下町ロケット

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著者 : 池井戸潤
  • 小学館 (2010年11月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093862929

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下町ロケットの感想・レビュー・書評

  • 企業社会の中で、弱者の立場にいるものが、傲慢で理不尽な強者との戦いに挑む。痛快な読後感。手放しで面白かったと称賛したい。ストーリーは全体としてみれば一直線と言えるかも知れない。しかし、最初の結構大きな仕掛けが、まだ本の真ん中まで行かない辺りで決着がついてしまう。こんなに早く終わらせちゃって、あとの展開が持つのかと?やや心配したが、全くの杞憂。次々と戦いの場面が繰り出されてきて、最後までハラハラさせられっぱなし。なんとも巧みな筋運びに唸らされた。

    この作者は去年、銀行を舞台にした小説がテレビドラマでも大ヒットしたと記憶している。企業社会の中で強大な権力に潰されそうになりながら、最後は胸のすくような逆転劇で弱者が勝ちを収める、みたいな小説のパターンを得意にしているのだろう。

    自分もメガバンクの中の一つのグループ企業に勤めた経験がある。巨大な組織の中で色々な人を見てきた。ただここで一つのことを思えば、それは、どんなに大きな組織のなかで、どんなに偉い役職を持とうが、結局は人は、一歩引いてみれば裸であり、会社の肩書きなんて、その組織を外れてみれば、ただの借り物でしかなかったと思う。中にいたところで、その人の役割に代わることの出来る人間はいくらでもいるし、それが大企業というもの。そこを勘違いする馬鹿者も、このような小説の登場人物たちほど分かりやすくはなくても、確かにいる。ま、だから、こういう小説が存在するわけだけど。

    この小説には、そういう悪いやつらをやっつける面白さもあるが、もうひとつ大切なテーマもある。それは、人生には夢が必要だということ。主人公に作者は言わせている。人生は2階建ての家のようなもの。食べるため、生活するための一階部分があり、更に、夢を持ち、夢に向かって努力する2階部分もあっていいと。その通りだと思う。夢を持って生きて行きたいと思う。

  • 元3.5 気をもらいました。

  • 02.25.2017 読了 ラスト感動。
    安定の大逆転なんだけど、読み応えがある。

    クライマックスにふんだんに比喩をもってくる池井戸作品。

  • 直木賞受賞作ということで、感動する内容でした。
    話はそれるけれど、直木賞受賞作品は読みやすくて感動する小説が多く、芥川賞受賞作品はポピュラーではないけれど文学色が強くてセンスある感じの小説が多い感じ。

    経営(仕事)は2階建で、1階が衣食住を確保するため、2階は今後の夢や展望。
    1階だけの仕事はどこかつまらない。
    というような主人公のセリフが良かった。

    それと個人的に強く感じたのは、自分のように個人事業では掛け算のような成長は難しいという点。
    単純に個人でできる仕事量が限られているからできる仕事も小さくなるというのもあるし、脳は基本1つだから、新しい発見やアイデアも乏しくなる。
    大きな夢を実現させようとするなら、必然的に一人では無理なんだと感じた。

  • ドラマを見る前に知人に借りて読んだ。
    エンターテイメント性満載で、あっという間に読了。
    モノづくりの細かな描写やそれにかける技術屋さんの熱意、営業屋さんの駆け引き等、読んでいて面白く、池井戸さんの作品の「物」を作る「人」というものに魅了された。
    その後、ドラマも見て更に楽しめた。
    配役さんが原作にぴったりで、そこにも唸った~~。

  • ワクワクが止まらないお仕事小説。
    理系っていいなあって思ってしまう。
    夢をでっかく持つことの大切さが身にしみる。
    ドラマの再放送見たかった…

  • だいぶ前に読んだので印象だけ書く。
    感動&痛快。『海賊と呼ばれた男』と同等に完全無欠でスカッとした印象があるので☆5つ。

  • TVドラマを見てなかっただけに先入観なしで一気に読めて面白かった。

  • 一気に読んじゃいました

  • 本当に本当に面白かった。
    いちいち展開にゾクゾクっとしては、ページをめくる。
    次々と志をともにする仲間が増えていく様子はたぎるし、ハードル越える度こちらまでガッツポーズをするほどだった。アツかった・・!

