薩摩燃ゆ

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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093796309

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  • 薩摩を幕末の雄に押し上げた改革をし、財政再建、軍制改革、西郷や大久保などの若者下級武士のと用などに貢献した、調所笑左衛門が主人公の小説。地味だが面白かった。しかし幕府と藩内の政治的な権謀術数や、贋金づくり、サトウキビ栽培の農家の悲惨さなど、暗い面が多くあまりさわやかな話では無かった。ゆえに星三つ。

  • 広郷の島津重豪への忠義の話。

    重豪亡き後もその忠義(約束)を全うするため、傍から見れば、極悪非道な改革を推し進める。

    悲しいのはラスト。

著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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