アメリカに潰された政治家たち

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著者 : 孫崎享
  • 小学館 (2012年9月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093798365

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アメリカに潰された政治家たちの感想・レビュー・書評

  • 原発反対の官邸デモと60年安保のデモの中身の違いから出発し、実は、アメリカが裏で暗躍したことを解き明かす。

    そして、アメリカに潰された対米自主路線の日本の政治家たち。

    CIAの巧妙な情報戦略に乗せられ、自主路線を潰してしまう、馬鹿なマスゴミ。

    明らかにされた外交文書をするどく読み解く著者。

    特別鼎談(孫崎享、長谷川幸洋、高橋洋一)も痛快でした(笑)。

  • テレビなどで孫崎氏が話題になっていたので、読んでみた本。

    アメリカにとって、中国問題は「虎の尾」である。
    という軸にたち、根拠を説明している。
    岸信介、田中角栄、小沢一郎、鳩山由紀夫など「対米自主路線」の政治家を例に、
    具体的な事例を述べている。
    CIAなどアメリカ諜報機関の暗躍と、
    「自主路線」をかかげた政治家、官僚がどう潰されたのか、
    事実の前後関係から考えると、孫崎氏の理論には信憑性がある。

    もはや日米の主従関係は、修正のきかないところまできているということだろう。
    この本は、2012年秋ごろ出版されたため、
    総選挙と安倍政権については網羅されていないが、
    第一期安倍政権は中国重視の政策をとったために短命の政権で終わり、
    第二期安倍政権のこのところの追い風は、
    中国重視をやめ、「対米自主路線」に舵を切ったためとも考えられる。
    TPPなどでアメリカの言いなり政策で日本が崩壊する危険性がある。


    孫崎氏は、我々の世論が軌道修正が可能な唯一の方法であると述べている。
    まずはみなさんにもこの本を読み、事実を知ることを強くお勧めしたい。
    そのうえで、個人個人が正しい判断をしていかなければならないと思った。

  • 戦後の日本の政治家たち、その分類として対米追随派と自主独立派に分かれる政治家たちだ。
    敗戦で、日本は今もアメリカに事実上占領されたままだ、それは不平等なアメリカとの条約などによって戦後も続いている。
    それは、対米追随のポチ政治家たちが日本の国益ではなくアメリカの国益を考えてすすめた政策の成果と言ってもいいだろう。
    日本の自主独立を進めた政治家たちはことごとく、アメリカとアメリカきの手先であるメディアや官僚に潰されてきた歴史がある。
    最近では小沢一郎氏や鳩山由紀夫氏もアメリカの意向に沿わない政治家であり、アメリカの軍隊の日本駐留や対米だけでなくアジアやロシアに向けた外交拡大というアメリカの意向に沿わない虎の尾を踏んだ政治家たちである。
    菅や野田、そしてこの本が発行されたあとに政権を取った安倍首相などは完全な対米追随の政治家で、またしてもTPPへ参加やアメリカのオスプレイ配備、沖縄辺野古への基地移設などアメリカの思い通りに動く政治家たちによってこの国がまたおかしな方向へ進みつつある。
    孫崎氏はその中でも官邸前の国民一人ひとりの自発的なデモなどが拡大すれば政治を変えていくことが出来るのではないかと本書で期待されている。
    誰が日本の自主独立に国民に目を向けた政党政治家なのかを私たちがしっかりと見極め、選挙で選び、ものを言わないとこの国はアメリカの思いのままの都合のいい占領地になるだろう。

  • 日本の出来事において、自分が考えていた以上にアメリカが噛んでいると感じた。全てをそのまま鵜呑みにするつもりはないが、日本で起きる出来事について、今後はアメリカの存在をもっと強く意識すべきだと思った。

  • 昔からよく言われているアメリカ陰謀史観の焼き直しで、特に目新しいところは感じない。田中角栄のロッキード事件はアメリカ諜報機関のリークであったとは、事実かどうかはともかく、よく言われてきたことである。まぁ、竹下登(リクルート事件)、梶山静六のあたりが新奇かもしれない。ただ、中国、ソビエトの日本共産党等への支援の問題にも切り込んでこそ、バランスが取れていると思う(例えば金丸信なんてのはどうなんだろうか)が、本書では書かれていない。

  • 岸信介のすごさを明快に記しているところがなんといっても出色。3年振りに読んで発見したのは今の安倍首相が岸のことをいかにわかっていないのかってこと。草葉の陰から、孫の不出来を嘆いていることだろう。

