九死一生

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著者 : 小手鞠るい
  • 小学館 (2013年2月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863070

九死一生の感想・レビュー・書評

  • 生と死、愛と孤独、出会いと別れ。もしもあなたが誰かを本気で愛したら、行き着く先には悲しみがある。それでも出会い、愛する。Nine lives, but only one life. 猫は9回死んで9回生まれ変わって1つの人生を生きるという。これは喪失と再生の物語。猫好きさんには読んでほしいようなほしくないような、涙なしには読むことができない物語。

  • 人生の折々に寄りそった猫と暮らした日々と、ほんのり恋愛模様。
    思いっきり猫中心でもなく、恋愛が中心でもなく、しっとりと落ち着いていて、さらりと読みやすかった。
    でもまあ、だからこそ読後にあんまり何も残らないというか。
    私も同じく猫を飼っていて冴子と同年代だが、こんなにも猫に依存した人生は送りたくないと思った。(まあ冴子たちは乗り越えて生きて行くんだけどね)
    痛いほどの猫への愛情が伝わってきて、ちょっと苦しかったかな。
    2016/07

  • 作者自身が愛猫を亡くした喪失感からうまれた作品。
    主人公・冴子と猫、周りの人々とのやさしい関係を
    紡いでいく物語。
    猫は9つの人生を生きる。9回死に9回生まれ変わり別の猫として生きる。
    だから猫の一生は九死一生。
    常に幸せな猫生でありますように!

  • あれーこんな感じだったかな?
    読みすすめてくうちに、どんどん思った。

    猫が、もっと言えば生き物が、
    好きではないから共感できなかったのかな。

    この人の本は数多く読んできたけど
    どうしようもない切なさとか胸に詰まる感じが
    今回はあんまり感じられなかったなー。。。ざんねん。

  • もしもあなたが誰かを本気で愛したら、行き着く先には悲しみがある。悲しみ以外のものない。待ち受けているのは悲しみだけだ・・・

    この本の登場人物はみんな優しく、そして心の底から愛するものを持っている。この本は悲しいけれど、本当に愛することは何かを教えてくれる本です。

  • 図書館で借りました。
    冒頭から、飼い猫の「プーちゃん」が亡くなる時の話が・・・。
    うちで飼ってたネコも「プーちゃん」だったので、そこでもう涙。
    ・・・で、あとは特に印象に残らなかった。

  • 猫好きではないが、読んで良かったと、思える本。
    最後は涙がでた。
    自分の生活に重ねる部分もあり、一緒に生活する家族(動物)の存在、感触を、とても愛おしく感じられてよかった。

  • 猫好きにはたまらないだろう、猫のいる恋愛の風景。
    「100万回生きたねこ」を思い出してしまった。
    愛すればこその深い悲しみ、悲しみこそ生きた証し。そんな解釈で読んだ。
    残念ながら自分は猫に限らず、生き物との暮らしは無理なので、星ふたつ。

  • 小手鞠るい著『九死一生』読了。
    我家にもプリンという猫が居て…
    私が読書をしている傍らで元気に
    はしゃいでいる。タイトルだけで、
    重大事故からの生還の物語と勝手
    に思い込んでいたのですが…
    Nine lives, but only one life.
    猫は9回死んで9回生まれ変わって
    1つの人生を生きるという。
    主人公冴子の人生に関わっている
    人間達と猫との関係を軸に物語は
    進んでゆく。悲しさも嬉しさも癒
    しもある。読後感が心地よい。
    時系列が冒頭部分になっている為
    わすれ雪を再読してから…なぜだ
    か、込み上げてきて涙した。身近
    に猫が居る人にとっては共感し、
    ぐっとくること間違いない。

  • 猫のいる日々を描いた恋愛小説
    かなり斜め読み。期待はずれな内容に終始

  • 冴子と悠紀夫夫婦。
    猫の「ぷーちゃん」ことプリンとの出会いから別れまでの生活。
    夫婦を取り巻く人々との交流。

    行間からにじむ静かな愛情の深さ。

    いい小説だと思った。

  • タイトルは「九死に一生を得る」という意味ではなくて、9回生まれ変わる猫の一生という意味。
    猫を介して結ばれた冴子と悠紀夫の絆を描いた物語でもある。

  •  題名は作品中の「猫ってね、九つの人生を生きるのよ。九回死ぬんだけど、九回生まれ変わるの。別の猫に生まれ変わって、生きるの。だから猫の一生は、九死一生なのね。Nine lives,but only one life.」(190頁)から付けられています。

     猫を愛する冴子、そして同じく猫を愛する悠紀夫が出会い、愛を育み続ける物語。
     愛するものとの別れという深い悲しみを描ききり、そこから少しずつ生まれてくる小さな幸せが丁寧に紡がれてゆきます。いのちあるものを愛することの素晴らしさをあらためて感じさせてくれる物語です。

    プロローグが印象的な作品です。
     「もしもあなたが誰かを本気で愛したら、行き着く先には悲しみがある。悲しみ以外のものはない。待ち受けているのは、悲しみだけだ。なぜなら、あなたの愛した人は死ぬ。必ず別れのときがやってくる。この世と、あの世――あるのかどうかもわからない――に引き裂かれ、もう二度と会うことはできない。たとえあなたが先に死んだとしても、この理に変わりはない。あなたは死ぬ瞬間、別れの悲しみに呑み込まれる。愛する者を残して死にたくないと叫び、濁流に逆らい、むなしく手足をばたつかせる。そんな、虚空を掴むような悲しみだけが待っているとわかっていながら、それでも誰かを夢中で愛したあなたは、報われる。なぜならあなたには、それ以上大きな悲しみは訪れない。あるいは、こうも言えるだろうか。残されたあなたの残りの人生には、もう、いかなる悲しみも存在していない。
     私にそのことを教えてくれたのは、一匹の猫だった。」

  • 愛も別れも、孤独も、生も死も、猫のようにするりとしなやかな、大人の猫小説。常にキーが猫。

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九死一生の作品紹介

もしもあなたが誰かを本気で愛したら、行き着く先には悲しみがある。それでも誰かを夢中で愛したあなたは、報われる。そのことを教えてくれたのは、一匹の猫だった。恋愛小説の旗手、最高傑作。

九死一生のKindle版

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