- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093796842
作品紹介・あらすじ
『週刊ポスト』誌上で大好評連載中の歴史ノンフィクション『逆説の日本史』シリーズ第14巻。日本人の好きな「忠臣蔵」を取り上げ、その虚構と真実について考察。また、対朝外交について分析し、真の日韓友好を探る。
感想・レビュー・書評
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忠臣蔵伝説から、綱吉名君説、商業の発展、日韓、琉球関係まで。
読み応えがありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2019年3月7日、津BF
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忠臣蔵のデタラメ、徳川綱吉の名君ぶり、大阪商人、明や琉球との関係、朱子学の観点も踏まえて、江戸時代初期の歴史がよく分析されている。
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2013.6.15読了
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幕府が朱子学を国の学問に選んだことは、その支配を長らえさせると同時に、倒幕派誕生の種を内在する、諸刃の刃のような政策であった。
そのことが顕著に現れたのが、赤穂浪士事件であった。本来将来的な倒幕思想誕生を示唆するこの事件は、戯曲や小説の影響をうけて、真相とはかけ離れた状態のものが、真相としてかたられているのであった。
その他、琉球王国を巡る争いにみる、儒教の考え方などが興味深い。 -
朱子学と李王朝
琉球と明、秀吉、薩摩藩、徳川幕府 -
忠臣蔵の真実、そして綱吉暗君説の嘘、いろいろなことの本当のことが見えてとてもおもしろかった。
そもそも忠臣蔵も徳川綱吉もそんなによくわかってなかったということもあるけれども・・・
とにかく歴史的事実をしっかり見極める力というものは重要だということがわかりました。 -
5/6