日本人の知らないユダヤ人

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 76
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093798068

作品紹介・あらすじ

「だから、私はユダヤ人になりました」5年間に及んだ宗教指導者による口頭審査、土葬の決意、割礼の激痛。60歳で改宗した日本人国際弁護士が明かすユダヤの教え、感嘆の衣・食・住・性-。

感想・レビュー・書評

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  • 日本人でもユダヤ人になることができて、ユダヤ人になればイスラエル国籍を取得することができる。

    欧米ではいろいろな階層にユダヤ人がいて、なんとなく雰囲気でわかる物らしいが、多くの日本人にとってユダヤ人とはどのような人々なのかと言うことはよくわからないと思う。

    そのユダヤ人について、日本人からユダヤ教徒に改宗してユダヤ人になった著者が、その切っ掛けから改宗してユダヤ人になるまで、そしてユダヤ人はどのような人々なのかを、日本人という背景をもちながら、国際的な視点から語っているのでとてもわかりやすい。

  • ユダヤ人を知る入門書としてちょうど良い。
    国際弁護士として働く著者が自らユダヤ教に改宗し、ユダヤ人との多くの交流体験に基づいて書かれているので話が面白く内容も信頼できます。
    ユダヤ教の教えの中には合理的なところや精神面を豊かにする教えもあり、納得させられ、興味を持つ部分が多くあった。
    ただ、最初から最後までユダヤ人はこんなに凄い、彼らは天才、それに比べて日本人は、、、
    という論調で構成されていて、誇張し過ぎの面もあります。
    それでも国際社会、ユダヤ人コミュニティ、エリート社会に入り込んでいる数少ない日本人の著書として読む価値はあるでしょう。

  • 60歳でユダヤ教に改宗した日本人国際弁護士が、等身大のユダヤ人の姿を紹介する。5年間に及んだ宗教指導者による口頭審査。土葬の決意。割礼の激痛…。厳しい改宗への道のりを交えながら、ユダヤの教えや衣・食・住の特徴等について明かす。

  • ユダヤ人とは「ユダヤ教への改宗者、または改宗者である女性から生まれた者」だそうで、50歳を過ぎてユダヤ教への改宗を決意し、ユダヤ人となった国際弁護士が語る、宗教指導者との一問一答、ユダヤ教の戒律、衣・食・住の日常生活を通して、ユダヤ人を知る一冊であるとともに、日本人の生き方、宗教観を問う。 割礼など生々しい話もある。

  • イスラエルにはまった(?)職場の上司に渡されました。

    ちなみに、これを友人との待ち合わせ時間までの暇つぶしに読んでいたら
    到着した友人から、
    カルト宗教に入信した人に対するような目で見られて
    「ええ、大丈夫・・・?」
    って言われました。

    そんな感じなのか・・・?

    内容は、
    石角氏がユダヤ教への改宗を志すところから始まり、
    改宗の手続き、
    改宗後の心身の状態
    なんかを述べています。
    石角氏はおおきな仕事をこなしてきた弁護士で、
    すっきり順序良く頭に入ってくる文章はさすがだなあと思いました。

    終始ユダヤ教の大絶賛ですが
    あまりに絶賛しすぎて 手放しで頷けないです。
    第一、食べ物が制限される文化っていうのは無理だなあ 笑

    自律 前進
    こういうのを 何かに拠らなくとも実践できる人間になりたいです。

  • 60歳でユダヤ人に改宗した日本人の書いた本です。先に著者の「ユダヤ人の成功哲学・タルムード金言集」を読んだのですが、あまりかぶっている内容がなくてほっとしています。

    興味を持ったきっかけ、改宗までのラバイとの対話や試験、その後の生活の影響(とくに食事制限や安息日などについて)が書かれていますが、やはりユダヤ教の信念というところが大きく書かれてます。

    全体を読んで、腑に落ちるところが多いです。もっと合理的によりよく生きるための知恵が宗教という形になったというだけで、盲目的に神に祈る宗教ではないということ、自らも勤勉が義務であるとこが書かれており、とても印象深かったです。

  • 石角完爾/著
    5年間に及んだ宗教指導者による口頭審査、土葬の決意、割礼の激痛…。60歳で改宗した日本人国際弁護士が明かす、ユダヤの教え、感嘆の衣・食・住・性とは。等身大のユダヤ人の姿を紹介する1冊。

  • ■マインド
    ①生まれてきてから得たものに執着してはならない。失うことを恐れると、病気をやっつける免疫力に一番悪いストレスを受ける。人生を頑張ることは大切だけれども、どうにもならないことは、やり過ごすべきなんだ。
    ②物事を徹底的に疑う。ユダヤ教は「問い続けること」を宗教の特徴とする。
    ③善は悪を退治することはできない、なぜなら同一の人物の中に存在するから。
    ④自分を卑下してはならない。向上心と克己心を失うことになる。
    ⑤見ず知らずのものをぞんざいに扱ってはならない。
    ⑥質問しなければ世界をしることはできない。千を聞いて百をしる。
    ⑦競争する日本的努力、競争しない状況を作るユダヤ的努力。
    ⑧何事も疑う。あきらめない。現実をしっかりに認識する。変わったこに好奇心をむける。リスクを分析し、常に別の選択肢を設ける。
    ⑨異質さを取り入れる国は発展してきた。

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