- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093862523
感想・レビュー・書評
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タイトルに惹かれたんだけど、なんだか読み進めにくかったな…。大学生ものを読むと決まって大学時代が恋しくなる。なんだかセンチメンタルな気持ちになってしまう。男の子3人と陽子さんのようにやりたいことが明確に見えている人は眩しくて、羨ましい。私は花ちゃんよりアリサが好き!2011/300
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ファッションが好き、クラブで踊るのが好き、観葉植物の溢れるカフェで有機野菜たっぷりのサンドウィッチを食べるのが好き、でもビールも好き、一人旅も好き。そんな風に好きなことがたくさんある主人公、花は、友達に誘われてたまたま参加した合コンで、同じ大学の数学科、不思議な雰囲気のたっくんと出会う。
花とたっくん、友達のアンドウくんとヤマネくん、4人で過ごす京都での日々が始まった。
久しぶりにごくシンプルな恋愛小説を読んだ。
話としては数学狂い気味なたっくんと”リア充”系花のちまちま進んでいく恋愛模様がメインなんだけど、ヤマネくんとアンドウくんもいい味を出していて、4人でいて楽しそうな様子がとても和む。食べ物もおいしそうで、アンドウくんこだわりのたこ焼き食べたい。
花のキャラクターがわりとなんでもありすぎてなんとなくちぐはぐな印象はあるのだけど、それこそ”がっさり”しているというたっくんの評で、なんでも受け入れていける間口の広さが花の魅力でもあるんだろうとは思う。
そしてとにかくたっくんにときめいた。不器用・要領悪い・数学バカなのにポイントをちゃんとついてくるところがかわいいかわいい。
山あり谷ありな話じゃないけれど、穏やかに気持ちよく読むことができてよかった。 -
読みはじめはなかなか入り込めず、花ちゃんをイメージできずにいた。
だんだん面白くなってきて、最後にはほっこりした。 -
関西が舞台のお話だと何だか無条件にうれしい。
京都に暮らす大学生の日常。
研究対象の大腸菌や数学を敵だと言ってしまえる若さと素直さ、可愛らしさを羨ましく思う。 -
つまんない小説だなあと思っていたら、最後にはキャラクター達が大好きになっていた。女の子が好きなんだろうね。じんわりする、共感できるものが詰まっていると思います。
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京都での大学生活。理系学生との恋。
京都好き、森見登美彦さん好きの私には気になる一冊だった。
読んでみたら、爽やかで可愛らしい小説だった。きれいにまとめられていて、心身が疲れているときでもサクッと読める。森見さんの描く大学生とは全く違っていて、そのギャップも面白かった。
ただ、全体的に、既に読んだ・見たことのある小説や漫画、またはドラマの焼き直しのような感じはした。心理描写も淡く、何故主人公の女の子がこの男の子に恋するのかがいまいち理解できない。私の目には登場人物達はあまり魅力的には映らず、個性の書きこみも薄いと感じた。
世代的にはこの作家さんとの方が断然近いのに、田辺聖子さんの書く恋愛小説の方に断然共感出来てしまう私…
読後感は良かった。 -
夜は短しの方が「面白いっ!」という感じだった。
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2009年、大学一年生の時にダ・ヴィンチを見て気になり買った恋愛小説。
舞台は京都大学。
たまたま京都への旅行の道中に読み終わった小説です。
主人公の大学生4年生の花は天真爛漫という言葉がピッタリ。
そんな彼女が別世界に住む理系男子達と仲良くなり、過去の自分、今の自分に向き合って行く内容です。