- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861151
作品紹介・あらすじ
七通の手紙が彼女のもとに届いた。差出人はすべて不明。手紙は決まって、縦書きの便せんに水性のボールペンで書かれ、最後のページがきれいに一部切り取られていた。やがて、八通目の手紙が託された。そして、それが最後の手紙だった。80年代前半・長野。90年代後半・東京、そしてアメリカ西部。ふたつの時代が出会い、そして、今、静かに響きあう。『天国の本屋』シリーズの著者が描く、絶対零度の最新恋愛小説。
感想・レビュー・書評
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差出人不明の手紙。
過去と現在と、海外とのストーリーの時系列が繋がってラスト、差出人は意外な人物だった。
良くも悪くも高校生くらいの恋愛は強烈な記憶として残り、その後の恋愛観や結婚観にも何かしら影響する気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
元天才技術者の広戸は世界を旅している最中、アメリカでインディアンのナバホ族と出会う。一方、彼の友人瑞江の所には、妙な手紙が何通も届くようになる。差出人は一体誰なのか?広戸の過去を織り交ぜてストーリーは展開する。
この小説の中には、水や風、火や大地といった自然の力があちこちに込められており、ストーリー中で大きな役割や意味をもっている。
ナバホ族が広戸に言った言葉が印象的。
「ヒロ、お前の空は何色だ?」「お前の土地はやわらかいか?痩せていないか?」「お前の大切なものはなんだ?」 -
『天国の本屋』シリーズの2人が書いた恋愛小説。
ある日、宛先・差出人共に不明な
手紙が届き始めたことからすべては始まった。
うーんこの話。最後の最後はいいんだけど
そこに至るまでがわかりにくすぎる。
あまり面白いとは思えなかった。
しかし塗丁が綺麗なのでつい買ってしまった
海外、日本、過去の思い出、
3つの世界が錯綜しながら進む物語。
思うにこれは恋愛小説というより、
もっと大きな愛の話では
一味違う不思議な気持ちになる本でした。 -
瑞江のもとに届いた差出人不明の手紙。どこか寂しく、まっすぐなその手紙が、過去と現在を優しく結び付けていく。
「天国の本屋」シリーズが好きで、同じ作者さんだったので手に取りました。
なんだか掴みどころがないんだけど、なんとなく胸に残る。そんなお話だったな、と思います。
読み取り切れてない部分があるように感じるので、いつかもう一度ゆっくり読みなおしてみたいです。
薫好きだ。あと、吾妻が何気に好きだったな。 -
穏やかになる
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海外な旅に出てる広戸と水泳部の薫
男のオナ小説って感じ -
七通の手紙が彼女のもとに届いた。
差出人はすべて不明。
手紙は決まって縦書きの便せんに水性のボールペンで書かれ、最後のページがきれいに一部切り取られていた。
やがて八通目の手紙が託され、それが最後の手紙だった。
80年代前半・長野。90年代後半・東京そしてアメリカ西部。
ふたつの時代が出会い、そして今・・・ -
装幀/池田進吾(67) カバー写真/田尾沙織
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あらすじの何に惹かれて買ったのか忘れたまま読んだ。んー…正直よくわからなかったし、何も残らなかった。恋愛小説ってなってるけど…登場人物それぞれがそれぞれに自主的?に話す感じで、いまいち誰に軸があるのかわかりにくかった。。