カルプス・アルピス

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 732
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (131ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861267

感想・レビュー・書評

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  • 記憶喪失とか言った時点で嫌な感じがした。色々有り得ない展開だらけで案の定置いていかれ、男が多重人格だった!ていうくだりには「ハァ?」ってなった。訳が分からない。話がつながってなさすぎ。全体的な内容のべったべた感が読んでいて気持ちが冷めてしまった。
    画家の方の紹介の文は、興味がない人にとっては本当にどうでもいいって思うだろうなってくらいどうでもいい。
    野ばらさんの本を何冊か読んで思ったことは、登場人物に違いがなさすぎる。みんな同じ人に見えてつまらない。それぞれの話で登場人物が好きな服のブランドは違うけど、服のブランドなんかでは人物の性格とか見た目とか全然分からない。知らないブランドが出てきたらネットで調べるほど熱心な読書家じゃないし。下妻とか十四歳〜とかはやりすぎだけど、もうちょっと人物に違いがあればいいのに。
    やっぱり野ばらさんの本は、読んでいてイライラしてしまうときがあるし中2チックな文章に疲れてしまう。だからしばらくは読むのをやめようと思う。

  • 内容は
    プールの監視員の友達に頼まれて
    泳げないのに監視員のピンチヒッターをする。
    そこで記憶喪失の女子と出会う。
    とある作家のアルピスアルプスという個展か何かでの
    作品から物語を作ったというもので、無理があるっつか……

  • 魂の物語に偏重し過ぎた結果、記憶喪失とか二重人格とか、表層事象としては荒唐無稽になってしまった気がする。けど、あとがきでこの本が出版された経緯を読むとそれも致し方なしというか、こういう形態でないとそもそも書かれる意義がない作品なのだということは理解した。

  • 不自然な展開に戸惑いましたが、途中から「ああ、これはファンタジーなのね」と思って読みました。

  • 主人公の名も無い友人が好きだったのだけど……笑。笑の意味は読んでのお楽しみということで。

  • 2年前ぐらいに読んだんだけど、話の内容はあんまり思い出せないのに、読んだ時の雰囲気というか感じた物をすごい思い出す。不思議と残る。

  • あまり印象がない・・・
    そういう仕掛けだったのかあーという感じ

  • 田仲容子さんの絵からの小説集。
    今までの作品のテイストとちょっと違ってモノトーンな印象を受けます。

著者プロフィール

文 嶽本 野ばら
京都府宇治市出身。作家。
1998 年エッセイ集『それいぬ̶ 正しい乙女になるために』(国書刊行会)を上梓。
2000 年『ミシン』(小学館)で小説家デビュー。
2003 年発表の『下妻物語』が翌年、中島哲也監督で映画化され世界的にヒット。
『エミリー』(集英社)『ロリヰタ。』(新潮社)は三島由紀夫賞候補作。
他の作品に『鱗姫』、『ハピネス』(共に小学館)、『十四歳の遠距離恋愛』(集英社)
『純潔』(新潮社)など。『吉屋信子乙女小説コレクション』(国書刊行会)の監修、
高橋真琴と共書絵本『うろこひめ』(主婦と生活社)を出版するなど少女小説、お姫様をテーマとした作品も多数。

「2021年 『お姫様と名建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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