逆説の日本史 21 幕末年代史編4 高杉晋作と維新回天の謎

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著者 : 井沢元彦
  • 小学館 (2014年10月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093798686

逆説の日本史 21 幕末年代史編4 高杉晋作と維新回天の謎の感想・レビュー・書評

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  • 高杉晋作への評価について新たな観点をもらった。徳川慶喜についても記載も一貫していて、彼の不可解な行動もかなり腹落ちさせられた。

  • 幕末編最終編。
    キーマンに選ばれた男達の先見性と行動力!
    更に井沢先生の独自理論マイナスの英雄、徳川慶喜。幕末のあの状況を切り抜けた運と才覚は只事では無い。
    それにしても相楽は悲惨すぎる。こういったところも紹介してくれるのは良い事と思います。

  • 細かい事実関係や人物の評価が非常に難しい幕末から大政奉還までの歴史の流れについて、人物の好き嫌いにこだわることなくいつものように冷静に解釈しており、こんがらがった幕末の流れがちょっとだけ理解できた気になった。

    まあそれでもいろいろな考えの人間が、偶然・必然に色々な行動をとっているから、話の全部が全部理解できたわけではないが。

    本当でも改めて考えてみると、歴史の結果を知っているから、雄藩連合が幕府を倒したという結果に何の疑問も感じないけど、誰が指導者がいまいちはっきりしない雄藩連合(西郷?大久保?久光?岩倉?天皇?)が新政府を打ち立て、明治維新に突き進もうとしているという歴史の流れの奇妙さに読んでいて気づかされる。

    この奇妙な流れを少しでもわかりやすく解きほぐしてくれる逆説の日本史は、やはり素晴らしい著作だと思う。

  • 既存の歴史学批判は食傷気味。
    話が前後するので読解力が必要。

  • 一般的に常識と思われている歴史上の事実がことごとく論破されていきます。最後の怨霊についての考察は、かれの「日本史は怨霊信仰をベースとしてみなければならない」との思想が如実に現れているとおもいます。

  • 1868年の明治維新に至る時勢や政局の機微が分かり非常に面白い。尊王攘夷と開国主義の巧妙かつ絶妙な融合過程はまさに歴史の奇跡といえよう。

    薩長”合意”や孝明天皇崩御の影響など興味深いエピソードは数あるが、特に幕府運営に見切りをつけ徳川家を存続させようとする徳川慶喜の姿が印象的だ。「最後の将軍」くらいの印象しかなかったが、知能派で暗躍する慶喜は逆説の英雄といえよう。「日本」を見た勝海舟と、「家系」を見た慶喜、どちらも明治を生き、天寿を全うしたこともなお歴史の妙に思える。

    第1章 明治維新まであと3年!一八六五年編
    第2章 明治維新まであと2年!一八六六年編
    第3章 明治維新まであと1年!一八六七年編
    第4章 明治維新成る 一八六八年編

  • 幕末最後の巻。最も熱い時代の話なので、面白くないはずはない。教科書では知り得ない内容が面白い。龍馬の記述が意外と少ないのが残念か。

  • 第二次長州征伐(四境戦争)から明治維新までの怒涛の展開が示される。ここまでの行きつ戻りつした情勢が一気に進展した印象を受ける。勝海舟の見識、高杉晋作の天才、西郷隆盛の人格、岩倉具視の謀略上手、大久保利通の冷徹、桂小五郎の調整力、坂本龍馬の経済感覚、徳川慶喜の利己主義などが複雑に影響しあっているのがよくわかる。徳川政権下の朱子学の影響から抜け出し、近代国家への入口にたどり着くことができたのは奇跡のように感じられる。巻末の、明治時代が怨霊信仰から始まっていたとの記述は、なんともこのシリーズらしい。五箇条のご誓文や王政復古の意義、天皇の践祚と即位の時期のギャップなど参考になった。

  • ちょうど大河ドラマで、幕末をやっていたから、また興味をおこして最後まで読むことが出来た。著者は必ずしも歴史の専門家ではないにしろ、なるほどと思わせてくれる部分が多い。歴史の脇役的な人々にもスポットライトを当てて、解説してくれる点がありがたい。

  • 毎年,楽しみにしている逆説の日本史。
    本書ではとうとう明治維新が達成されます。

    宮尾登美子さんの「天璋院篤姫」ではとにかく悪く描かれていたと記憶している徳川慶喜ですが,本書では必ずしもよく書かれているわけではないですが,慶喜をまた違った目で見ることができました。

    明治維新が成功せず,徳川幕府が雄藩連合を形成して政権を担ったままだったとしたら,その後の日本はどうなっていたのでしょうか。
    その答えも明治維新後の日本がどのような改革をしたかというところにあるような気がします。

    次回作に期待します。

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逆説の日本史 21 幕末年代史編4 高杉晋作と維新回天の謎の作品紹介

激動の「幕末年代史編」ついに完結!

『週刊ポスト』誌上で好評連載中の、『逆説の日本史』。シリーズ累計500万部を突破した大人気歴史ノンフィクションの最新刊では、高杉晋作が長州・功山寺で決起した1865年から、大政奉還、王政復古の大号令を経て明治維新がなる1868年までの激動の4年間を通して、「明治維新とは一体何だったのか?」を鮮やかに解き明かしています。
本巻でも、「坂本龍馬暗殺の真犯人は誰だ?」「『討幕の密勅』は果たしてニセモノなのか?」といった歴史ファンを悩ませている数々の「謎」に迫るいっぽう、「薩長同盟は『同盟』ではなかった!?」「高杉晋作はじつは“開国派”だった?」「孝明天皇は『細菌テロ』に倒れた!」「大政奉還のアイデアを考え出したのは坂本龍馬ではなかった!?」などなど、従来の歴史学界の「定説」を覆す「逆説」が満載です!

【編集担当からのおすすめ情報】
来年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』の舞台は、幕末の長州。『逆説の日本史 21 幕末年代史編4 高杉晋作と維新回天の謎』を読めば、ドラマがさらに楽しめます!

逆説の日本史 21 幕末年代史編4 高杉晋作と維新回天の謎はこんな本です

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