左京区七夕通東入ル

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 799
感想 : 178
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862523

感想・レビュー・書評

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  • 京都を舞台にした大学生の恋愛小説

    あかん、何ひとつ共感できなかった

    (笑)わろとけわろとけ

    めちゃくちゃ大きな事件が起きるわけでなく
    京都というちょっとクセのある街を舞台に少し不安定な若者たちの…ってあれ最初と同じこと書いてるわw

    うーん、たぶんこれまさに大学生くらいの女のコが読んだらすごく面白いんだろうな
    おっさんが読む話違うかったかな?
    いや、そういうこと違うな
    そういうことじゃないな
    感受性の問題?うーんなんか違う

    この感じのやつ嫌いじゃないはずなんだけど
    入りこめなかったな〜
    ま、合わなかったということで

    そういうこともあ〜る!
    究極超人あ~る!

    • 1Q84O1さん
      ある日突然、「お父さん会ってもらいたい人がいるの…」ってパターン
      ある日突然、「お父さん会ってもらいたい人がいるの…」ってパターン
      2023/06/22
    • みんみんさん
      彼氏できる度に言われたらメロリン卒倒しちゃうもんね〜面倒くさそうだし笑
      彼氏できる度に言われたらメロリン卒倒しちゃうもんね〜面倒くさそうだし笑
      2023/06/22
    • ひまわりめろんさん
      めんどくさい言うな!ヽ(`Д´#)ノ
      めんどくさい言うな!ヽ(`Д´#)ノ
      2023/06/22
  • 京都の大学に通う花ちゃん。
    朝、冷凍ブルーベリーがこぼれて白いブラウスにしみがついた。花柄のワンピースに着替えて大学に行くと、いつもと少し雰囲気の違う彼女は合コンに誘われて、同じ大学の数学科の学生たっくんに出会う。いつも付き合っている友人たちとはちょっぴり違う雰囲気を持った、たっくんにひとめぼれ。

    文学部の花ちゃんの友達、剛くん。ちょっと軽いところもあるが、人づきあいがよくて楽しい人気者。
    理系男子の修治くん、ヤマネくん、アンドウくんも打ち解けてくると、なかなか魅力的。


    明るく楽しい学生生活を送る女の子の4回生の後半をほわーんとした雰囲気で描き出している。辛いこともすれ違いも、心がわくわくしてたまらない感じもさしてない。就職に対する不安もないし。
    まあ、それはそれでいいんだけど。


    で、途中からのめりこめなくなった理由を考えてみると、理系男子の描かれ方が久しぶりに古典的だったからかも。
    内向的で、目の前のことに没頭するとわき目もふらず、優しいけれどイケてない。
    古い青春ドラマのヒーローは英語か国語の教師と決まっていて、
    たいがい数学の教師はその対極にいるみたいな。

    あ、「坊っちゃん」の山嵐は豪快なイイ人だったっけ。
    最近では「ガリレオ」の湯川先生を福山さんが演じて、ずい分挽回してるか!!
    一番好きなラブコメドラマの「やまとなでしこ」では、堤さん演じるさかな屋で数学者の欧介さんはロマンチストで純粋だった!

    負けず嫌いにもほどがあるというか、言い返そうとすればするほど逆に認めてしまうような。意識してるのは、こっちだけというか。まあ、世の中の人は、こんなこと気にも留めないとは思うけどね。
    こんなこと感じてる自分が一番囚われているのかも。

    本を読んだりTVを観て何かを感じるのは、人それぞれの生きてきた背景があるからだと思う。どのセンサーが一番敏感に働くのかということなのかもしれない。
    ストーリーとは関係のない、そんなことをしみじみ考えてループにはまったのでした。

  • こういうけちのついた日には、気分を変えてちゃんとおしゃれしたほうがいい。気に入らない格好で一日を過ごすのは、地獄だ。
    そんな気持ちで花柄のワンピースを着た七夕の日に花ちゃんがであったたくちゃん。
    おしゃれが好きで大企業に就職も決めて、楽しく明るい未来を漠然と信じていた花ちゃんと数字に魅せられたたくちゃん。
    京都なのに!もりみーや万城目さんの京都と全然違う!なんかショック。
    たくちゃんやアンドウくんやヤマネくんはもりみーと万城目さんの匂いがするんだけど。
    花ちゃんという紅一点からの視線が京都の街を恋バナを咲かせる街にする。

    京都という場所は学生の頃に恋い焦がれていた場所。この本はそんな私の憧れの学生生活を描く。
    そうか、大学に入り直した友人が自転車で走りまわってたのはそういうことなのか!などまだまだ京都は奥が深いな。

    数学にはまり込んだたくちゃんのバリア。
    大腸菌に夢中な親友の彼。
    遺伝子と酒なアンドウくん、火薬と酒なヤマネくん。
    そんな彼らをみていて花ちゃんは揺らぐ。
    一歩を踏み出す時の不安。
    そうだったなあ、好きなことを続ける友人が羨ましかったな。
    そんなあの頃を思い出す。

  • 瀧羽さんの作品、2冊目です。

    偉そうで申し訳ないのですが、
    よくある恋愛話でした。

    前回に読んだ、
    『はれのち、ブーケ』が
    良かっただけに、
    がっかりした感が
    少しあったのは否めません。

    でも、私はまだ2冊しか
    知り合ってないので、
    これからも読んでみようと
    思ってます。

    だから期待を込めて、
    星3つとさせて頂きました。

  • 京都が舞台の青春小説。
    登場人物も個性的で面白いし、就活、留学、大学、恋愛についてのそれぞれの葛藤はリアルで、同じ大学生として刺激を受けた。
    有川浩『植物図鑑』が好きな方におすすめしたい。

  • 大学生の女の子を主人公として、ある日出会った男の子との恋愛を描いた作品。
    というわけで、ふんわりとした世界が最後まで続き、可もなく不可もなく。
    気分が乗らないときに骨休めとして読んでください。
    いただいた本なので読みましたが、う〜ん難しいところだなぁ。ほかに読んだ方がいい本はもっとあるし…。
    まぁ、何も考えずに読めるので自主休業中の時にでも。

  • 内定をもらい卒業を控えた女子大生と理系男子の恋の話。

  • とても読みやすかったです。
    二度とない学生生活。大学生の過ごし方は都会でも地方でもそれほど変わらないと思うが、このお話は随所に京都の風景や名所が出てくるので、京都に行ったことがあれば自分もそこにいるかのように想像ができて、ストーリーに入り込みやすいです。
    若いときに京都で生活するという経験ができたら楽しいだろうなと思いました。

  • これが女子大生の普通なのかもしれないと思いつつ、でもあまりに恋だけというか恋中心というか、他にあまり書き込まれない主人公、物語、は共感し辛く物足りなさを感じてしまった。

  • タックンはいつから花のことが好きだったのだろう・・・あらすじを読む限りタックンってもっととっつきにくい感じがした。

著者プロフィール

1981年、兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞し、デビュー。
著書に『ふたり姉妹』(祥伝社文庫)のほか、『ありえないほどうるさいオルゴール店』『女神のサラダ』『もどかしいほど静かなオルゴール店』『博士の長靴』『ひこぼしをみあげて』など多数。

「2023年 『あなたのご希望の条件は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀧羽麻子の作品

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