東と西 2

  • 小学館
2.89
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本棚登録 : 75
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862769

感想・レビュー・書評

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  • 江戸川区出身の西村賢太を追悼した、同区図書館の除籍本なり。

  • 126:最近アンソロジーの面白さに目覚めてしまったようで(笑)、執筆陣にもよるのですが、試し読みの気分で手にとってみることが増えました。名前は知ってるんだけど……という方が多かったこの「東と西 2」、いしいしんじさんの「野島沖」がめちゃくちゃよかったです。あとはその、好き嫌いは分かれそうだけど吉村萬壱さん「微塵島にて」がSFぽくて面白かったです……ちょっと本当にくせが強くて、途中まで読むのしんどかったですが。藤谷治さんの「続すみだ川」は何か元ネタがありそうなのに、それを知らないがために投げっぱなし感が強いのが残念。
    こうして小粒でいろいろ楽しめるアンソロジーが増えるといいなぁ。

  • 途中て止めちゃった。
    バカルディは面白かった。
    私、結果の見えない話はあまり好きぢゃないことが判明!
    話がどこへ向かおうとしてるのか、それがぼんやりでも見えないと、私の頭が混乱してしまうらしい…。

  • 今作もおもしろ不思議な作品多数。

    「続・すみだ川」がさらに続く形になっていたのは残念。

    バカリズムさんの「来世不動産」もおもしろかった。

  • 1より面白かった、私にとっては。「東と西」というテーマみたいなものは何処にも感じられなかったけれど、自由な感じでバラエティーに富んで、いろんな小説が楽しめた。いしいしんじさんの小説も1より面白かった。続すみだ川は、まだ続きがありそう。吉村萬壱さんの小説は初めてで、衝撃。破滅的でグロいんだけど何故か面白かった。誉田さんのミステリーも最後のどんでん返しでゾゾッとした。

  • バカリズムの作った話が読める、というだけで
    手に取った一冊。

    これ、コンセプトはなんなんだろう?
    てんでバラバラ、東と西にこんな話書く人がいますよ、って
    だけなのかなあ

    吉村さんのなんか気持ち悪かったし。怖いのもあるし、意味わからんまま終わるのもあるし。

    その中でもバカリズムのがやっぱり一番面白かった。
    笑えた^^

  • うーん…ごめんなさい。
    あんま合わなかったみたい。
    ただ、藤谷さんの続すみだ川は良かったかなー
    池田さんが好きで、前回のものも手にとったのですが、前回と似たり寄ったりな感じでした

  • 誉田哲也、バカリズム(升野英知)、藤谷治、いしいしんじ、西村賢太、戌井昭人、吉村萬壱ら7人の書き手からなるインディペンデント性の高い小説集の第二集

  • 升野さん目当てで買った。
    でも升野さんの作品が載っていたから、かろうじてオマケで星2をつけた。

    これ、編集入ってるの?本当に?
    基本的には気持ち悪い話か、意味不明な話が収録された短編集だった。
    そして短いからなのか、うまく結が作れてなかったり、なにを書こうとしたのかよくわからなかったり。
    誉田哲也さんが一番良かったが、次点が升野さんだったのは贔屓目ではないような。素人の作品が、収録された中では読みやすい部類だった...ってどうなのかなぁ。

    企画コンセプトは曖昧じゃあいけないのね。意図に基づいたキャスティングをして、きちんと道筋を作らないと。そう思うとアンソロジーって作るの難しそう。

  • 「東と西」2は、男性作家さんばかりになって、1に収録されている女性作家さんたちによる「ほわっとしたファンタジックな空気」が一掃されたように感じた。「バカリズム」としてテレビでもおなじみの升野さんや、先ごろ芥川賞を受賞された西村さんなど、注目を集める作家が集まっている。
    パワフルでファンタジックな吉村萬壱さんの作品がおもしろくて好きでした。いしいしんじさんの作品もかわいい。そのほかは、日常生活+αという感じ。

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著者プロフィール

いしい しんじ:作家。1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲二文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。そのほか『トリツカレ男』『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『海と山のピアノ』『げんじものがたり』など著書多数。趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2024年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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