あねチャリ

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著者 : 川西蘭
  • 小学館 (2009年11月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862639

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あねチャリの感想・レビュー・書評

  • 著者の『セカンドウィンド』でファンとなり、同じ自転車競技
    の作品ということで本作品も読んでみた。

    ひきこもりだった(元)女子高生が、自転車の魅力にとりつかれ、
    才能と努力で世界を目指すという王道のストーリー。

    プロローグの最初から、もうとりこです。

    2012年夏には、女子競輪(ガールズケイリン)が48年ぶりに
    復活するとのこと。

    この作品で描かれた空想も、現実になるかもしれない。
    実に興味深い。

  • 高校中退した女の子が、ダイエットのために始めた自転車にハマり、世界一を目指すという、シンプルかつ単純なストーリー。
    出だしで主人公がランニングより、ウォーキングよりスピード感がある自転車がすきという主人公に共感して、最後まで一気に読みました。

    主人公が負けず嫌いで真っ直ぐ。
    でも女の子っていうところが、僕の好きなシャカリキと違って、また面白かったです。

    他の登場人物もでしゃばりすぎず、ちょうど良い感じ。
    最後、一気に飛躍しすぎでしょっていうのはご愛嬌。

    この著者の他の著作も読みたくなりました。

  • 自転車と出会って、自転車競技にのめり込んでいく少女の話。

    主人公・早坂凜は怪我により続けていたバレーボールを辞めざるを得なくなり、学校にも行かなくなってしまった16歳。
    運動をしなくなったことで自分の体が緩んでいることに気づいた凜は、自転車ダイエットの記事を見て、自転車に乗り始める。
    当初はママチャリで河川敷を走るだけだったが、あるきっかけで元競輪選手と出会い、競輪や自転車競技で使うピストバイクに触れ、本格的に自転車に乗り始める。

    競技との出会い、良い師匠との出会い、それまでの生活との別離、競技に取り組む上で立ちはだかる障害と味方の出現、こうしたスポーツ小説のエッセンスが見事に凝縮されている。
    主人公を女性にして、元来体育会系だけれど、一旦引きこもっているという設定がエッセンスを引き立てている。
    それでいて、非現実的な根性論や才能の飛躍もなく、すっと物語に入っていける。
    そのため、ラストに向けて気持ちの良いカタルシスを味わうことができた。

    でも、いちばん気に入ったのは、実家を出て師匠に弟子入りするくだりで父親が理解を示すところ。
    こういうエピソードで涙腺が緩む歳になってしまったのだなと、改めて感じた。

  • 「セカンドウィンド」の川西蘭の著作。元バレーボール部の高校生がケイリンの世界を目指す物語。ピストバイクとの出会いから自転車にのめり込んで行く姿はグイグイ引き込まれる。ひたすら何かに打ち込む姿は美しい。でも、最後はちょっと唐突すぎた感じがして残念。「回せ、回せ、回せ。」自転車のペダルは踏むのではなく回す。自転車にのるとき、そんな声が聞こえてきそう。

  • 読み初めから引き込まれる文体だ。レース時の心理描写やかけひきをもっと楽しみたい。

  • オンナノコの自転車競技。
    オンナノコが頑張るお話は好きです。文句なく。
    もうちょっと家族の話が出てきてもよかったかな。

  • 競輪ファンなんで、楽しい話でした。
    美人が活躍するお話大好き。

  • 今でこそ女子競輪が復活しているが、その前に書かれたケイリンを目指す少女の物語。
    自転車への造詣も深く、読みやすい一冊。

  • これはセカンドウインド女版!
    16歳でケイリンと出会ったりん。自転車の面白さに惹かれて、高校を辞め女子ケイリンの世界に飛び込む。しかし、競技人口の少ない女子は、窮屈なことが多くー。あっさりと終わってしまった感が強く、人物の描写まで描ききれていない。コーチがりんをどう思っているのかだとか、女性ならではの悩み、体の変化も描かれない。淡々と才能があるだけで。リアリティに欠ける分だけ退屈してしまう。

  • がっつりスポ根ものだった。

  • 一気に、読みました。
    漫画にしてみたらおもしろいと思う。

  • 友人に薦められいっきに読んだ。女性強し!

