のぼうの城

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861960

感想・レビュー・書評

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  • ちょうど忍城攻めをテレビで見たところだったので、とても面白く読めました。
    って、映画のキャストに「???」が飛び交っていたのを、やっと納得しました。
    外見上の特徴がなければ、悪くないキャストだとは思うのですが。

  • 豊臣軍の北条征伐における忍城攻城戦のお話です。

    「のぼう様」こと成田長親や周りの武辺者などの人物描写が中心で、以前読んだ「水の城」に比べると、戦いの描写は物足りないかもしれません。

    この本では甲斐姫は登場するものの、戦いは一切ありません。そのため、甲斐姫の活躍を見たいのであれば、「水の城」を読んだほうがよいと思います。

    この本は非常に読みやすいのと、堤を決壊させるまでの手はずが、「水の城」とは違い一味あるので、楽しめる内容でした。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-307c.html

  • 義父が大量に貸してくれたので、これから歴史物乱読期に入ろうと思います。

    秀吉が小田原城を大軍を持って攻めた時、忍城陥落を任された石田三成。

    城主成田氏長は秀吉に内通し、北条氏を裏切って豊臣傘下に下ると決めていた。
    一方、忍城に残ったのぼう様こと城代成田長親が下した決断は…?

    という話。

  • ちょっと難しかったけど、面白く読めた。
    戦を始めると、農民がわらわらと自ら城に入って戦に協力してしまうのぼう様の人間的魅力、いいね!

    これは勝ち戦と言ってもいいのでは…?と思うけど、忍城以外はみんな降伏して甲斐姫は差しださなければならないのがなんとも悔しい気持ちになった

  • 小田原城に行くまえに読んでおくべきだった_| ̄|○

  • 最初はただただ退屈しながら読んでましたが、後半になって読むスピードが上がりました。

    キャラクターも個性的で面白いです。
    歴史物ですが、エンタメ寄りでもあるので読みやすかったです。

  • 気持ちがいいだけで、勝者のいない戦
    面白いんだけど、心に重石が残る感じ…忍びの国と同じだ

    キャラ立ち結構!丹波好きだよ丹波

    映画はひどかった

  • 「映画より小説の方が絶対面白いよ」。
    映画も観てないし原作もまだ読んでないと言うと、そんなふうに勧められた。

    時は戦国時代。天下人・豊臣秀吉が統一の前に立ちはだかる最後の勢力は小田原を居城とする北条氏。

    …だけど、本書の主人公はその臣下にあたる、今の埼玉県あたりを本拠地とする成田氏の城主…の、従兄弟。

    坂東武者といえば、平将門を筆頭に自らも身を粉にして湿地や荒地を開拓した剛の者たちの血を引く者だ。
    粗野で品はないかもしれないが、パワーに溢れている…そんなイメージ。

    その「浮城」こと忍城を攻めるのは軍略に長け…てない、石田三成。圧倒的な軍勢で挑む彼らに対し、我らが(?)のぼう様、こと成田長親はのほーんとして百姓の田植えを手伝ったりしている(つもりで、邪魔になっている)。
    まるで赤子のごときこの大男は、一体何を考えているのか最後までわからないが、読む者も彼を愛さずにはやまないだろう。

    関東人として、意味もなく何だか誇らしくなっちゃう物語。文体も程よくくだけていて読みやすく、味がある。

  • 出だしは読みづらい感じでしたが後半に向けてグイグイと引き込まれていきました。また、登場人物の人間臭さが良いですね。

  • 映画を先に観て、もっと詳細を知りたいと思い読みました。映画を先に観たからか、配役のイメージで読み進めましたが、違和感もなく映画の配役が良かったのだと思いました。
    時折説明的な文章が入ってしまうので、個人的には話の流れが一時止まってしまうような感じがしたのですが、話は面白く、一風変わった主人公ののぼう様の最後までつかみどころのないところが常人と違っていて大変興味深かったです。脇を固める家臣も個性的なメンバーが多く、面白かったです。
    和田さんの他の作品も読んでみようと思います。

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