  • 著者は「戦後史の正体」を書いた方。その本にも少し書かれてはいたが、日本の対米自主派の政治家たちがどのようにアメリカによって貶められるのかが判る。著者は外務省の国際情報局長や各国大使や防衛大学教授などを歴任しており、信憑性は抜群である。それら真の愛国政治家として鳩山一郎、重光葵、岸信介、田中角栄、小沢一郎などが挙げられており、いずれも不可解な事象により政治家として困難な状況となってしまった。そこに共通するのはアジアを分裂させることに腐心するアメリカの姿だ。アジアが纏まって最も困難な状況に陥るのはアメリカだ。アジアで日本・中国・韓国という中心メンバーをいがみ合わせる事こそアメリカの国益となる訳だから、これらの友好を推進しようとする政治家を、アメリカは徹底的に潰しにかかる。そのことを知らずして、消費税増税に賛成してしまう日本国民は純朴かもしれないが愚かである。政府は上手く国民を騙せたと笑っているだろう。

  • この本では日本の総理をアメリカの言いなりの対米追随型と、アメリカから距離をおき真の独立を目指す独自路線型に分類し、独自路線をとった政治家はアメリカによって陥れられ潰されるのではないかと推測している。 昭和の切れ者政治家の岸信介や田中角栄など有能でカリスマの政治家も、アメリカの「虎の尾」である在日米軍の縮小と日中友好の制作をとろうとしたため政治生命を絶たれたというのである。 この本を読んで、もし著者の推測が本当だとしたらアメリカという国はとんでもない悪い国だと思うが、かといって中国と組むのもどうかと思う。

  • 岸は戦後直後に米ソの対立が深まれば、アメリカは日本を利用するために自分の力を借りに来るだろうと正確に予測していた。さすが昭和の妖怪だ。
    田中角栄がニクソン(アメリカ)よりも先に中国と国交回復したことがニクソンを怒らせた。
    戦後の日本で長期政権になったのは吉田、池田、中曽根、小泉でこの4人とも極端な対米追随路線。

  • ・アカデミック、あるいは硬めな本ではない(?)からなのかもしれないけど、根拠や出典などが弱い感じはした。アメリカの工作以外にも、他の要因もあるんじゃ?と思う点もあった。例えば、鳩山氏が政権を降りなければならなくなったのは、経済政策が失策続きだったというのも理由だった気がするのだけど・・・。
    ・上記の点はあるものの、アメリカがどう動いてきたか、以前から薄々感じていたことが「やっぱりな」という思いに変わりました。
    ・60年安保で岸政権が倒れてしまったりと、民衆が正しい情報をもっていなかったり、産業界等利権者が資金的に援助するということは、日本だけでなく、世界中で起きている。なので、知れば知る程、やるせない気分になってくる・・・。メディアで報道される上辺だけの情報を、人は信じるし、なかなかなかなか身近に感じないから、知らないうちに時分に不都合な世の中になってた、ってことなんでしょう。

  • 【コメント】
    反米プロパガンダの本。
    「孫崎氏の主張が知りたい」のなら有益かもしれない。が、
    この本にでてくる話題(日米安保、経済、竹島・尖閣・北方領土、
    原発再稼働…など)に自分の意見をもたない人が読むのは
    オススメしない。いらぬ偏見を植え付けられ毒になる。

    政治の視点は、反米か親米ではなく、国益に沿うかどうかが
    問題だ。この本では、「反米の立場の人がよい政治家」のような
    誤った見立てで話をすすめている。
    (自分からみれば、この本に反米派として紹介された
    鳩山由紀夫や小沢一郎はそうとう問題がある。)

    ***
    この本は、まず反米が国益に沿うという印象操作をしたあと、
    米国がからんでいる尖閣・原発再稼働・オスプレイなどの話題で、
    瑣末なところを大きく取り上げ、その背後に大きな問題には全く
    触れずに、日本を危うくするような政策をまことしやかに訴えて
    いる。中国の脅威は無視していいのか?孫崎氏は福島の放射能
    被害を正しく評価をしているのか?オスプレイに対する国民感情
    は新聞によって偏向されたものではないのか?
    とおかしなところが多い。

    【内容】
    戦後の対米路線をとってアメリカに潰された(と著者が主張する)
    政治家たちについて、それがどのようなものであったのかを
    解説した本。

  • 日本の政治家がアメリカの意に沿わない行動に出たとき、必ずその政治家は何らかのトラブルに巻き込まれて、政治的に抹殺されていく。
    それは、戦後すぐGHQの時代ではない。
    大政治家(だったと思う)田中角栄の晩年、そしていまもバッシングが続く小沢一郎。
    日本は独立国家なのか、それともアメリカの属国でその支配下にあるのか?