    エンターテイメントはこういうことなんだなと。

    テレビドラマも見てないし、タイトルのみ聞いたことある程度でしたが読めてよかったと思える作品でした。
    厚めだったので構えてかかったけどなんてことはなかった、最高!

  • WOWOWドラマ視聴からの読了第2段。「空飛ぶタイヤ」同様、最後はスッキリ爽快感で溢れる終わり方でした。佃製作所の社員が、佃社長の夢の実現のため一緒になって頑張る姿に、「あぁ、一生懸命働くっていいなー」って思いました。帝国重工の上から目線にイラっとしつつ、トノや江原の格好良さにグッときたりして。続編も絶対に読みます!

  • 初めて読んだ池井戸作品。面白い。

  • 中小企業の社長が夢を追って 会社存続を考えつつ目的をもって突き進む…。

  • 「数少ない支援者を信じられなくなったら、その先にあるのは、ただひとつー破綻だ。」(p.151)

    「会社とはなにか。なんのために働いているのか。誰のためにいきているのかー。佃が突きつけられているのは、会社経営における、まさに本質的な問題だ。」(p.245)

    「おれはかつて宇宙科学開発機構にいた。国の機関だ。カネは無かったし、人出もなかった。でもな、そういう制約の中でももの凄い研究成果を出す研究者はいるんだ。全ては知恵の問題なんだ。」(p.338)

  • 感動を有り難う

  • めっちゃいい!!ドラマ見なかったけどこんなに良いなら見ればよかった…。
    途中相手の会社の下心が描かれるところは人間味臭くてすごく嫌だったけど、読み終わったら本当にすっきりした!バスで読んでたけど最後涙が…。若い方々が素晴らしい…!殿村も良い!

  • 【大西浩次先生】
    小さいときにロケットを作ってみたかった。そして、自分で科学衛星を打ち上げたかった。小学校4年生の時にエンジンの設計図を書いてみた。でも、作れそうに無かったので、ひとまず、熱気球を作ってみようと考えた。少しでも宇宙に近づきたかった。しかし、作った熱気球は、1mくらい上がったところで燃えてしまった。中学校1年の時に、過酸化水素と二酸化マンガンを混ぜたボールペンは、屋上を越えて飛んでいった。でも、宇宙は遠かった。「下町ロケット」を読んだら、また、ロケットが作りたくなってきた。いまだに、ロケット打ち上げの秒読みを聴いていると、どきどきする。自分もロケットを作ってみたい。部品でもいいから。この本を読んだら、きみもそう思うに違いない。

  • 元気が出ました。

  • (2015.10.18読了)
    2011年直木賞受賞作!
    直木受賞作はちょっと苦手でした。
    でも、これは最高に面白かったd(((((≧▽≦))))))b
    もう、やめられないとまらない、かっぱえびせん状態で一気に読んでしまいました‼
    ちょうど読み終わったころドラマ化され、普段テレビは見ませんが、これは見てしまいました(#^.^#)

  • 面白かった。
    「中小企業なめんなよ」と言ったところか。
    売り上げ100億で中小とは思えないけれども。。。
    逆境に立たされていても逆転するんだろうなぁ、という想像が働く。予想通りに物語が進んでも、嫌な気はしない。良かったなぁと素直に思える。
    無骨に地道に努力してきたから、それが報われて素直にうれしい。「努力は報われる」という神話を信じたいのかもしれない。本当は「成功したものは須らく努力してきた」だけなんだろうけれども。
    成功して良かった。

  • 下町工場がロケットの主要部品を作る話。なにも考えずに読める、気持ちの良い話。

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下町ロケットの作品紹介

第145回(平成23年度上半期) 直木賞受賞

取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」―佃製作所、まさに崖っプチ。

下町ロケットのKindle版

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