狂気の左サイドバック: 日の丸サッカーはなぜ敗れたか

著者 : 一志治夫

• 小学館 (1994年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ozawako1さんの感想 · 2011年2月26日]

日の丸の重さを感じる本。日本中が期待と失意の両方のピークを感じたドーハの悲劇。あの時代、最も代替の効かないポジションは左サイドバックとされていた。幼い頃からワールドカップを夢み、そして最後には自らを壊しながらもそこを目指した左サイドバック都並選手を軸に物語は展開。戦わなかったと総括されたドイツ大会代表や自らの立身出世が第一のように見えるいまの代表とは一線を画したココロのあり様を感じてしまう。
大袈裟にいうと戦後教育は時代を経るにつれて、益々日本人をして日本国に対する愛情や責任を希薄にしている。まだ日本人が日本という国を愛し、誇りを持っていた頃の日本代表選手の話。

[サンキューサンチューさんの感想 · 2021年8月11日]

日本代表の左サイドバックといえば長友佑都が思い浮かぶ人が多いと思いますが、ドーハの悲劇を知っている私の世代が思い浮かぶのはやはり都並敏一です。小兵ですが体格の大きい外国人選手にあたり負けせず鋭いスライディングタックルそしてオーバーラップしてのセンタリング、アーリークロス。たまらなく好きな選手でした。だれよりもストイックでうちこむ姿勢が書かれていて途中泣いてしまいました。サッカーが好きな方は是非読んでほしい一冊です。

[c3po2008さんの感想 · 2020年3月31日]

2020/03/31 読了

[shigerunagaokaさんの感想 · 2013年10月17日]

出てすぐに読了！

[sugu21さんの感想 · 2013年6月10日]

【111】
2013.6.13読了