変身

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著者 : 嶽本野ばら
  • 小学館 (2007年3月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861854

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変身の感想・レビュー・書評

  • この主人公のダサさたるやどうなんだ!?
    自分の世界に徹底的に陶酔している。
    しかもこの性格は「ある日突然美男子になってしまう」
    前からのものなわけでしょう。
    とんでもない奴…!
    しかし美男子になったらなったでウザい。
    まあ、でも憎めない。
    (小説の中の人だからね)

    しかし困ったことが一つ。
    この小説に出てくる美男子になってしまう、
    前の状態の主人公の描写が、
    完全にとある知人の容姿と一致してしまうこと。
    これは困った…そうそう会うことのある知人ではないから、
    良かったが、この小説を読んでいる間中、
    あの知人がいきなり美男子になった話…
    と想像しながら読んでしまった。
    読みづらかった…そして笑えた。

  • 購入

    メリーゴーランドじゃない、
    カルーセルエルドラド。

  • おもしろい、、。
    ある朝、目覚めたら男前になっていた、、、。
    めっちゃ笑いました。
    酷い振られようですね。
    初めてのデートにとしまえんで
    カルーセルエルドラドってのはそんなに気持ち悪いのかな、、、?
    花束も。
    まぁ。少しは頭沸いてんじゃないかって思うかもしれないけど。
    ロマンチックで素敵じゃない??
    実際されたら引くのかもしれないけど、、、。

    といいますか、星沢さん、嶽本野ばら先生自身ではないですか?!
    デートにジーンズはありえないとか。
    考え方がそのものではないですか!

    いや、野ばら先生はとても素敵なので振られるなどないのでしょうが、、、。

  • わたしもイケメンになりたい。

  • 好きじゃない感じの小説。意図的にでもこんなに気持ち悪く人物を描く著者。
    カフカの変身は、最後まで人間に戻ることはなかったけど、この変身は星沢が不細工に戻ってしまう場面が見たかった。
    期待して読んだのにそのまま終わってしまい、物足りなかった。
    星沢は三人の女に振られるのに、学習しねえなこいつって感じの終わり方。

  • カフカ『変身』の現代日本版。

    実在するブランド、遊園地が出てきた。
    どれもバックボーンが細かい。
    知れば知った分だけ味が出る。
    何事も努力は大事。
    ただ、問題なのは、その方向性が間違っていないか。
    こだわりや美学は独りよがりで自分勝手なものだ。
    しかし信念を持って生きていない人間は中身がなく虚しいもの。
    どちらが正しく、どちらが幸せなのか。
    資本主義の無常さ。

    たしかカフカのほうもこんな感じのテーマだったような。
    内容は違えど、テーマは同じのような。

    この作品で唯一確かなことは、人は見た目が9割なこと。
    身に付けるものは多少無理してでも見栄を張るべきであること。

  • なんだ、これ。
    カフカみたいなタイトルじゃんと思ったら、最初からそのままカフカのパロディでした。朝起きたらハンサムになってたって……まぁ虫よりかは全然良いでしょうけどね。
    多分ギャグ作品なんでしょうけど、全く笑える要素がありませんでした。星沢うっとおしい。現実にこんな人がいたらたとえイケメンでもお近づきになりたくないです。ほんと独りよがりな主人公。
    星沢の夢が漫画家というのもなんか気持ち悪い。人間顔じゃないよっていうことが言いたいのかもしれないけど伝わってこなかったです。むしろいい歳して漫画描いてる男ってキモイなーって思わせてくれた。嶽本さんはオタクが嫌いなんでしょうか、少なくとも好きじゃなさそうですね。
    いつまでも夢追っかけてないで普通にサラリーマンしてる人が空気も読めるし協調性もあって一番素敵だよなって思わされました。よくよく考えれば人と違うことをしてそれが良いことだと思ってる人って、結構自分勝手な人間てすよね。家族のこととか考えないのかな。
    とにかく本当にうっとおしい魅力のない主人公で、ほとんど流し読みでした。変身っていうか、変人だったな。
    作中ではハンサムって表記だったけど、あたしのなかでは顔しか取り柄のないイケメンって感じ。残念なイケメン。

  • カフカではなく。
    ある意味ストイックそして変態的。
    最初のCOMME des GARÇONSに傾倒しているというか心酔した様子を描写してるとこが好きだった。

  • 美しいものが好きな俺が主人公。ある朝目覚めるとハンサムになっていた。周りの態度も大違いであっという間にデビューしてしまう。写真撮影をしたあたりでおかしいと思うが、その写真が本誌に掲載される。おかしいと訴えるもその異議は却下されてしまう。そしてマドレーヌさんと恋人になるかと思ったら、散々な事を言われてしまう。映画化もされるがとしまえんのエルドラドではなく八景島のもので撮られてしまう。不満を訴えても聞き入れてもらえず、俺はどんどん不満の海に埋もれる。結局ゲロ子こそが理想の乙女だと言う事が解かり、俺は柔道の道場に通うようになる。

  • カフカの変身は読んだことがない。醜い主人公が突然美しくなる設定はおもしろいと思った。美しくなっても人生はむずかしい。

  • 普通に面白かった。主人公の美意識とこだわり、なんだか羨ましくも思えた。
    今年のあじさいまつりでとしまえんに行ったけど、カルーセルエルドラドに乗っとけばよかったかな、とちょっと思った。

