のぼうの城

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093861960

感想・レビュー・書評

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  • ハラハラドキドキ、一気に読みました。素敵な時代小説です。

  • 面白い!のぼう様が素敵すぎます。人を思いやる心が人一倍ある人なんだろうなあ。だからどんなに強い武将でも農民でものぼう様の言うことになら「しようがないなあ」でついていく。従うというより助けてやろうのどこか上から目線も実はのぼう様の策略なのか?でもそれでまとまってしまう。何て強い!対する石田三成も戦下手だけど、潔癖すぎる人柄がどこか憎めない書かれ方で好感持てました。映画も見てみようかなあ。

  • 人間味あふれるでくのぼうの’のぼう様’。
    いつの間にか私ものぼう様と一緒に三成軍と戦っていました。
    最後はホロッと泣いてしまいました

  • 面白かった。
    何処迄も何処か淡々とした書き味もいい。この人の文章は好きやな。
    誰に入れ込み過ぎているわけでもなく、皆、魅力的に描かれている。話自体も特段奇をてらっているわけでもない。
    これは、よか。

  • びっくりしたのが映画がすごく原作に忠実だったこと。素晴らしい!
    キャスティングも見事でした!

    映画の復習に最適!

  • 読み進めるごとに嬉しさがこみ上げる。そんな物語。
    新しいリーダー像?!

    間に挟み込まれる当時の文献などに基づく作者の解説が、
    最初は「せっかく入り込んだのに引き戻される!」と感じてしまって。。。
    でも気付いたらむしろそれがこの物語をより際立たせるというか、
    実際にこんな人たちがいたんだとわかって、
    すごく嬉しいような誇らしいような、、、そんな気持ちになれました。


    誇り高き戦国の男たちは、
    命も惜しまず真っ向から戦いを挑む。
    それは利にありつくためではなくて、
    大切なものを守るため。
    そして敵味方関係なく勇敢な者は賞賛する。

    カッコ良すぎる!

  • 爽快感抜群!ムカつくやつを思い出し、そいつをやっつけた気分!胸がスッとします。

  • 映画があまりに面白く、原作読みました。

    「史記」を読んだとき、登場人物の親の生立ちとかに話が飛ぶ筋立てが、
    話を立体的に奥深くさせるな~と思ったことがあって。
    そんな感じで、映画では知ることのできない物語の奥深さが味わえて良かった。

    いちいち、どの言葉も名言で!!
    私は、のぼう様が敗軍の将なのに堂々と「開城の条件を2つ」言い放つ、あのシーンがやっぱり好き。
    そして、その前後の重臣たちの口の悪さ^^
    ほ~んと、あったかい気持ちになる不思議な戦記。

    あぁ~。色々わかった今、もう一度映画見たくなっちゃった♪

  • 映画を見た後読みました。
    流れなどはほぼ映画と一緒なので、映画が如何に原作を大事にして作られたのかが分かってとても面白かったです。
    映画で描かれなかったシーンでとっても爽快な戦いもありますので、是非読んで欲しいです。

    ただ歴史を交えて綴られている文章は慣れるまでは何度も戻ったりしながら中々進めませんでした(笑)
    慣れてしまえば問題はありませんが。
    実際にあったお話を描いたモノを色々読んだり見て来ましたが、読み終えた後にもやもやの残らない数少ない作品です。

  • 戦国の世の話なのに、こんなにも清々しい読後感とは。歴史に疎いので石田三成による忍城攻撃の話は初耳だったが、面白くて読み止められず一気読みだった。攻守両陣があくまでもフェアな戦いを繰り広げていて、アンフェアな輩は例え自軍であっても許さないというのが格好いい。将器か愚者か、家臣も領民はもとより敵将までも惹きつける長親は実際もそんな人物だったのだろうか。終章で三成と長親との対面がまた爽快だった。(長束正家だけはつまらない小人物だと思った)そして甲斐姫の『男前』ぶりも痛快。忍城が現存してないのがとても残念だ。

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