焼きそばうえだ

  • 小学館
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本棚登録 : 634
感想 : 127
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861588

作品紹介・あらすじ

ぜんぶ冗談でも本気!!ひょんなことから植田さんのためにバリでヤキソバ屋を始めることになり…!?爆笑と感動のドキュメント・エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 大人が本気でくだらないことをしている様子を綴ったエッセイで、とても力が抜ける本。笑
    バリの「やきそば うえだ」が今どうなっているのか調べたら、さすがにもう看板は下ろしている模様。

    アマンダリホテルとキラーナスパには次バリに行く機会があれば行ってみたい。
    キラーナスパは現在資生堂は運営を手放しているとのこと。

  • さくらももこさんが厳選した仲間と結成した、くだらないことだけを喋る「男子の会」。
    そのメンバーの植田さんについて、「自己破産をしてもらって、TBSを辞めてもらって、バリでヤキソバ屋を開店してもらうしかない」と勝手に決めつけ、本当にみんなで「やきそば うえだ」をオープンしてしまう、大人の本気悪ふざけエッセイ。

    内輪ノリのわちゃわちゃを、こんなに面白く文章に落とし込めるなんてすごい。
    植田さんが「万博」に似てると言われたり、訪ねた画家の夫が骨格レベルで激変し、「ガンガンになってしまっ」ていたり、小ネタもいちいちツボ。
    植田さんがヤキソバ屋開店に向けて、「何か役に立つような事は何もしていない」のも面白い。

  • 男4人とさくらももこの計5名の「男子の会」。くだらない話に呆れない、短期じゃない、他にも条件はあるんですがももこさんが一方的に選んだメンバー。
    そこで話の成り行きで起こったのが、メンバーの植田さんに会社を辞めてもらって、バリで焼きそば屋を開業しようと、冗談めいたことが実際に実行される羽目に、これがこの会の良いところ。

    はたして、開店できるのかどうか、興味ある方はこの本、お読みください。

  • さくらさんたちのわるふざけでバリにヤキソバ屋さんをつくることにした。TBSを辞めてヤキソバ屋になれと本気で植田さんに言っているわけじゃないことはわかる。植田さんをいじりたいだけなのだろう。さくらさんはもちろんおお金持ちで、資生堂の長尾さん、小学館の江上さんと山崎さん、そしてTBSの植田さん、みなさん大企業勤務で余裕があるからわるふざけができるのだ。
    ただ、そのわるふざけのなかで、空港でなかなか出てこない植田さんの荷物を捨てていこうと言ったり、植田さんだけ役に立っていないと言ってみたりする場面が何度もある。仲間内での”いじり”であって、いわゆる部室ノリみたいなものだ。
    植田さんが楽しそうだからまだいいけれど、このいじりが最初から最後まで続く。まるでいじめの現場を見せられているかのようでハラハラしてしまった。

  • 日常から程遠い話なことと内輪ネタって感じであまりついていけなかった。
    さくらももこさんの子供のころの話や日常のくだらない話の方が個人的には好みだなーと実感。
    でも、行動力は凄い!

  • さくらももこさんはたくさん本を出されていますが、タイトルと表紙が可愛くて気に入り、初めて彼女の本を読みました。

    「焼きそばうえだ」は、さくらさんのお友達のうえだくんのため、愉快な仲間たちと共にフィジーで焼きそば屋を出店するお話です。

    肩肘張らない、いい意味で気の抜けたエッセイで、雨の通勤時間にぴったりでした。
    ありがとう御座いました。

  • さくらももこさんがお亡くなりになり
    久々に何か読んでみようと手に取りました。
    エッセイはかなり読んだはずだけど、これは読んでなかったので。

    ネットでの評判が悪かったのでドキドキしたのだけど
    私は ひどいとは思わなかったな。

    愛情と信頼がある仲間だからこそのノリなんじゃないだろうか?
    もちろんご本人達にしかわからないんだけど。

    私はこういうノリ、好きです。
    『万博に似てる』ってナゾの盛り上がりとか最高。
    面白かったです。

  • メルヘンチックさは微塵もないコメディーエッセイ。
    私はさくらももこさんのエッセイを読んで、読書するようになりました、大好きな作家さん。
    これは、さくらももこさんが所属する主にくだらない話をする「男子の会」のメンバー4人が、植田さんのためにバリで「やきそばうえだ」を始めるおはなしです。
    植田さんについてまとめると、