  • 漫画家デビューしてからのちやほやされっぷりが、著者の実体験が投影されているのかな、と思って興味深かった。

  • としまえんに行きたくなる

  • 朝起きると、イケメンになっていた。


    嶽本野ばら氏の作品はいくつか読んできましたが、これもお気に入りの一つです。

    主人公の高い美意識は、やはり嶽本氏の作品なんだなぁと思います。そしてその美意識が私も好きです。

    恋愛も人間関係も顔ではなく中身が大切なんだと、逆説的に考えさせられる話だったと思います。

  • 主人公のとんでもないくらいの美意識は素敵
    この作品読んでとしまえんに行ってみたいとも思った
    だけど話が少し残念だったあんまり好きじゃない

    ギャグなのかシリアスなのか分からなかった…

  • 不細工だった主人公が
    いきなりイケメンになって
    良いことばかりなのかなと
    思ったけど、結局振られまくって
    もとの生活に戻ったってところは
    まあ結局人は内面なんだなと
    安心したけど

    話的にはそんな盛り上がらず
    面白いような微妙なようなで
    終わってしまった気がする…

  • 読み終えたあとに、恋愛について少し考えさせられた。

    この主人公は、ちょっと綺麗な女性に好意を示されたら、すぐに恋に落ちてしまう……。気持ちはわからないでもないが、相手の表面をさらっとひとなでしただけで、恋した気になっているだけなので玉砕しやすい、という感じ。

    会ったばかりの相手の本質を見抜くのは、なかなか難しいことだろうけど、「普通の女性だったらこんなときにこう考えるだろう」と察してあげる能力が皇児には皆無。相手を選ばず、自分の美学を押し売りしている。ブサイクはモテないけれど、ブサイクじゃなければモテるってわけではない。そして青い鳥はたいてい近くにいるもの。

    恋愛の相手としては最低だが、主人公としてはとても面白かった。最後は完璧なハッピーエンドではなく、これからの努力次第で充分ハッピーになれそうだね、と予感させられる良いラストだった。

  • ある朝、星沢皇児が夢から覚ますとハンサムな男に変わっていた。

    カフカ「変身」のパロディ。であるが、

    もちろんオリジナルあふれてる。

    ハンサムになりたいなあ。

    純粋すぎて世間の穢れについていけない

    一人の悲しいハンサムの話。

    もし、彼氏がロマンチストだったら

    どうですか?

    うざいですか?

  • 主人公の徹底した美学が微笑ましい。

  • 女性への理想・憧れと不信感のバランスが秀逸。キモイとロマンチックの境界線って本当に難しい。俺も今までロマンチックだと思ってどれだけキモイ行動をしてきたのだろう……
    野ばらさんのキャラは実利よりも美学を貫くから好き。すごく感情移入できる。ゴスロリだの何だのという色眼鏡で語られることが多いけど、本質はロックだと思ってます。

  • プラハ、チェコなどを舞台とした作品です。

  • 野ばらさんのコメディはちょっとくどい。
    シリアスになるともっとくどいけど、そのくどさが好き。

  • 見た目より中身だよ。ってお話
    でも、見た目も大事だよねなんだかんだ言って。
    このお話に出てくるとしまえんのエルドラドを観るのが夢です。

  • お友達と野ばらさんの話をしていて、しばらく読んでいなかったけど久々に新刊を読んでみよう!ということで読んでみました。
    面白かったです。野ばらさんの作品の中では、『下妻物語』系統のエンターテインメント性の高い作品だと思います。ある意味、実写で映画化しやすいような。
    ただ、読む前にお友達から様々な情報を得ていたので、色々と考えながら読みました。野ばらさんご自身が心から望んでこの作品を出されたのか?とか、ただの読み手としては考えなくても良いことかも知れませんが、内容からも汲み取れる部分があったので、考えずにはいられませんでした。

    この物語が言いたいことを正しく汲み取れてるとしたら、実際これは真理だと思った。例えば俳優なら容姿は絶対重要だけど、アーティストと呼ばれる人なら容姿は直接は関係ない。だけどやっぱり、容姿が良い人の方が売れるのも事実。見た目のイメージというものは、口では関係ないとは言えても無意識下で絶対に気にしているものだと思う。
    メディア側が容姿を前面に押し出して売り出したりすることもたくさんあると思う。この星沢もそうで、漫画よりも容姿、という売り方に、だんだんと疑問を感じていくのです。

    本当に大切なものって何だろう。本当の芸術って何だろう。ある程度高い地位についてしまった人が、自らの本当に求めるものを追求して地位を捨てるのはきっととても難しいと思う。それが出来るか出来ないかも、人それぞれだと思う。
    精神面を豊かにすることを求めるか、それとも物質面を豊かにすることを求めるか。
    私は前者を求めて地位を捨てたアーティストを実際知っているけれど、きっとすごく勇気が必要だったと思う。だけどその姿勢を尊敬します。本当の芸術って、売れることだけを求めて信念を曲げることではないと思うから。

    このお話を通して、そういうことを考えました。恐らく作者自身が、色んな欲が渦巻く世界で苦しんだ結果書かれた作品なのではないでしょうか。エンターテインメント性も高いけれど、シニカル度も相当に高い作品のように思えます。

    それにしても、としまえんのエルドラド(メリーゴーランド)が見たい…。
    星沢氏が語るエルドラドに対する熱意には脱帽です。

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ある朝、目ざめたら、男前になっていた…ンなバカな!笑いと涙のスーパーエンターテインメント。

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