あおい

著者 :
  • 小学館
3.26
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本棚登録 : 708
感想 : 125
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861373

感想・レビュー・書評

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  • かざま君。タチアオイ。
    サムのこと。

  • 初めて「あなたが悪い」と思ったカザマ君に、どうしようもなく恋をしてしまった「あたし」の話。

    力強い印象を受けました。
    なんでだろ、「あたし」の日常は、基本うだうだしているのに。
    やっぱり何かを心から大切だと思う人は、強いんだなぁ。

  • 西加奈子っぽい。
    日常生活なんだけど、汚い部分も描いていてびっくりする。
    それがこの人のよさなんじゃないかな、と思う。

    急に逃げ出したくなることってあるよな。

  • 前借りて読めなかったから、やっと読んだ

    前は読めなかったけど今なら読めるな

    あおい
    「あたしは、生きてるんだ。」

    「こんな好きになった人、おらん。」

    生きてるとか好きとか、改めて実感する感じ
    その感じ欲しいな


    サムのこと
    「日常はいつもぼうっとそこに横たわっていて、それは悲しくなるほど無責任で、残酷で、途方も無くやさしい。」

    私は人を無くしたこと無いし、葬式も行ったことがないから
    想像することしかできない
    火葬のことを想像するシーンがリアルだった
    カマに入れるんだね

    うるさいっていってて、居なくなったら静かになるけど、それはそれで変な感じがするのかな
    うるさく言われていたのが鬱陶しくまとわりついてくるのかな

  • どうしようもない若者の2編だなぁ・・・と思ったけど、
    自分の人生も大差なかったな・・・

  • 何かシンプルでよかった。
    今の西さんはここから始まったのなら
    物凄く上手になったなあと思いました。
    でも昔から言いたい事は変わってない気がする。
    根本がぶれてない、根っこが太いから。
    葵くん、かっこいい。

  • 111226
    どこか外れているような主人公なのに(ああ、やっぱり普通だ)と思うポイントが時々あるからか、独特なのに普通、ぼんやりしているのにはっきりしている、みたいな印象を受けました。風の性別とかも嫌いではなかった。

  • サムのこと

  • 読み終わったの昔すぎて覚えてない(´・ω・`)
    そこまでインパクトなかったってことかな…申し訳ない

  • 「あおい」「サム」収録

    さっちゃんと、年下ダメダメ?学生の風間くん。
    なんとなしに付き合っている感じだけと、ある時気付く。
    「あんたのことが好きすぎるのよ」

    このお話で、一番好きなのは、みぃちゃんが出てくるシーン。
    みいちゃんのTシャツ、文章で読んでるだけなのに、楽しくなってきます!

    そして、冒頭のお手紙のような文章。これは、彼女の処女作になるのかな?
    あまりにも優しくて、あのぶっきらぼうな彼女から、こんなに綺麗で暖かな文章が綴られるなんて、最初に読んでジーンときて、最後に全部わかってから、もう一度読んで、ちょっと泣けてくる。

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著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

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