- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861748
感想・レビュー・書評
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よくもまぁ、そんな覚えているよな。そんな考察しているよな。
第三者とか、そんな感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感受性が豊かで繊細な子どもだったんだな。
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昔コレクション
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さるのこしかけなどのエッセイとは毛色が違い、
著者の幼年期のエピソードが細かくたくさん収録されている。
心のひだが繊細な、よく気づくお子さんだったんだろうなぁと感じる。
誰しもが経験するようなチクッとする思いや後ろめたい思いなどもあり、
多くの人が共感しながら読めるのではないかと思う。 -
図書館本。
慣用句を冠したエッセイ三部作(三作目は未発表)の二作目。
著者の幼少期が書かれている。
入園前から小学校1年くらいまでのエッセイなのですが、よくこんなにも鮮明に憶えているものだなぁ、と驚きました。私なんかは幼い頃の記憶はひとまとめになっていて、時系列など全く把握できていません。たまちゃんのことを利発な子だったと語っていますが、著者自身頭が良く、感受性が鋭いのだろうと思います。
本作には著者も言うように爆笑要素や、派手なものはありませんが、しみじみと胸にくるものがあります。静かにゆっくり刺さっていく感じがします。ところどころセンチメンタルになって、涙腺が緩みました。
20世紀少年の子ども時代を読んでいる時の感覚に似てるかも知れない。それよりももう少し内面に向いていてシットリしているかな。
読者に何を伝えたいのか悩んだとありますが、良い作品だと思います。 -
よく覚えているなと思う。
そして、ここで出てくるおばあちゃんの姿は、ちびまる子じゃんのおばあちゃんではない。あれはやっぱり作品上のおばあちゃんなのだろうな。
でも父ヒロシは父ヒロシ。
その辺りからも、何となく作者の考えていることが分かる気もする。
例のおじいちゃんは一言も登場しないしね。 -
2歳の頃の記憶がここまで鮮明にあるものなのか、驚きと不信。
子ども特有?の知識と経験が少ないからこそ漠然とした不安や恐怖に1人心の中で怯える経験、自分にもあったことを思い出した。
山本ゆりさんのエッセイでもそんな話があったなぁ。 -
子どもって、ただ無邪気に遊んでいるように見えて実は色々な葛藤があるんだな。恐怖だったり、腹立たしい気持ちになったり…。そういえば、自分の子どもの頃もそうだった。あの頃強く感じた思いは、今でも覚えている。全部親に言っていたわけではない、自ら噛み砕いてなんとか消化して過ごしていった。自分の子も、そうやって成長していくのだろう。