- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093862578
感想・レビュー・書評
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すごく唯川恵さんらしいなと感じた、10つの短編集。ホストに貢いだり、息子をバカみたいに溺愛していたりと、基本的に世間一般から見ればバカだなーと思う人たちなんだけど、イタイだけの話では決してないんですよね。どれもすごく面白かったです。
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みんなそれぞれ心に陰がさしている
自分の見たくない部分を見てしまった気分にもなってしまった -
まるで何かを登りつめるように堕ちていく10人のストーリー。自業自得とはいえ境遇としては哀れだが、決してただでは沈まないぞという女のしぶとさが根底にうかがえ、それがうっそりとした気味の悪さを醸し出している。
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十人十色の残酷な恋の物語。タイトルが秀逸。
この物語に描かれる恋は全て「執着」と言う言葉に置き換えられる気がする。
そして執着は決して人を幸せにしないのだということも。
でも、わかっていても手放せないんだよねー
愚かで醜いかもしれないけれどそれが女なんだよねー
そんな唯川作品らしいピリリとスパイスが効いた短編集でした。 -
静かに怖く、せつない。
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図書館で借りた本。
10人の女性のショートストーリー。
読みやすく、すぐに読み終えることができた。
難しくないので、考えることもなく、読み終えました。 -
人は生きると孤独になる、大人になればなるほどに。
どうしようもない女達の極端な姿、けれど、けして珍しくない姿。
自分を保つのは難しい、のだろうか。
さらりと読めて、深く考えさせるなぁ。 -
いろんな恋愛の形を
独特の筆跡で紹介しています
ちょっとHだったりして
たのしめました -
短編集。なんだか切ない・・・。