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みんなの感想・レビュー・書評
短くて、少しリアルな感じが、いい意味で、すっと入ってすっと忘れそうな中身。母さんの脚が個人的に一番印象的かな
なんてシュールなんでしょう!老いとか、死とか、別離とか、浮気とか…人生の辛らつなシーンが連ねられているのですが、ひどく感情的なわけでもなく騒々しくもない、とても冷静に客観的にその場面が描かれていて味わい深いです。イラストも最高にシュール。(笑)そういえば昔子供に見せていた絵本「おじさんのかさ」もシュールだったなぁ。
タイトルになってる「そうはいかない」のおばさんみたいなおばさんには断じてなりたくない!こわかった…(笑)
「あの『100万回生きたねこ』の著者が書いた物語エッセイ」だそう。それぞれ2,3ページの掌編集。折々に混ぜられたイラストも著者自身の手によるものらしい。ふむ、物語、イラストともに、なんとも摩訶不思議なテイスト。人生ままならないなぁ、という気分の時に読むと、ますます落ち込みそう^^;でも嫌いじゃない雰囲気だった。
佐野洋子
小学館 (2010/12)
人間ておもしろいな
佐野洋子さんのエッセイはいつもそう思わせてくれる
かなり切羽詰まった状況を描いていても読み手は暗くならない
1989年から1992年にかけて発表されたものをまとめた本だけれど
同世代の女性へのエールだね
もっともっと書いて頂きたかったです
≪ 念じても そうはいかない チカラ抜き ≫
エッセイなのか、私小説なのか、33編の何とも不思議な話が収められている。
とりとめのない話ばかりなのに、読み終わった頃には、初老独女の毒気にあたったような気がした。
うそかホントかわからないようなショートストーリー。
雑誌連載のエッセイ。
そこはかとなく、それぞれにおばさんパワーが潜んでいる気がする。どれもこれも面白い。さすがに佐野さん。
昨年亡くなられた佐野洋子さんの、エッセイのような短編集のような、ちょっと不思議な本。「女の人生」を鋭く描いていて、相変わらず痛快。「愛は勝つ」で思わず笑ってしまった・・・。
佐野さんが最後に手を入れたものと聞いて、読むのが惜しかったのだがとうとう読了。エッセイかと思っていたら、うっすらと佐野さん自身の人生が透けて見える創作が主に収められていた。あらためて、妥協のない書きぶりがすごいなあと思う。詩人というのは厳しいものだ。文章のスタイルはずいぶん違うけれど、伊藤比呂美さんや金井美恵子さんにも同じようなシビアさを感じる。
このエッセイの中で「ポリバケツの男」が一番グッときて、好きな内容です。ハッキリ言い過ぎ、サバサバし過ぎなのですが、文章の中に佐野さんの思いとかが込められている感じがなんとも良いなぁ、と。
エッセイの様な、お話の様な…。
毒舌やらお笑いネタやらが満載の短編集です。
一編が短く、会話のやりとりだけだったりもするのですが、その中に、ふっと気づかされることもあり、人間の心理をついていたりします。
佐野さんの飾らない言葉が好きです。
不器用に、一日一日を積み重ねてきた女たちの、人生の層の深さに恐れ入る短編集。
おんなの人生を書かせたら天下一品だな、このひと。
没後出版された佐野洋子の短編集。
小説のようなエッセーのような掌編だが、書いた時期は最晩年ではないようだ。
やっぱりすごい人だと思う。
1992年までの連載を収録した本ということは、生前納得が行かなかったためにそのままにしていたということも考えられるかなあと思い、複雑。
実際、佐野節の繰り返しのようでもあり。
とはいえやはり佐野節は名調子!!
これで最後なのかと思うと読み終わるのが惜しかった。佐野さんのエッセイの中で、たびたび出てくる財布の中に札束を入れておいて、女の人をひきつけるという作戦を実行していたのは沢野ひとしだったんだということがわかった。
先月(2010年11月5日)亡くなった佐野さんが最後に手を入れた本なのだと思うと、読み終えるのが惜しかった。中味は20年以上前にいろいろな雑誌に寄稿していたエッセイとも創作とも取れる読み物だが、本にまとめるにあたって大分手を入れたらしい。収録された33編の物語は、いずれも佐野さんの鋭い観察眼と批評精神が見事に発揮された素晴らしい読み物となっている。虚実ないまぜのストーリーの中に、どこかにご自身の生活の断片が散りばめられているようで、ドキッとするような場面が再三ある。辛辣で意地悪く毒舌を放つ主人公の姿に、つい佐野さんを重ね合わせてしまうのだけれど、そのわざとらしさに却って佐野さんの、感情だけに左右されない醒めた人間観察力がうかがえるような気がする。母を語る何編かの物語がいかにも佐野さんらしい。こういう毒の効いた文章を巧みに紡ぎだす人がいなくなったことは実に残念だ。佐野さんのご冥福を祈る。

図書館で予約して、相当 待った。けど、読み進めることができず途中で断念。





