稼ぐ力: 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方

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著者 : 大前研一
  • 小学館 (2013年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093798471

稼ぐ力: 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方の感想・レビュー・書評

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  • さすがの大前節。勉強になります。

    会社の仕事には標準化できる「定型業務」と標準化できない「非定型業務」がある。サラリーマンは定型業務を優先する癖がある。

    本気で本社機能を改革するのであれば,今日会社が誕生したと想定し,ゼロベースで組織を作り直した方が早い。松下幸之助はいつも「スクラップ・アンド・ビルド」と言っていた。つまり部分的な改修や補修ではなく全部一度壊して最新の考え方で置き換えないといけない。

    平均点の仕事をしていたら仕事はなくなる。
    誰でもできる平均点の仕事をしていたら,劣化するのみ。平均点=昨日と同じ仕事。徐々に売り上げは下がっていく(=自分の評価も下がり落第点になる)。
    仕事というのは自分でみつけて,自分なりのやり方を加えていくものである。
    客からAと指示を受けたら,A+Bの結果を出す。ここでいうBが付加価値である。
    言われたことをやるだけでは成長できない。言われるまでサボる,自分で判断できない状態。

    他人にできないことをやるのが仕事であり,誰でもできることは作業である。

    仕事を依頼するときには仕上がりのクオリティや納期を具体的に示し,サービス・レベル・アグリーメントを合意しておく必要がある。日本企業ではこれがあいまいなことが多く,アウトプットではなく時間で管理することが主流である。

    CXM(Contract XXX management):
    研究開発,設計,製造,販売,サービスを全て自前で持つのではなく,他社に外注することで効率化する企業がある。
    例)製造管理契約,販売管理契約等々

    Shaper and Shaker
    過去の延長線上にない新しいものをShapeする。固定観念をShakeする。

    グローバルリーダーの共通点:
    一番最初によく人の話を聞き,実態を分析して正しい方向性を見つけるまでは謙虚そのもので全く先入観や偏見をもたずに取り組む。そして,改革案が出てきたら,強いリーダーシップで周囲を説得して断行する。このフェーズの切り替えは3か月でやることが重要で数年かけたら意味がない。

  • 今後は更にプロ意識を持って働かねば生き残れなくなってくる。稼ぎたいのであれば自己研鑽を怠らず努力すべき。しかしゆっくりとプライベートの時間を充実させることも大切。であれば高給は臨めない。二極化が進行していくとの分析をされている。今後の労働社会の変化を予想させる一冊であった。ただタイトルにある「稼ぐ力」の付け方はいまいち学習出来なかった。

  • 大前氏は多くの著書を出版されているので...その中の数冊は拝読したが、主張されている事は一貫しておられ、文面の歯切れも良い。なぜ、今のサラリーマン(特に40代後半〜50代)に「稼ぐ力」が無いのかを正確に的確に突いておられる。
    「稼ぐ力」とは余人をもって代え難いスキルと意欲のある人が持っている力。
    なんともわかりやすい...腹に落ちるフレーズだ。

  • 「稼ぐ力」が問われる時代。当たり前かと思っていたら、実はそうではないというのが日本企業。上司が言うこと、先輩がやってきたことをそのまま同じようにやれば給料がもらえるという、今の50歳前後の人達が持っている固定観念と自分はできるという妄想を打破すべし。その為には、語学、金融、ITという3つのスキル、当たり前になるViberなどのツール、様々な日本固有の技術自体がコモディティ化(アプリ化)しているトレンドを理解するアンテナ、グローバル化にともなったコミュニケーションスキルなど。ソフトとハードスキルをしっかり身につけることが大事だ。もう一つ新たな指摘だと思ったのは、日本のホワイトカラーは仕事の定義ができないということである。そもそも我々が20世紀型の場所と時間を縛るマネジメントを強いられている原因は、間接業務が曖昧でアウトソースできず、高給取りがみんなでこうした付加価値の低い作業をしているからで、会議なども「これは非常に難しい問題で」で始まり「軽々に結論付けられない」で終わってしまうことにある。例えば意味の無い会議が多いのも、何をすればいくらもらえるかということが非常に曖昧で、出来ない人は仕事をやっている風を装う必要があるという面白い状況にあるからだ。あまりにも意識が低いと、こうしたことさえ考えなくなるだろうね。若い時には一生懸命走ることで上司の仕事の分担をしているイメージだが、これが仕事の定義として付加価値に焦点が当たり始めると、とたんに付加価値が無くなる。スキルを使って、新しい事や進んだ何かを探さなくてはならない。大前氏は、日に500本以上のニュースをインプットして、それがどんな意味を持つのか考えることに時間を割く。ニュースを追うことでトレンドも理解できているし、そこから何が起きるのか、原因は何なのか等をまっすぐに持っていて、特に大きく数字でしっかり頭に入っているのは凄いと思う。自身が持つ考え方に、大きな変化をもたらした人だ。

