ア・ハッピーファミリー

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 178
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861601

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったー。
    家族ものって他人の家庭を垣間見る感じで
    とても好きなんだけど、予想を上回る面白さだった。

    サザエさんと同じ7人家族の物語。
    おばあちゃん、おとうさん、おかあさん
    長女・次女・三女・長男。
    三女の視点で物語が進んでいく。
    色々な困難が三女を始め家族を襲う。

    読後は後味すっきり、爽快だった。
    あまり深く考えないで軽く読めるのが良かった。

  • 何回も読んでしまう、、

  • 我が道を行く中2の女の子の、家族と学校との物語。
    先が気になって一気に読んでしまった。強く自分を持つ主人公が良かった。家族も個性が強く、学校での微妙な関係も共感できた。特に主人公と桜井君の関係が好きだった。結構親しく話しているのに「坂本さん」「桜井君」と呼び合うとことか。
    全て壊してからうまくいくことだってあるんだなって思う。これ文庫でたら買いたいな。

  • すごく素敵なものに出逢えました。心を掴んで離さない。幸せは尊いものなんだと実感した。

  • 題名どおり、家族の話。ありがちな感じがするけど、私はこういう話が大好きなんだ!何回読んでも飽きがこない。こういう文章を書いてみたいなぁって思った。最後はハッピーエンドになって本当に良かった。心温まる本だったと思う。大家族っていいなぁ。

  • 時間なくて久々の読書で、活字を追うのが少し億劫な状態でありながら1ページ目を読み始めたら先が気になってしまってしょうがなくなってしまいました。すごい。なんだこれは。面白い。
    テーマとしては最近よく見かける感じの。でもこの本は違うね〜〜いいね〜〜と感じさせるものはなんだろう…構成力?とにかくばつぐんに技術のある作家さんなんだなーと感じました。否応なく読ませる力があると思う。
    この作者さんの名前は聞いたことがありませんが、これからの注目度も高しです。要チェック。

  • めっちゃくちゃに面白い。「読ませる小説」とは正にこういうお話の事をいうのだと思います。ありきたりっちゃーありきたりなテーマなんですが、とにかく描写が上手いね。本当にちょっと達観した、落ち着いて度胸のある中学生の女の子の手記といった感じで、太宰治の女生徒みたい。女生徒とは大分毛色が違いますが。イジメ問題、クラス内での力関係、めちゃくちゃ淡い恋、家族愛。もー、最高だ。今年度初めて読んだ作家さん内ではダントツの一位。黒野さんはこれが処女作みたいなので、これからもチェックして行きたいです。ほんと面白い。実力ある。

  • ふわっとなる物語。
    学校の権力とか、描写がうまいのなんのって。

  • まず、装丁が美しいです。内容は、サザエさん家と同じ7人家族のおはなし。読み終わったあと、ココロがあったかくなります。

著者プロフィール

黒野伸一(くろの・しんいち)
一九五九年、神奈川県生まれ。『ア・ハッピーファミリー』(小学館文庫化にあたり『坂本ミキ、14歳。』に改題)で第一回きらら文学賞を受賞し、小説家デビュー。過疎・高齢化した農村の再生を描いた『限界集落株式会社』(小学館文庫)がベストセラーとなり、二○一五年一月にNHKテレビドラマ化。『脱・限界集落株式会社』(小学館)、『となりの革命農家』(廣済堂出版)、『長生き競争! 』(廣済堂文庫)、『国会議員基礎テスト』(小学館)、『AIのある家族計画』(早川書房)、『グリーズランド1 消された記憶』(静山社)、『お会式の夜に』(廣済堂出版)など著書多数。

「2021年 『あした、この国は崩壊する ポストコロナとMMT』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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