  • 「戦後史の正体」とかなりダブっているので、「戦後史の正体」を読んだ人は読まなくても良いのではないかと思います。
    戦後の日本の政治家たち、その分類として対米追随派と自主独立派に分かれ、自主独立派は、米国からの圧力や陰謀等で潰されてきたというお話。

  • 自分の政治家観とはまったく違って驚き。恐ろしいね。

  • 日本の戦後政治は、アメリカ政府に牛耳られ、大物政治家が潰されてきた!というタブーに触れた一冊。全てが真実とは思えませんが、岸信介の立ち位置については納得させられました。

  • 実にこじつけっぽいのだが、アメリカに楯ついた政治家はことごとく潰されてきたという内容の本。

    『戦後史の正体』とだぶりがある(筆者もそう言っている)ので、目新しさはない。

  • 戦後の日本の政治をアメリカの「虎の尾」を軸に書いてる。一面的な見方のように見えるけど、それなりに説得力があると個人的には思う。中国や韓国への反発ばかり取り上げる昨今、アメリカ嫌いの自分にはストンと落ちる一冊だった。

  • 戦後政治史のタブーに挑む

    CIAの工作の傑作、戦後の日本

    六十年安保闘争は岸政権打倒と、その後の対米追随路線への道筋を決定づけることに利用された。

  • 似たような話はほかでも読んだことがあるし、事実を多く含んでいると思うけれど、憶測や推測での話が多すぎ。ウズベキスタンやイランで大使をした経験からくるのだと思われる、アメリカに対する嫌悪感がにじみ出ている。日本のほとんどの首相の進退がアメリカの陰謀でコントロールされているというのも、ノイローゼではないのかな?それとも僕が能天気なだけ?政治家に対する独特の評価基準も納得がゆかない。「日本の領土問題」も読んだけれど、読後感がともによろしくなかったです。

  • 田中角栄 日中国交回復をアメリカの頭ごなしにしたことで虎の尾を踏んだ 資源外交ではない

    東京地検特捜のルーツ 隠匿退蔵物資事件捜査部 CIAと関連

    TPP ISD条項 投資家保護条項 投資家が不利益を被ったと認識した場合、受けた損害について、投資先国政府に対し賠償を求めることができる 投資紛争国債解決国際センター 公共の利益は考慮されない

    霞が関ではアメリカのいうことをきく官僚が出世していく
    新聞論説委員は財務省のポチ

    政治家に求めるもの
    修羅場から逃げないこと、若い候補であること、国民が求めている消費税増税反対、原発再稼働反対、TPP反対を断固やるという姿勢

    森ゆうこ議員あたりを首相候補に掲げれば、国民的な風がふく可能性がある

  • 「戦後史の正体」の焼き直し~60年安保とは何だったのか? 岸は親米派だと思われているが実際は違う。佐藤は繊維違約で嫌われ,田中は中国接近,橋本龍太郎は戦った。小沢も。鳩山一郎・石橋湛山・重光葵・芦田均・岸信介・佐藤栄作・田中角栄・竹下登・梶山静六・橋本龍太郎・小沢一郎・鳩山由紀夫~講演会に行ったけど,話し下手の印象。書いたものを読んでいるだけで充分だが,同じ事を繰り返し書かれても困る

  • 本当の歴史は後になってわかる!---これでは現代の今の状況が分からなくて判断の仕様がない!
    政府・マスコミの本当のことを伝えない状況。
    アメリカの戦略・陰謀??
    アメリカのいいなりになるしかないのか!!
    中国の属国になるのかアメリカの属国になるのか
    第三の道は日本にはないのか???
    日本の生きる道、進むべき道は・・・

  • 田中角栄は巷間言われているように確かにそうかと思う。
    他の政治家についても言われてみればそうかと思う。
    石橋湛山や佐藤栄作、梶山静六はどうかと思う。
    確かに共産国などで国民を扇動して独裁者を引き摺り下ろす裏には
    アメリカの影がちらつくといった信憑性のある話もある。
    信じるか信じないかはあなた次第です的要素もあるようなないような。

  • 竹島、尖閣諸島、北方領土、全てアメリカの仕込み…
    霞が関の役人、政治家がアメリカの言いなり…
    アメリカの都合のいい様に情報操作する新聞やテレビ…
    日本ってアメリカの属国なんですね。
    だめだこりゃ。

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アメリカに潰された政治家たちの作品紹介

岸信介、田中角栄、小沢一郎-日本の自主自立を目指した政治家たちは、なぜ、どのようにして潰されたのか。戦後政治史"最大のタブー"に挑み、この国の「かつてない危機」を明らかにする。

アメリカに潰された政治家たちはこんな本です

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