  • 青春スポーツ小説~凛は在学していれば高校2年生だが、小学校高学年から続けていたバレーボールを手首の故障で断念し休学中で家事をこなしながら引き篭もる生活で外出は通学用の自転車でのサイクリングだけだ。ある日、川沿いのサイクリングロードでロードサイクルを追いかけていてパンクしピストバイクに乗る中年男性に助けられるが、男性はボスと呼ばれサイクリングチームを持っており、速く走るこつを教えてもらいたい。課題をこなして一週間後、ワンボックスカーで峠に連れて行かれ、1ヵ月のトレーニングの後、18歳の競輪選手志願者と山登りの競走を行うが、1分け2敗。ボスはやればできるのだと亮という男の子を褒めるだけで、凛は悔しい。元競輪スターだったボスに土下座して弟子入り志願をすると、親の同意が必要だと言われ、せめて高校卒業はと泣くばかりの母親とは話し合いにならず、いつもは生返事ばかりの父親がボスとの話をまとめてくれた。痴呆が多少入った元資産家の小春と競輪ファンだったバン爺、亮が暮らすタンポポハウスでおさんどんを含む管理人をしながらボスの経営するリサイクル店で働きながら、ボスから貸してもらったロードサイクルでトレーニングをする毎日、小春の車椅子の修理完了と同時に、凛のピストバイクも中古品の組み合わせで完成した。初めて訪れた競輪場では偏見に満ちた視線を感じながらも走った千タイでは亮に遅れること14秒の1分19秒を出して漸く認められた。亮は3回目に競輪学校合格を決め、凛もハッパをかけられる。5年後、海外で行われたスプリントレースでは1回戦で敗退したが、ケイリンでは幸運も手伝って3位入賞を果たし、女性2名を含むプロアマ混合の記念競輪が地元で企画され、亮が先行の番手で走る凛はスタンドで応援する家族の姿を確認する~なるほど青春スポーツ物語だ。川西氏は1960年広島生まれで、早大政経学部在学中に作家デビュー。青春スポーツ小説の第一人者だそうだが、聞いたことがなかった。トッププロであるシーサーの女がバンクを走る事への危惧が本物っぽい。昔は女性の競輪もあったと書いているが、一時導入されたが迫力に欠けて廃止されたのは当然だろう。賭の対象となるバンクでの走りは、選手だって命懸けにならざるをえない。女でも死力を尽くせば・・・男と並んで競える・・・というシチュエーションは奇跡であって現実的ではない。だからフィクションなんだけどね

  • 典型的スポーツサクセスストーリー。主人公が女の子で競技が自転車、というのが新味。

  • 「ママチャリ」ならぬ「あねチャリ」
    競輪選手を目指します。

  • 久々の川西蘭。
    楽しい青春小説でした。

  • 2010.7.14読了
    手首の故障でバレーを辞めた高校生の女のコが、自転車に目覚めて競輪を目指す?話。

  • 主人公の早坂凛は、16歳のとき引き籠もりから立ち直るために、ママチャリでサイクリングを始めた。いつしか「自転車で駆けっこをする楽しさ」に目覚めていく。元“怪物競輪選手”との出会い。親との諍い。高校退学・自立。競輪学校をめざす少年たちやプロ選手との競い合い。...ひたむきに生きるゆえに挫折も多い。しかし、凛はバンクを疾走すればいつでも自由になれた。そして5年後、世界選手権女子ケイリン決勝のトラックに、凛がいた。世界チャンピオンと並走する凛。ラスト1周のベル(ジャン)が鳴った。袖の日の丸が激しく揺れる。大外からバンクを駆け下りてフィニッシュラインに飛び込む凛...勝てたのか。

  • 引き籠もりから立ち直るために、ママチャリでサイクリングを始めた凛。いつしか「自転車で駆けっこをする楽しさ」に目覚めていく。そして5年後、凛は世界選手権女子ケイリン決勝のトラックにいた…。女子ケイリン小説。
    川西欄を読んだのはずいぶん久しぶりだけど、いつの間にか青春スポーツ小説の第一人者なのだそうだ。確かに女子+ケイリンの設定は珍しいが、薄味感は否めなかった。
    (C)

  • 先が読める展開だけど一気に読めた。
    取材効果なのか、「セカンドウィンド」と比べると自転車描写が詳しい。
    ただレースシーンや人間関係のその後の展開など盛り上がるエピソードが少なめなので、少し物足りなさも感じた。

  • 競輪について調べたかったので読んだ。

    バレーボールを怪我で断念し、不登校を続ける女子高生が、
    元競輪選手との偶然の出会いをきっかけに、自転車の魅力に取り憑かれてゆく。

    題材は面白いけれど、わりとストーリーが読めてしまう。

  • 2010/02/10-2010/02/11

  • 自転車競技の駆け引きの妙が味わえる。小春おばあちゃんのキャラがいい。あとは、・・・いまひとつ盛り上がりに欠けてしまっているかなという印象。主人公、凛と他の登場人物たちとのハラハラするような関わりを書いていないからかな。あえて書いていないのかもしれないけれど。
    川西さん、結構好きな作家で、読み直してみたくなった。

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