    ・植田さんはTBS社員である。
    ・植田さんは自己破産させられる予定。
    ・植田さんのためにみんな1人10万円出資する(×4)。
    ・植田さんは大変な事が起きても協力してくれない。
    ・植田さんがバリで役立ったのは、お好み焼きを作ってくれたことだけ。
    ・植田さんに、憧れも羨ましさもないけど、好感度が高い。でも、彼のファンはいない。
    ・みんな植田さんには、なりたくないと思っている。


    そんな植田さんのために、バリでやきそば屋さんをはじめたエッセイは、皮肉が効いてて柔らかくて。やっぱりさくらももこさんは天才だなぁと思う。

  • さくらももこ先生が大人になってからのお話。

    好奇心を失わずに、大人の財力をもってしたら、たいていのことは出来るんじゃないかなぁ。
    ただ、何かを成し遂げるまでの情熱やらチームワークやらがないと難しいことなんだろうけど。
    くだらないくだらないと書かれてはいるが、議論をしている時に目まぐるしく変化する着眼点に惹かれる。「そこを議論するか。」って笑っちゃう。文章のリズムが心地良い。
    どの登場人物も非常に人間らしくて、思わずこういう人いるいるってなった。

    別の本で子供の頃のお話は大爆笑しながら読んだが、大人になってからの先生も、やはり面白かった。

  • さくらももこらが結成した男子の会。
    その男子の会で植田さんという冴えない男性をネタとし、バリで焼きそば屋さんを開くことを実現させた話。

    さくらももこの安定のくだらなさと面白さ、そして、影でひっそり頑張る彼女の姿も、仲間を支えているんだなぁと思わされた。

    疲れたな、最近笑足りないなと思った時、やはりさくらももこはおすすめ!

  • くだらないけどついつい一気読み。

  • めちゃくちゃおもしろい
    さくらももこ率いる面白いことが大好きな男子の会のメンバーがノリでバリに焼きそば屋を開店させるまでのはなし

    植田さんにお土産買おうということになり、それならいらないものがいいんじゃないかということになり色々案を出し合ったけど結局だるくなってやめたりしたこととかが細かく記されてる

    男子の会はみんな話が面白くて集合するとなんでもおかしくて爆笑しっぱなしみたいなことが書かれてて、いい会だなーって思ったし、本当さくらももこってそういう友達が多いイメージで愛されてた人なんだなぁ!って改めて思った

  • 男子の会の話題が、現実になるなんて素敵です!
    現地に行って、食してみたい。

  • 友達との軽口から、1年足らずでバリに焼きそば屋さんを作ってしまうという冗談みたいなエッセイ
    友人との掛け合いが面白く、さくらももこさんの明るい人柄が出ていて、とても楽しくあっという間に読めた

  • さくらももこさんのエッセイにしてはイマイチな感じ。あんまり笑えない。安定のゆるさ。

  • おとなのいじめ、のようで読んでいて不快だった。

  • 他のエッセイ集の方が読みやすくて笑えるかな。

  • 【メモ】
    焼きそばうえだとガイコツ村上。
    巻き込まれて大変そうだなぁ〜

  • うえださん…!って感じ笑

    小学生男子のような下ネタとかしょーもないくだらない笑いが好きなメンバーで結成された男子の会
    そこにいるうえださんのためにバリでやきそば屋さんを開かせようと勝手に企画して作っちゃう話

    まじで行動するのには呆れるけど笑える
    途中デブの母と父ヒロシを持つ私なんてみたいなとこあるねんけど、父ヒロシに笑ってしまった

    父、ヒロシ…

  • 昔好きでさくらももこさんのエッセイをよく読んでいました。
    図書館で久しぶりに目に留まり読んだところ、辛辣な言い回しだけどユーモアと愛が含まれている文章に
    あー、これこれ。と思いにやにやしながあっという間に読了。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

さくらももこの作品

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