- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861601
感想・レビュー・書評
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精神的な病やいじめ、様々な問題を抱えた家族。
なのに決して重くなく、説教臭くもない。ほんのり温かさを感じる。うまくはいかない事ばかりだけどそれでも彼らはたった一つの家族なんだ。
特に姉弟関係が良いなぁ。気が強くてツンツンしてるのにいざという時に頼りになる長女も、ほんわかしているけど実は脆い次女も、たまに反抗するけど誰よりも純粋な長男も。なんだかんだ言いつつ、皆が皆それぞれに支えあってる姿が何だかうらやましい。
何より主人公である三女の、まっすぐさが格好良い。いじめにも真正面からぶつかって、違うものを素直に「違う」と言える、彼女の強さが眩しい。なかなかこんな14歳はいないと思う。
脇を固める登場人物一人一人まで◎
そしてやっぱり桜井くんが可愛いんだよなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
重い話ではないのですが、最近個人的に悩んでいることがありまして。
そのことと重なる部分があり、読んでよかったなぁ…。と思っています。
この本の男子は女子より複雑な事情があるだろうと言っていた部分に妙に関心しました。
家族って、どんなに複雑でもやっぱり大切で、愛すべき存在何だと思います。
私も家族を大切にしようと思いました。 -
2011 4/25
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かもめ幼稚園から気になって読みはじめた作家さん。
ほんわかしてるけど、ちょっぴりダークなところがある家族のお話。
サザエさんと同じ7人家族です(゜∇゜) -
ほんとは★★★★★にしたいくらいだけど、少しだけ拙さが感じられたので。
デビュー作品なんですね。
現代小説。
読み口の、とてもいい。
家族物って、やっぱりすきだな。
戸栗さんがすごく魅力的。 -
家族の物語。妹が入院したり家族がバラバラになったりするが、最後にはほんわか、心があ多々あるお話。
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いじめだったり、ニートだったり、精神的に病んでたりする家族。今の時代に多い問題をも、ひとつの日常として温かくさえ感じるお話でした。テーマは重そうなのに、読後感はすごく心がホコホコします。
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ゆるゆるとした雰囲気にしては、最後のほうとかビシッと決めるところは決めて、しかも良い感じのハッピーエンドでよかったです。おもしろかった。どこにでもありそうな感じだけどそれがいいんじゃないかなと思ったり。
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7人家族の一人、女子中学生の話。姉弟と両親のイザコザや学校でのイジメなどを扱ってます。重すぎず軽すぎず、この位のニュアンスが私のツボにはまりました。