- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861243
作品紹介・あらすじ
歌舞伎町雑居ビル火災の生き証人となった風俗店勤務の女性たち、そのPTSDを予防するためにひとりの臨床心理士が派遣された。ところがその人物は、弱冠二十五歳、渋谷ギャル系のファッションに身を包んだ派手な女性だった。彼女の名は一ノ瀬恵梨香、言葉づかいから挙動まで、まるで礼を失した態度に警察や司法関係者は面食らう。しかし、その飄々とした仮面の下には、彼女の驚愕の能力が隠されていた-。日本を震撼させる"手製爆弾テロ"を阻止せんと立ちあがった内閣情報調査室の宇崎俊一と、一ノ瀬恵梨香の奇妙な関係。やがてふたりのあいだに、信頼と情愛に似た複雑な感情が交錯する…。第三のカウンセラー・一ノ瀬恵梨香登場。読む者を夢中にさせる波乱のサイコサスペンス最高傑作。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
10年前の松岡佳祐作品。ストーリーはよいが、まだ文章のテンポがこなれていない。型破りな臨床心理士・恵梨香と、内閣情報調査室の宇崎が、国家の危機に立ち向かうストーリー。やや残念なエリート官僚と、型破りな女性の組み合わせは、特等添乗員シリーズの原型かもしれない。
-
千里眼のイメージで読みました。
今までほどでは無かったけど、
ちゃんと松岡ワールドになっていた気がします。 -
自殺者が残したビデオテープに,強力な爆弾を作ってどこかに隠しているらしいことが告白される。
内閣情報調査室の宇崎俊一は,なんとか臨床心理士の一ノ瀬恵梨香の協力を得て
爆弾を探す。
私の考える面白い小説の条件の1つ「でこぼこコンビ」で,すいすい楽しく読めた。
融通の利かない宇崎が,奔放な恵梨香と関わって
だんだん枠からはみ出していく,という教科書のような流れ。
松岡圭祐はほかに同じ臨床心理士の「嵯峨敏也」「岬美由紀」という
キャラクターを持っていて,うまく使い分けてると思う。 -
(読了'08/04)
-
サイコサスペンスです。この人の作品は軽く読めるので、疲れてるときに流し読みします。映像的なのでTVを見ている感覚で読めます。ストーリーも面白いです。
-
破天荒な臨床心理士の一ノ瀬恵梨香!千里眼シリーズとはまた違った面白さが!
-
今読んでいる本です。
今のところなかなか面白く目が離せません。