群青 (shogakukan paperbacks)

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著者 : 宮木あや子
  • 小学館 (2008年9月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862295

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群青 (shogakukan paperbacks)の感想・レビュー・書評

  • 生まれてからこれまで、海を見ない日はないけれど、それでも海は綺麗だ。
    (P.42)

  • 島って、独特な環境。
    少しあこがれもする。

  • 一気に読み終わった。
    ツッコミどころ満載で、あらすじ以上のものはないんだけど、読み出したら止まらない。女性限定読み物という感じ。
    イメージ的に、凉子は優希美青、龍二は坂口憲二、一也は菅田将暉、大介は佐藤建?とか想像してしまうあたり、それなりに楽しんでる?

  • さっと読んだ一回目はぼろぼろ泣きながら読んだ。切ない。救われない。
    でもちゃんと読み直してみると、終わり方がちょっと納得いかなかったかな。
    一也が大介に思ってたこと、大介が一也に思ってたこと、そこに涼子がいなかったら友情という形で残ったのかもしれないけれど、結局彼らの中心は涼子だったわけで。
    きっと本音でぶつかれなかったんだろうな、ああいう形で一也が語るまで本心もわからなかった。
    このすれ違いというか思い込みが切なくて、涼子の痛々しさ以上に悲しかった。
    あとにんじんがただのくずじゃなかったのがすごく良かった。それもまた切なかった。

  • 紺碧…美しい世界が広がっていた。海、ピアノの音色、若い男と女。全てが美しい。
    三原色…豊かな海とともに一人娘は母の面影を濃くしていきながら美しく成長する。
    群青…最悪の出来事から先は読み進むのが辛くなり、祈るような気持ちで休み休み読んだ。もう涼子も海にいる恋人と結ばせてあげたいと不吉な事を思ったりもした。島という閉ざされた世界のために想いがどんどん煮詰まってしまうのだろうか。海底のどん底まで行った後はゆっくり浮上するかのごとく、娘は少しずつ確実に回復する。そしてお母さんとの感極まる出会い。恋人も新しい恋人を見届けて昇天し、お母さんも安心して旅立つ。

    映画を見たけど設定やストーリーが微妙に異なっていて、小説とは別物だった。
    花宵道中と雨の塔は僕好みではなかったけどこの作品はハマった。すっかり心を持って行かれてしまった。心は海の中のサンゴを求めさまよっている気持ち。

  •  映画と少し違うのかな。映画を昔見たことがあるので、その映画では分からなかったような、深いところが分かったような、やっぱり分からないような。笑

  • 病を抱えたピアニストが南の島で恋に落ち、娘を産む。その娘もやがて成長し、島の少年と両思いになったが彼は死んでしまう。
    映像化しやすいストーリーだ。この人はベタじゃない小説の方がうまい。

  • 三人称で心情面を濃厚に書いているからだと思うが、ずいぶんと感傷的な文章を書く人だと思った。この人のほかの作品を読んだことがないのだが、これがこの人の作風なのだろうか。ストーリーとしては実にありきたり。一人の女とふたりの男。幼馴染同士が男と女に変わるときに起こる悲劇を、少女の両親の悲恋も絡めて描く。ありきたりな三角関係、ありきたりな悲劇もの。だからこそ、南の島という特殊な舞台が必要だったということになる。なので、多分、映画で見たほうがいい作品だろうと思う。これは映像で描かれることを前提にしたものなのだから。

  • ピアニストの由起子は、病気療養のために訪れた島で漁師の龍二に出会い、恋に落ち、やがて女の子を身籠もる。
    しかし、娘・凉子を産んだ後、由起子は儚(はかな)く他界。残された凉子は美しく成長し、島の幼馴染の漁師・一也と愛し合うようになる。だが、一也は結婚に反対する龍二に反発。漁師のプライドを賭けて深く海に潜り、帰らぬ人に。
    最愛の人を失った凉子はショックで心を病み、父にも、凉子に思いを寄せる幼馴染の大介にも心を閉ざしてしまう……。

    またまた宮木あや子……ですが、この小説はまた一味違うお話でした。
    あらすじだけ読むといかにもお涙頂戴要素てんこ盛りのフルコースで興醒めですよね。まさに実際その通りなのですが、あろうことか私は終始ひたすら泣いてました。いやここまで泣かせますかっていうくらい泣いてましたね。
    感動を全面に押し出した小説は構えちゃうし白けてしまい、本当に感動することって余りなかったので自分でも驚きです。宮木あや子の丁寧で繊細な筆致の威力を改めて実感。
    南の小さな島っていう舞台設定もぴったりでした。

