希望ヶ丘の人びと

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著者 : 重松清
  • 小学館 (2009年1月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (522ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093797979

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希望ヶ丘の人びとの感想・レビュー・書評

  • 子供のもしもは前向きだ。もしも空が飛べたら。もしも頭が良かったら。もしもは将来へと向かっていく。大人のもしもは後ろ向きだ。もしもあのときああすれば。過去へと向かっていく。
    さり気ない一言の中に、大切な言葉が混ざっている。今は、そういう言葉たちを蓄積させるとき。でもやっぱり、使わないと練磨されないのだよなぁ。
    あ、本は重松清色がふんだんで、僕は好きです。

  • 面白かった!!

    ザ・重松清ワールド。
    上下巻、厚さを感じさせず一気に読めます。

    登場人物がとても自然に個性があって、
    本当に心から嫌な奴がいなくて気持ちいい。
    ショボが思った以上にいい味をだしてました。

    大人になった「もしも」は過去に向いているけれど、
    子供の「もしも」はいつも未来に向いている。

    すてきーーー!

  • 面白かった。
    丁寧に人間模様が描かれ、それぞれに魅力がある。
    素敵な終わり方だった。

  • 難しい年頃の子どもをもつ、中年オヤジのお話。

    ちょっとした事件はあるけど、ニュータウンでのありきたりな平凡な毎日をこんなに丁寧に描いてる人って、重松氏しか居ないよね。
    どう考えたってつまらない内容なはずなんだけど、こんなに哀愁漂う中年オヤジの話がどうなるか気になってしょうがない。

    ここで内容を要約しても、陳腐にしか捉えられないだろうからなぁ…
    とにかく読んでみてほしい。


    重松氏の本を読むときは、10年早く生まれてれば…と毎回思う。
    世代が若干違うから。
    もっともっと物語に入り込めると思う。

  • 最初11ページまででもう涙腺ゆるんだ。前途多難。

    2012.1.20読了。
    年齢とか家庭環境とか住環境とか、身にしみすぎ。
    そうそう、多様性が人間を育むとは思うんだけど、自分でも気がつかないうちに「マイナス」としてはじいちゃってる部分があるかもなあ…。

  • この厚さ、ボリュームをさらっと読ませるあたりさすが。重松作品はいつも身近というか、どこにでもありそうな人間模様を描いているというか、とにかく自然。「子供の『もしも』は未来に向いてる。おとなの『もしも』は過去にしか向かわない」ぐっときた。

  • エーちゃんのようにかっこよく生きようという話。

  • WOWOWのドラマを見てから読むことになった。ドラマはこの長い話をはしょって、追加して、まあうまくまとめてるもんだと改めて思った。ただ、基本的にこの原作もドラマも残念ながら私の好みではなかった。最大のポイントは主人公に同調できないんだよなあ・・・

  • WOWOWでドラマ化するというので読んでみようと思ったが、中々面白くならないので飛ばし読み。この作家の作品は、あざといものが多く、好きになれない。

  • 亡き妻の故郷、希望が丘に引っ越してきた親子。
    妻の中学時代の思い出に触れながら、希望が丘の人びととの交流が始まる

  • 2016.5.28

    毎日いろんなことに追われて小説を読む気力がなくなってました。ふと手にした重松さん。久しぶりに読んでみました。

    重松さんは勝手に、「中年」のゆらぎが得意なひと、というイメージがあります。あとは「中学生」とか。家族にとって大切な、お母さんが亡くなったあと、苦しんだりもがいたりしながら日々を過ごす家族。
    昔からの友達、優しさのない正しさ、リンチとケンカは違うもので、卑怯なものが正しさやうまさととられていることに対するもどかしさ。
    自分がとしをとってきて、共感したりうなづいたり、羨ましかったり僻んだりする部分が変わってきてるのかなという印象はありました。

    全体的には物語らしい物語、という印象でした。
    気持ちがすさんだら、また読むのもいいかもしれません。

  • 重松清さんの本らしいやさしさで溢れた本でした。
    「子どものもしもは前向き。大人のもしもは後ろ向き」心に刺さりました。いろいろな経験を重ねると臆病になってしまいますね。
    登場人物のキャラクターがみんなとてもよかったです。中でもエーちゃんが登場してくると面白さが増してきました。

    たくさんの大切な言葉がつまっていました。
    思春期の子供をもつ悩める親に読んでもらいたいです。

  • 「エイジ」「ステップ」に続き、重松清さんの作品を読むのは僕にとって3作目になります。冒頭で母親を亡くした家族の話と知ったときは「ステップ」と同じかと思いましたが「ステップ」は娘とその義理の父親母親との繋がりのお話に対し「希望が丘の人々」は家族と希望が丘にゆかりのある人たちとの繋がりを描いたお話でした。
    チクリ宮島、フーセン、ショボ、マリアなど個性溢れる登場人物ばかりでしたけど一番魅力的だったのはエーちゃんでしょう。授業参観に乗り込んだシーンはエーちゃんが主人公か?ってぐらい存在感を放っていました。
    「希望」をテーマにしたお話なので落ち込んだとににオススメです。

