- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093862059
感想・レビュー・書評
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もう二度と開けないかもしれない。そのくらい読むと切なくて苦しくて涙が止まらなくなる。
でもこの二人は幸せだったんだね。
最後のページをめくるとき涙と嗚咽が止まらなかったです詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後まで楽しめた
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幸せとは?死とは?そういった概念について、既成の評価に対する問いかけを受けているような物語だった。
一般的な家庭に育ち、一般的な教育(令和のこの現在標準だと信じられているもの)を受けた人であれば、ほぼ同じ価値観をもって幸せや死を定義するのだろう。
よい企業によい収入、円満な家庭。何一つ問題のない暮らし。それが幸せ。……本当に?
人生の終わり。忌避すべきもの。大いなる苦しみである。それが死。……本当に?
歳を重なることで描くことのできる幸せと、死に対する思い。歳を重ねていないからこそ描くことのできる幸せと、死に対する思い。
どちらも正解で、どちらも尊ぶべきものなのではないだろうか。
人生に正解などないというが、それは全てが正解だから1つの模範解答を示すことができない、という意味ではないのだろうか。
そんなことを考えさせられる作品だった。 -
私はこの本けっこう共感できました。女の子の方に。私は別にそんなにひどい家庭環境ではなかっけど…
最後の方では泣いてしまいました。 -
図書館で適当に借りた本。
一気読みして3時間ほどで読めた。
この二人は幸せだったのかな…。
世界を終わりにして良かったのかな…。
違う道があった気もするけど、でも最上層のスミオと最下層のジュリアだから、この最期が幸せだったのかもね。
幸せとは生きることではない気がする。 -
なんか簡単。さらっと読めた。
ケータイ小説みたいだという意見もある。
でも、時折見せる描写の鋭さはやっぱりケータイ小説とは違うと思う。
それにしても、どんな状況でも女の子の方が考えが現実的だな。
ただ、男の子の懸命な努力でなんかくつがえっているが。 -
単純な筋だがハートと深い心のヒダがあって良かった。
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浮世離れした金持ち大学生と貧乏人の女の娘の恋愛物語。ちょっと、展開も読めてしまうほど、ストーリーとしては、ありふれているかな?と感じたが、面白く読めた。
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救いない悲しい話。
でも心がギュッとなるけど嫌いじゃなかった。
読み終わった後結構余韻を引きずってしまった。 -
現代版ロミオとジュリエット
泣けます。