ニャンコ、戦争へ

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著者 : 菊地秀行
制作 : 平松 尚樹 
  • 小学館 (2005年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093797368

ニャンコ、戦争への感想・レビュー・書評

  • 近未来、戦争が頻繁に行われている世の中。人間は自分たちの代わりにペットの猫を戦場へと送る。猫たちはそれを運命と受け止め、怪我をしても足がなくなっても、休息日には家族の待つ人間の家に帰ってくるのだ。そして休日が終わるとまた戦場へ…。
    菊地さんがこんな絵本を?と珍しく思い、図書館で読んで思わず泣いてしまいそうになった。自分たちが戦争に行きたくないから身代わりにペットを飼う。なんて酷い世の中!戦争を起こしているのは人間なのに。自分は行かないから、自分が傷つく訳じゃないから…じゃあ他の人や動物が傷付いても良いのか?
    一応家族であるペットが戦場に行くから可哀想だとは思う。自分たちは「仕方なく」ペットを戦場に送り出している。本当はそんな事したくない。じゃあ何故戦争なんてするの?何故反対できなかったの?
    様々な理由で自分を正当化してみても、結局自分たちには関係ないし、直接被害はないと思っているその無関心さ、想像力の低さが現代社会と重なって怖くなった。
    大人も子供も読んでみる価値あるかもです。

  •  戦争はいけない、と人は言う。
     人間の命は何よりも大切で、それがたくさん失われるから、戦争はいけない、と人は言う。
     じゃあ、人間が死ななかったら、どうなんだろう?

     この作品はなんと人間の代わりに、猫が戦争に行ってもかまわないことになった、という驚きの設定。だから猫を自分の代わりに戦争に行かせようと、猫嫌いの人までペットショップに並ぶようになる。うおー、猫好きにはとても耐えがたい光景だなあ。
     猫がどうやって戦っているんだとか細かい事は気にしちゃいかん。だが主人公の家のニャンコは、戦争で片目と後ろ脚を失って帰って来た。人間がする戦争と変らず、過酷で熾烈な戦闘が繰り広げられているようだ。

     戦争をはじめるのは人間で、はじめるからには人間のために戦争をしているはずだ。それなのに、誰も自分では戦争には行きたくないらしい。代わりに猫が傷つき、死んでいくのだ。うおおおおひどい。

     じゃあ、なんで戦争なんかやっているんだろうね……。

  • 子供も大人も、人種を問わず読んで欲しい本です。
    戦争、動物虐待・・・こんな未来が絶対に来ないためにも、忘れたらいけないことがこの本には書かれています。

  • 人間が、人を戦場に送る代わりに猫を派兵させようと決定した。
    その戦場へ、何も言わずに戦いに行く1匹の猫とある家族のお話。

  • 言われ尽くしてきたことかもしれないが、この著者が猫の絵本を書いたのか、というところでつい二度見してしまう。かわいらしい表紙に騙されちゃいけない。実はつい騙されて猫型に撃ちぬかれてしまったクチである。「戦争」の話なのだこれは、まぎれもなく。それもイタすぎる代理戦争なのだ。猫好きには向くのか不向きなのかはまったくわからない。子どもにはキツいかもしれない。結論やあらすじを求めるより、ディテールがリアルで泣ける。こんな作品みたことない。それでも読んで、よかったんだろう。忘れ難いものを読んだ気がする。

  • 家の・・・家族のニャンコが戦争に行く。それも、人間の代わりに。戦場から帰るたびに身体は傷が増え肢体を失くしていく。それでも、ニャンコはまた戦場へ行く。猫は自由なもの・・・こっそり逃がしてやろうとするけど、ニャンコは『キミの言うとおり、自由に生きる。誰にも邪魔はさせない。だから、戦場へ行くよ』ニャンコは帰ってこない。砲弾の直撃を受けて、ヒゲ一本戻ってこなかった。って!菊池 秀行の絵本って聞いてたから、どんなもんかと思って読みましたが、号泣です。深いです、深すぎます。猫好きには、感動200%増しです。

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ニャンコ、戦争へはこんな本です

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