  • 重松ワールド全開!!いとしのヒナゴンと同じようなテイストかな。モンスターペアレンツとかあじめとかあったからもっと暗い話かと思ったけど、そんなこともなく、
    サクサクと楽しく読ませていただきました。
    団塊ジュニア世代なら共感できることが盛りだくさん。ヤンキーだけどただのヤンキーじゃない人間的な器が大きい孤高のヤンキーというヒーロー。そのヤンキーと優等生の恋。
    その孤高のヤンキーは、おっさんになってもカッコいいヤンキーで色々な揉め事をそのオーラで解決!
    私たちの世代は優等生もヤンキーすきなんです。
    私たち世代のヤンキー像はカッコいいんです(笑)
    楽しく読ませていただきましたが、
    まあ、ちょっと軽いので読み終えたあとの満足感はあまりなかったですがw

  • 偶然が重なってできた物語は先が読めてしまうから面白くない
    ただ作家の理想というのは的確で共感できるmlにが多々あった
    まあだとしても面白くない
    主人公のキャラが弱すぎる

  • 妻をがんでなくし、小学校5年生の長男と中学3年の長女と、妻の故郷、希望ヶ丘にやってきた男。

    学習塾をおこし、不安を抱えながらも希望をもって住んでみると、希望ヶ丘は排他的な「違うものを排除する傾向にある街」だった。

    妻の同級生だったフーセンさん、フーセンの旦那さん、チクリの宮嶋、クレーマーの宮嶋母、エーちゃん…。魅力的な人がたくさんいます。

    とにかくエーちゃんがかっこよくてしびれました。
    いくら禿げようが中年のおじさんになろうが、子供のためなら根性あるところを見せる、その生きざまがかっこいい。

    後半の吉田先生のくだりは本気で腹が立ちました。
    彼が間違っていないことは私にもわかる。でも作中で言われているように「優しくない」んだ。

    あんな大人にはなりたくないと思いつつ、優しい人になりたいと思った。

  • 面白かったが、リアリティーがやや乏しく、読んでいてシラけるシーンもあった。

  • かなり分厚く読むの大変かな?と思ったけどすいすいと読めちゃう。相変わらずの優しくて暖かい重松節が心にしみたなぁ。
    重松さんの話によくある、母親が亡くなってしまって父親だけで子供を育てる家族が主役なんだけど、やっぱり優しい。今回はちょっと弱気なお父さんかな?と思ったけど、決めるとこは決めるかっこよさと、なにより彼らをとりまく希望ヶ丘の人々が素敵。
    マイナスの人には優しくない街かもしれないけど、マリアやショボのような真っ直ぐな人を育てるエーちゃんみたいなかっこいい大人がいれば全部変わるんだよね。
    亮太よ美嘉がいるし、美嘉にはお父さんもエーちゃんたちもいる。泰斗にもみんないる、みんなきっと幸せな希望を見つけることができるんだろうな。
    最後の圭子さんのことを話すお父さんにぐっときたし、陰ながらお母さんのお墓参りにくる子供たち!なんて健気なの!圭子さんも幸せだったよ、間違いなく!

  • 首都圏のどこか海の近くの、かつては小奇麗な新興住宅地だった希望ヶ丘に住まう、様々な家がそれぞれの家族を思い戦い守る話。私も以前希望ヶ丘という町に住んでいたことがある。そうでなければ読み始めなかったかもしれない。しかしこれが意外と面白かった。かなり分厚い本だが、だれることなく一気に読んでしまった。爽やかな読書感で中学生くらいの子供が読んでもいいかもしれない。もっとも小説の世代観は今40代の人がど真ん中なのであるが・・・

  • 「とんび」でやられてまた読んでしまった。そして、また やられた。一途なオッさん達がすごくイイ。男ってなんでこうもアホにできているんだろ。年代も近いから思い出し笑いが満載だった。夢の中で急に初恋の人が出たことを思い出した。今はどうしているかもわからないけど、その日はなんだかドキドキしてたな。幸せでいてほしいと思う。

  • 泣けた!
    真ん中あたりまで、だらだらとした話で、どういうストーリーなんだろうって思いながら読んでいたけど、過ぎたあたりからどんどん盛り上がって、最後泣けました。
    途中まで「チクリさん」にイライラしちゃいました。
    日本って「同じ」じゃないとはじかれるんだなぁって、今もそうなんだろうなって怖くなりました。
    なぜずっと変わらないんだろう?

  • イキイキとしたキャラで元気と涙が出た。

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