  • 個人で稼げる能力が必要になる時代。
    マッキンゼー出身者の本を読んでいて、手に取った本。

    学生の頃に読みたかったかも。
    偏差値とは日本特有なもので、大学のシステム全体が経済にも個人にもメリットが薄いものであることを感じた。

  • 2016.11.3-3
    「今後いかに自立して生きていくか」
    「会社にしがみつくのではなく、「自立」して働くことができるようになり、世界のどこにほっぽり出されても生きている能力を身に付けたい」
    [自立する生き方]
    独立•起業
    •会社に所属しているが会社に寄りかからず会社の看板を借りずにでも生きていける生き方
    →今いる会社が明日つぶれたとしても自分で新たな仕事を見つけられるか
    →会社にしがみついて生きていく生き方だけは嫌だ

    •人にできないことをやるのが「仕事」であり、誰でもできることをやるのは「作業」でしかない

    •とくに重要なのは「全く新しい事業を立ち上げる」スキルである。この部門が会社の命運を左右する時代になっている。

    •「金太郎飴社員」の価値はない

  • 怒涛のおじさんトークを、聞いてる気分になる本だった。いろんな情報について、大前さんの独自の見解がばんばん載っていた。統計データを用いたりして説明していないので、大前さんの意見と全然違うことを考えている人もいると思う。大前さんの意見を全て信じることは無理だけど、大前さんの今世界で起こっていることを知ろうとすることおこっていることの背景を踏まえて分析し今後の動向を考える姿勢はすごいなと思った。

    稼ぐ力がテーマだったけど、結局は本人がどれほど危機感をもって知識を増やして考えられているかだと思う。

  • 経営コンサル大前研一氏による自己啓発書。旧来の日本企業体質に厳しいドラスティックな意見ばかりの内容で耳が痛い。
    仕事を、本体組織が担当する「非定型業務」と、アウトソーシングする「定型業務」に分類して定義すべき、などの主張に納得。
    あと、リーダーの役割には「新事業立ち上げ」「ダメな事業の立て直し」「中核事業をさらに伸ばす」の3つがあり、向き不向きがあるので各人の適性を見て判断すべし、とのこと。

  • あとがきと、巻末の英語学習法が秀逸。あとがきには偏差値排除論が書かれていて、限界を自分から定めることが一番の成長出来ない理由。日本人のポテンシャルの高さ、個人指導によるテーラーメイド教育、日々の基礎学習の重要性が問われている。自分でも出来るんだと自信を持たせてくれる一冊。何度も繰り返し読みたくなる箇所が三分の一程あった。

  • 持続的に学び続ける大切さ、新卒でも足りないということが分かった。

    グローバルな波が押し寄せて、変化がが著しい今実践的な英語力とスキルが必要になってくる。

    人生を区切って考える大切さも

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あなたは自分に”値札”をつけられますか?

「上司や先輩の真似をしていても業績は上がらない。彼らとは違う能力とスキルが必要なのだ。いかに“自立”して稼げるか? それが今、問われている」

就活生も新入社員も中高年社員も必読! 世界的経営コンサルタントによる最新&世代別「サバイバル仕事術」--。

パナソニックやソニー、シャープといった日本を代表する大企業までが赤字転落、次々と大規模なリストラを余儀なくされています。成果主義や裁量労働が広がり、グローバル化やIT・ロボット化が進む今、従来までの仕事では利益が出なくなり、「仕事がなくなる」時代へと移り変わりつつあります。そんな中で、ビジネスマン一人一人の“稼ぐ力”がシビアに問われています。

日本企業は今、何に苦しんでいるのか? 現在の低迷から脱却するために必要な人材とは何か? そして、ビジネスマンが今こそ身につけるべき能力やスキル、仕事観とは……。

著者の大前研一氏が、マッキンゼー時代から今に至るまで指導してきた人材育成の要諦や採用基準、仕事力の鍛え方などを織り交ぜながら、厳しい雇用劇変時代を生き抜くための考え方と働き方を指南します。



【編集担当からのおすすめ情報】
「大前さん」だって、日々勉強している--。
大前氏は、1日500本、1週間3500本のニュースをチェックし、国内外のメディアを通じて常に新しい情報や知識をインプットしながら、いま世界で何が起きているのかを分析しています。世の中がこれほど激しく変化している時代に、大学を出たらもう勉強しないというのは実に恐ろしいことだと言います。
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