安心したがる人々

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著者 : 曽野綾子
  • 小学館 (2010年8月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093798174

安心したがる人々の感想・レビュー・書評

  • 冒頭の文章
    『私は年を取ってきたので、最近は日本の将来を憂う気持ちが次第になくなってきた。努力をしなかった当人が困るより仕方がないではないか、と突き放した見方をするようになったのである。』
    に惹かれて読みました。

    その章のタイトルは『不幸を楽しめない日本人』
    そして1話目は『お子さまの時代』というタイトル。
    環境問題を通して、オリンピックを通して、ニート・フリーターを通して、いかにこの国が幼いかという事が書かれている。
    第2章は『偉い方々の可笑しな発想』として、この本が書かれた当時の鳩山政権、事業仕訳等についてご自身の意見が書かれている。
    3章は『衣食住から見えてくる真実』
    第4章は『世界の現実から日本を思う』

    曽野綾子さんの国際人としての視点で、分かりやすく知的な文章で書かれています。
    自分自身を含めて今この国はどんどん幼児化していると感じている私。
    根本的には共感できる事が多い内容でした。
    特に、ニートに対する国の処遇や子供手当についての考え方など。

    何故そう思うのか?そういう考え方なのか?
    という事をちゃんと数字で示し、だからこうだ、こう思うと書かれている。
    と言っても、ただ日本をこきおろしているだけの本ではありません。
    アメリカの貧しい食生活、貧困国の働かない男たちの話など、日本の良さを見直す事もできる内容でした。
    それに対して、そうだな・・・と思う事あり、私は違う考えだと思う事あり。
    こういった本は、自分以外の人がどんな考えなのか知り、新しい見解が開ける事もあるし、自分は異なった考えだと、自分の頭で考える、又は意見をもつという意味でも価値のあるものだと思います。

  • 日頃正論として語られてるけど、
    なんかモヤっとするなーと思っている事がズバズバ指摘されていて、
    思わず傾倒してしまう。
    「皆と逆方向に進めば必ず生き残る道は残っているものである」
    という感覚さえ理解されないことが普段多い。

  • 「昔はよかった」みたいな懐古主義?と思わされた。

  • 自分が普段知らない世界のことを知ることができた。

    そういう視点もあるのだと思える。

    自分自身の考え方とは相容れない部分もあるが。

  • iphoneで産経新聞を読んでて、そこに載ってるコラムを楽しみにしてる。その意見に賛成できることもあればわたしはそうは思わないって事もあるけれど、でも言ってる事はとてもまっとうだと思う。

    彼女は大雑把な区分けをすれば「おばあさん」だ。おばあさんのイメージは「無知」「無理解」「無感動」「無理解」無のオンパレードだ。
    けれど彼女は違う、とても行動力がありとても柔軟な思考を持っている。

    ひとつ大きな勘違いをしていた。
    「氷点」はあまり好きじゃないけどエッセイは好きだなぁと思っていたのだ。氷点は三浦綾子でこっちは曽野綾子。夫が三浦朱門だからごっちゃになってたらしい。

  • 雑誌に掲載されたコラムをまとめたもの。

    「世の中に安心して暮らせる日はない」と断言する曽野さんの意見に、むしろ安心してしまいます。
    この手の厳しい正論を嫌う人は少なくないのでしょうが、現実はきれい事だけで語れるものではないし、理想だけで世間を見れば不公平感を募らすだけ。
    いろいろと考えて、しっかりと働いて、もっと広く学ばなければな、と思いました。

  • 曽野さんは軸がぶれないので安心して読めます。
    自分の軸を確認しながら読みます。

  • 安心して暮らせる世の中などない。
    そりゃわかってますけど、それでも安心したいのは人情ってもんです。
    相変わらず厳しいわ。
    でも怠ける自分を肯定もできる。そして安心させてくれるんですよ。

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