後は、どうしようか考えようよ、30歳ぐらい以上のみんな!もたもたしてたら置いてかれるぞ!」っていう感じの本。 読んだ感覚を、右脳に訴えてるんだけど、、わかる??

  • イントロダクション 志のあるサラリーマンは、きつい仕事を厭わない―日本が“フリーズ”している今こそ、自分を向上させるチャンスだ

    第1章 現状認識 なぜ今「再起動」が必要か?
     "見えない大陸"=新しい経済が出現した
     旧大陸の側につくのか、新大陸を目指すのか ほか

    第2章 基礎編 「再起動」のための準備運動
     タイム・マネージメント――「時間がない」は禁句にせよ
     手帳の「3色管理」で仕事のムダをリストラする ほか

    第3章 実践編 「中年総合力」を身につける
     IBM「パソコン事業売却」が意味するもの
     「Do More Better(今までより良くする)」の限界 ほか

    第4章 事業分析編 “新大陸エクセレントカンパニー”の条件
     トルコの工場、フィリピンのコールセンターに学ぶ
     世の中の景色が違って見える3つの新大陸型企業 ほか

    第5章 メディア編 「ウェブ2・0」時代のシー・チェンジ
     ウェブ2.0時代は「放送」が「通信」の1部になる
     無限大に広がる「通信」のシー・チェンジ ほか

    エピローグ 新大陸の“メシの種”はここにある―ゆっくりと21世紀の世相と世界地図を眺めよう
     「健康な高齢者」を対象にした巨大マーケット
     1人暮らしの孤独を癒すビジネスも有望 ほか



    ・今の30代後半~40代は旧大陸の環境(=アナログ時代の古い経済社会)でビジネスの訓練を受けた人たちであり、新大陸の環境(=デジタル時代の新しい経済社会)で生き延びていくための訓練は受けていない

    ・新しいものを生み出していくためには、マンネリ化しやすいピラミッド型組織ではなく、変化に柔軟かつ素早く対応できるプロジェクト・ベースが適している

    ・時間のリストラ方法:

     「仕事の質・精度を落とす(必要のない会議には出ない等)」
     「他人にデリゲート(delegate=委譲)する」
     「アウトソーシングする」

    英語学習は「聞く」ことからスタートし、意味を考えずに「鳥のさえずり」のように聞いて真似をする

    ・お奨めのライフスタイル:「平日は通勤に便利な都心の賃貸に住み、週末は環境の良い郊外に買った一戸建てに住む」

    ・「お受験」のためにせっせと塾に通わせるよりも、子供と一緒にいる時間、考える時間をできるだけ増やしてコミュニケーションを密にし、勉強の大切さや興味を持つ分野を広げることの大切さを自覚するように導いていく

    ・プロジェクトの3パターンと求められる資質・顔ぶれ:

    「Do More Betterプロジェクト」(同じことや類似のことを良くする)
    「新規開発・新規事業プロジェクト」(新しいものを生み出す)
    「ブレークスループロジェクト」(起死回生のために極めて難しい問題を解決する)
     ⇒詳細は本書を

    ・「できない人」は、自分の仕事に関係のないテーマだと頭をブロックしてしまう(一方、得意分野だと饒舌になる)

    ・30代後半~40代の人は、自分の年齢プラスマイナス15歳の人を研究する

    ・発想力向上には、創造力や感性を司る右脳を刺激する


    たとえば、私がマッキンゼー時代に考案したプランニングのやり方は、新聞紙ほどの大きな企画用紙を横長に使い、その左下から書き始める、という方法だ。そうすると左目に一番近いので、右脳が刺激される。しかも、紙の左上と右側に大きな思考空間が広がるから、不思議と発想が豊かになるのだ。

    ・プレゼンを成功させるには、30ページの企画書からエッセンスを抽出して15行のサマリーにまとめ、ロジカルにわかりやすく説明する

    ・その際のポイントは、最初から企画に対する疑問点が3つ出てくるようにして、その答えとなる3つの理由を用... 続きを読む

  • 本棚が満杯なので廃棄する前に再読。
    購入当時は自分の勉強不足と経験不足のせいか何となく読んで終わりだったが、今読むと驚きの内容ばかりだった。
    2008年発売で現在は2017年であるにも関わらず、内容に古さを感じさせなかった。
    更にいくつも予想をしていたが今でもその通りに進行している話しがあった。
    当時しっかり読み込めていれば大いに役立ったのに、と大反省をした。

    ただし、英語力やビジネス力などを向上させるノウハウやテクニックはこの本では詳細は書かれていない。
    それらについては大前氏主催の学校で学ばねばならない様に上手くかわして書いてあった。
    そこはさすが。上手い。

    また、大前氏の著作は、新書はイマイチばかりだが、単行本には当たりが多いと感じた。

    ところでこの本も週刊誌の記事を寄せ集めて作っている。
    週刊誌で原稿料をもらい、この本でも印税が入る仕組みにも上手いと思う。

  • 「知の衰退」と似てるけど、さらに諸外国と比べても日本の中でも「ぬるま湯」のなかにいる自分を自覚した。鈍行で惰性で走っているのと大差ない。自己否定をして準備していかなければならない。

  • 今後の成長の種について知りたくて読書。

    英語・IT・金融の3つのスキルが必要。マッキンゼー出身の人が述べることが多い3大要素。

    いずれも足りない。継続に独力し続ける必要性を感じさせてくれた。
    組織で生み出す付加価値と個人で生み出す付加価値の大きさや影響力の差について考えた。

    3大要素の最後の金融は本書は世界の金融商品を学び、お金に動いてもらうことの重要性を訴えいる。おそらく日本にいるとほとんど情報が入ってこない分野の1つ。

    オフショアファンド、海外の投資信託、ランドバンキングなど日本ではあまり浸透していない投資や運用法であるが、しっかりとt比較して、分散させてリスク回避しつつ世界の平均成長である6%程度の運用利子を確保することが大切。

    思考停止に陥らず自分の頭で考え、行動し、成長していくことが自主防衛となる。

    著者の意見は強烈で、好き嫌いがあると思われる。将来、有料電話はなくなっていくやブルーレイディスクや映画などを見るための記録媒体は消滅していくなど鋭いマクロ視点は刺激になる。

    ミクロを見てマクロを見て、そして、もう一度ミクロへ戻る。

    読書時間:約1時間15分

  • ありがとうございます

  • 30代以上向け。説教臭くてちょっと。。。

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サラリーマン「再起動」マニュアルの作品紹介

日本が"フリーズ"している今こそ自分を磨くチャンスだ。「ビジネス新大陸」の"メシの種"はここにある。

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