- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093862523
作品紹介・あらすじ
京都での学生生活も四年目を迎えた七夕の夜、わたしは数学科のキテレツな彼と出会った。どうしてこのひとなんだろうと思う。客観的に見て、異性にもてはやされるタイプとはいえそうにない。目を引くような美男ではないし、話がものすごく面白いわけでも、ことさらに気がきくわけでもないのに-。わたしは恋に落ちている。まっさかさまに、落ちている。
感想・レビュー・書評
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内定をもらい卒業を控えた女子大生と理系男子の恋の話。
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大学4回生の七夕の日に出逢った花と龍彦の、少しずつ距離を縮めていく感じが良かったです。
京都の住所みたいな書名に惹かれて読んでみましたが、挿絵も可愛いですし、大学生を満喫している花たちが楽しそうで、昔を思い出し、共感しながら読めました。 -
私は、あろうことか、先に「恋月橋」「桃栗坂」を読み、やっと「七夕通」にたどり着いたのであります。東京で働きながら、たっくんとの遠恋を続けるばかりか、時々京都に戻って、しっかり姉さんぶりを見せてくれる花ちゃんを先に知っていたのです。
4回生の七夕の夜の合コンから東京への旅立ちまで、ハラハラの連続だったに違いないのに、魂の軸とでも言うべきもの「私はたっくんがどれほど数学オタクでも、愛で勝つ!」ががっちり出来上がったのには感嘆させられました。 -
京都を舞台にした大学生の恋愛小説
あかん、何ひとつ共感できなかった
(笑)わろとけわろとけ
めちゃくちゃ大きな事件が起きるわけでなく
京都というちょっとクセのある街を舞台に少し不安定な若者たちの…ってあれ最初と同じこと書いてるわw
うーん、たぶんこれまさに大学生くらいの女のコが読んだらすごく面白いんだろうな
おっさんが読む話違うかったかな?
いや、そういうこと違うな
そういうことじゃないな
感受性の問題?うーんなんか違う
この感じのやつ嫌いじゃないはずなんだけど
入りこめなかったな〜
ま、合わなかったということで
そういうこともあ〜る!
究極超人あ~る!-
2023/06/22
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2023/06/22
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2023/06/22
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京都
理系男子
ブルーベリー
たこ焼き
学会
花火
自転車
大学時代を思い出す。ほっこりします。
図書館本リクエスト -
京都の大学生活を懐かしく思い出しながら読んだ。憎めない理系学生達、あそぶん学部の女の子、某女子大の友達、御幸町にあるお洒落なコレクトショップ、ソレイユの陽子さん、祇園の女、美園さん。ユニークな登場人物ばかりで面白かった。
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文体や印象は瀬尾まいこと似ている。
が、主人公がただ卒業までの出来事を書いただけ、という印象が強く、単なる京都の大学生日記に過ぎない。
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とても読みやすかったです。
二度とない学生生活。大学生の過ごし方は都会でも地方でもそれほど変わらないと思うが、このお話は随所に京都の風景や名所が出てくるので、京都に行ったことがあれば自分もそこにいるかのように想像ができて、ストーリーに入り込みやすいです。
若いときに京都で生活するという経験ができたら楽しいだろうなと思いました。 -
いやはや
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こざっぱりとした恋愛小説ではあるけど、主人公である花の「多趣味」「好きなものが多い」「飽き性」と言った本人が難ありと認識している性格への理解、相手である龍彦やその友人らとの関係などを深めていく様を丁寧に描いている作品だと思う。
特に龍彦との仲や信頼を、周囲の人間との会話を挟みながら時間をかけて深めていく様が好ましく思った。
花主体で物語が進んでいき龍彦が花に惹かれた理由など、龍彦側の心理描写がないのでその辺は物足りないと思うかもしれないけど、私は満足して読み終わりました。