- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093860864
感想・レビュー・書評
-
単に、リリー・フランキーが「東京タワー」を刊行する前の著書を探しただけだった。描いた時期は、おそらく御母堂死去の直後。狙ったわけじゃない。狙ったかのように、当時の彼の夢がそのまま描かれていた。
英語の題名は「The Adventure of Oden-kun」(おでんくんの冒険)。別に海外展開を狙っていたわけじゃないだろう。非英語圏の映画作品に英語の題名が付くのを真似たのだろう。絵も文章もリリーなので、映画大好き青年としては監督になった気分でつくったに違いない。映像も構成も、とても映画的だった。
なんでも知ってるつもりでも
ほんとは知らないことが、たくさんあるんだよ。
最初の絵は、東京タワーとその下の道沿いにあるおでん屋さん。「世界のふしぎ、いろんなきせき、もしかしたらそれはみんな、おでんたちのしわざかもしれないのです」そういう〈天の声〉があって、東京タワーは、やがてグニャグニャしておでんくん世界に入ってゆきます。
おでんくん、と言いながら何故か餅巾着の姿をしているおでんくんは、仲間たちと力を合わせて、お客さんのお母さんの「ガンノスケ」を退治してしまいます。「きせき」は起きました。最後におでんくんはおでん村に帰ってゆきます。おでんくんの夢、それは「東京タワー」という小説に書いているので、そちらをご覧下さい。
こんな、はたから見ると極めて自分の心情を描いた絵本が、何故か受けたらしい。たくさんのシリーズが出来たそうです。
「あきらめないこと
それが夢をかなえるたったひとつのほうほうなのじゃ」
だいこん先生はそう言っていました。
まるで、リリーさんの半生のようでもあり、いい加減なリリーさんの性格のようでもあります。
でんでーん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うちの4歳児が自分で選んで借りてきた。
リリー・フランキーって・・・・絵本作家だったんだ・・・。
おでんダネがキャラになっていて、アンパンマンを連想させます。
感動的ですが、ちょっとシュールです。 -
幼馴染の恵子にもらった。
でんでんでーん、おでんくん。
原色が明るくてきれい。
storyは、単純。ちょっと無理あるんじゃないって思うトコもあるけど、笑いあり夢ありの絵本。 -
娘が学校で購入しました。/原作者『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ 』の方ですよね。ビックリしました!/おでんのなべの中の世界と言う設定はおもしろいですね。/おでんくんのお母さんってどんな人でしょう・・・
-
リリー・フランキーさんの作品です。
ほのぼのしたおでんでんでんの世界に夢中になるはずです。
コンブくんは頭が良いからって敵の数を数えるだけで良いのかよっ!(謎でしょ?)
教育テレビでも放映されています。 -
あきらめないこと それが夢をかなえるたったひとつの方法。だいこん先生。
-
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00351541
リリー・フランキー初のちょっぴりシュール&かわいいオリジナル絵本
おでんくんたちは、今日もどこか牧歌的な雰囲気が漂うおでん村で、鍋の向こうのお客さんに食べられるのを待っています。その間、おでんくんは、まわりの困っている住人たちのために、頭のハチマキをシュルリとほどいて、なんでも夢がかなう「夢おかか味のおにぎり」などをポトリと出し、のぞみをかなえてあげたりしています。また、お店のお客さんのお母さんがガンにかかっていることを知らされると、鍋の外の世界に飛び出し、お母さんに食べられて胃の中に入り、ガン細胞のガンノスケと対決したりもします。そんなおでんくんの夢は、自分のお母さんに会うこと。その日を楽しみに、おでんくんの1日1善の日々は続きます。(出版社HPより) -
最初コロコロコミックに掲載された「おでんくん」が一番可愛くて面白い。内容は大して変わりはないが、微妙に違う部分が好きだった。
-
2014/12/12
-
-
アニメにもなっている「おでんくん」の原作本です。
少し長めの絵本で読み応えがあります。
でんでーん!