    素直に感動できるので、とにかく泣ける小説を探している方には強くオススメしたい一冊です。

  • 内容紹介
    離島の女と男をめぐる生と死と再生の物語
    長澤まさみ主演、沖縄・八重山諸島を舞台にした映画「群青」の原作小説。
    愛する女のために命を懸けて海に潜る男たちの熱く純粋な思い、
    そして最愛の人を失った女の絶望と再生を鮮やかかつ官能的に描いた恋愛小説。
    内容(「BOOK」データベースより)
    沖縄の離島で生まれた少女は、新しく開かれた未知の世界を、浅黒い男の肌の向こうに見た―。

  • 「雨の塔」「白蝶花」などとはまた違った宮木作品でした。夏の暑い日にぴったりでした。かなしくて、でもあたたかい話に、情景が頭にすぐ浮かびます。なんとなく、三浦しをんさんのような雰囲気でした。
    わたしはいつもの宮木作品がすきなこともあり、本作は★2つ。由起子の話だけを、スピンオフでもいいので読んでみたいです。
    2013.07.07

  • 目に浮かぶ沖縄の海がすごく綺麗だった。

  • 長澤まさみが映画でやってたやつ。

    運命の恋っていいなあ。。。
    これにでてくる運命は、どれもつらい結末だけどさ。

    でも、それほど激しく愛し愛される
    お互いを求め合う関係って
    想像できないや。

    南の島のおだやかな風のような
    静かなお話。でも心地よかった。

    海の男はかっこいい。

  • 感情移入できなかった部分が多いが、宮木さんの文体や風景描写は頭にすっと入ってくるうえに美しいのでそのは楽しめた。

  • 文章の一つ一つがとても素敵で本のなかの世界に惹き込まれてしまった。

    内容は離島の狭い社会の物語で、実際の生活もそんなものなのかすごく想像力をかきたてられた。
    そこはムラ社会で人と対立しては生きていけないところ。

    子供たちは海と空と大人シマンチュに見守られて育つ。
    そのうち各々が進路を決めて高校に行くために島を出るもの、残って漁師になるもの、それぞれである。
    この物語の中では悲しいことがたくさん起こってしまうのだけど、その起こった全てのことは誰のせいでもないし、人を責めることもできない。
    だけど親しい人、身内、愛する人、を亡くしたものの感情はその本人にしか分からないもので、加害者と被害者(本当は違うけど、あえてそういう言い方をすれば)、その両者のかかわり方と一人一人が葛藤に苦しむ姿に、読んでいる方も胸が締めつけられる思いだった。

    最後まで切なく、でも温もりを感じる話だった。

  •  なんという切なく、痛く、哀しい話なのか。全てが胸をついてくる。ほぼ一気に読んだ。

  • 「果てない群青色の物語」
    宮木さん初読みです。当たった。もっと他の作品も読みたい。
    南の島の恋の話。閉鎖的な島、高い空、深い海、やり場のない想い、の群青色です。重たい話でしたが、表現と文章が軽いのでさくさく読み進められました。三篇からなるひとつの物語です。女性向きかなあ。
    映画を元に書き下ろされたお話です。

  • 海がきれいな感じがします。

  • 人は本当に大切なものを無くしたとき どうなってしまうのか 考えさせられたお話でした。少し非日常的な感じはするけど 登場人物の気持ちなど 共感できる部分もあって面白かった。

  • 青色の表紙が綺麗だったので、手にとってみたのですが、その内容も南風原島の青色の海を背景にした綺麗な物語でした。
    章ごとに、異なる主人公の視点で書かれた心理が余りにも純粋で、南風原島の自然がそのまま登場人物達に表現されているような、潤いのある読み応えでした。
    石垣島から足を延ばせば、まだ全く異なる世界がある事が分かり、今度の旅はそんな世界も良さそうだな、と物語の余韻に浸っています。

  • 現実とファンタジーが入り混じり、南の島の自然の鮮やかな色合いで彩られたとても美しい話でした。
    3人の同級生。
    お互いの関係の均衡が崩れてしまったために、悲しい出来事が起こったとしても、やはり一度しかない人生だから思ったように生きなくてはと伝わってきました。

    3年前に映画化されていたようです。
    公式サイトのウミンチュ診断では、タイプの男性は一也でした。ワイルド!

  • 前に読んだ宮木さんの本がおもしろかったので、もう何冊か読んでみようかな、と思って図書館で借りてきた。

    療養のため元ピアニストの女性が離島の小さな街に移住してきたところからはじいまる、離島で暮らす人たちのお話。

    離島とか、田舎とか、閉鎖的なところで完結するべっとりとした色恋モノは好きなのでとてもおもしろかったけど、当然ながら展開は重いし暗かった。
    宮木さんは暗くてドロドロした話がお上手なのだな。元気のあるときだけ読むようにしよう。

    映画が原作で、それを基に書き下ろしたお話だったみたい。
    宮木さんの雰囲気にとっても合っていたのでおもしろかったー映画も見てみようかな

    雨の塔はいつも貸し出し中だなあー文庫だし買っちゃっても良いかも

  • 切なく哀しい。
    読みやすいけど、重い。

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