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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
共学公立校を舞台に、セクシャルマイノリティを扱った連作短編青春小説。生物の授業の「生物界の性は多様」という言葉に揺れ動く高校生たちの姿が描かれている。かなり好き。 マンゴスチン…花粉を持たない花を咲かせて実を付ける単為生殖。雌だけで繁殖できる。テンナンショウ属…栄養状態によって性転換する。若くて小さいうちは雄である程度大きくなると雌になる。クロユリ…雄花と両性花が咲く。彼岸花…花は咲いても実を付けない。
カバー装画が小玉ユキさんだが、彼女の漫画で読んでみたいと思った。
「マンゴスチンの恋人」「テンナンショウの告白」「ブラックサレナの守人」「ヒガンバナの記憶」
表紙などから「軽く読む」感じでいて…
確かに読みやすかったのですが、
内容は結構シビアでした。
若さや女のずるさなど1冊で色々と感じられて
久々にキュンとしましたね(笑)
マンゴスチンが果物の名前で、しかも女王と讃え賞されていることすら知らない私は、この本の世界はまるで別世界。共学の女子高生ってこうなんだ。昔からそうだったとすると、私はなんてウブな高校生だったのだろうか。
女子高生が人妻に恋する話など短編。百合薔薇いろいろあっておいしいです。
私は二話の実森と雪村の話が好き。王子と地味な姫ってかんじで好き。いや、こー男女どっちつかずのラインが、好きだなって。
公立高校が舞台のセクシャルマイノリティをモチーフにした連作短編集です。「テンナンショウの恋人」が好きでした。インターセックスの男子とモデルのようにかわいい女子高生との友情は青春してました。
とある高校を舞台にした恋愛小説。冒頭からの女子高生言葉にひるんで読むのがつらそうだ、と思ったが我慢して読み続けてよかった。
「セクシャル・マイノリティ」性のあり方が非典型的な人たちをこう呼ぶ。同性愛、両性愛、性同一性障害、半陰陽・・・。いわゆる「フツーの」異性愛者であるマジョリティたちは、これらの人たちを大雑把に一括りにし、社会的には(表立ってはいないけれど)排除している。この本は、こうした恋愛を取り上げながらも、そこにある痛みや悩みや甘さを十分に感じ取ることができた。「フツー」とは何かなんて、考える必要ないのかもしれない。著者の、恋に悩む者たちへのまなざしは、淡々とニュートラルで好感が持てる。ただ、「自分を安く」売るものには厳しい。
各短編の配置もよく、読後感は前向き。
図書館にて。
話題作ということで雑誌の広告で推されていたので、注文して借りてみたが、イマイチ。
誰ひとり好きになれない…。キャラクターに今ひとつ魅力がない気がする。連絡短編集だが、最後の一つがやや救いか。
とある高校が舞台のマイノリティの人たちの連作短編集です。
同性愛や援助交際や男でも女でもない性別とか、いろいろ出てきます。未来のことを考えている人は少なくて、現状の閉塞感と、やるせない気持ちがすごく切実でよかったです。
こういう学校ものだと、学校一の美形(または人気者)とおたくの異種交流が好きで、テンナンショウの告白が一番すきでした。
他の本も好きなので、もっと他の話も読みたい!
ダ・ヴィンチで紹介されていて
読んでみたいと思っていた一冊。
年内に読めてよかった。
短篇が四つ。
どれもセクシャルマイノリティのお話。
密かに危惧していたマイノリティをネタにする雰囲気もなく
(要するに、お涙ちょうだいモノ、みたいなやつです)
読み終わった後、じんわり心が燻ぶる感じです。
個人的には「テンナンショウの告白」と
「ブラックサレナの恋人」が心に残りました。
特に後者。思わず「うわぁ、そっちか!」と叫びました。
そして心の中でジタバタしました。
どうしようもない気持ちって本当にどうしようもない。
ニュートラルな気持ちで誰かに読んでもらいたい一冊です。
爽やかだけれど、重く深みがある。
そんな青春。
テーマはセクシャルマイノリティ。
同性愛、インターセックス。
そんなテーマの中に、現代の女子高生らしさや、高校生らしさが自然に組み込まれています。
普段は恋愛小説を読まないけれど、これは本当に読んでよかった。
きっと恋をするということはこんな感じなのだろうと思う、胸のきゅっとなり具合を味わった。
文章も綺麗。
そして3つ目の話が「こうかな……?」と思い「あれ、違うのか」と騙され「やっぱりこうだったのかああああ」という展開だったり、テンポも良い。
普通の女子高生のノリが上手くやな感じに書けていて良かったなあ。
http://sgk.me/n9e8Wo 第12回小学館文庫小説賞受賞作です。
多感な青春期に心は揺れ傷つきながらも、人を好きにならずにいられないセクシャルマイノリティの男女のそれぞれの恋が描かれています。
『坂道のアポロン』などで人気の漫画家・小玉ユキさんの装画も素敵です。
テーマはセクシャルマイノリティ。高校生という思春期の男女の繊細な感情に乗せて、難しいテーマが描かれている。
最初は青春ものの甘酸っぱい物語を予想していたのでちょっと驚いた。こうした問題も現代ではオープンになってきているので、理解を深めるためにはいいかもしれない。
要所要所で自然・植物との関連性をうまく準えてストーリーが作られているところがポイント。巧い部分だと思った。
普通の女子高生では、なかなかの重いテーマなのに、淡々とストーリーが進んでいるのに驚いてしまった。
話題になるはずだ。
テーマはマイノリティ。
えっ?という感じで物語は進む。
普通の恋愛小説ではないと、軽々しく言えなくなった。
いい意味での女子高生のノリが、リズムを生む。展開が早い。
今後どのような作品が出るか、楽しみの作家。
誰かを大切に思う気持ちは強烈た。
若さ故に、時にはガムシャラに生きて欲しいと年ゆえに願ってしまう。
ダヴィンチのプラチナ本として紹介されていたので手に取った。著者の略歴には、ダヴィンチ文学賞読者賞受賞とあった。
前後して読んだ本の登場人物が「りり子」だったせいか、原田ひ香の作品と印象がダブった。
性に関するマイノリティの問題を伏線にして、同じ高校に在籍する何人かの思いを紹介する。美貌の実森とめだたない雪村の間にうまれた友情がさわやかだった。
恋愛小説における久々のヒットだと思う。
高校を舞台にした話なので高校生、特に女子にピッタリ。
表紙が可愛らしいかつキラキラしてるので、表紙で興味をもつ子もいるかも。
テーマはマイノリティな恋愛。
でも人間みんななにかのマイノリティだから、多くの人が共感できるはず。
【高校2年生の季里子は幼い頃のトラウマが原因でいまだ恋を知らず悩んでいた。クラスメイトの勇司から繰り返し告白されてもその気になれなかったが、ある日出会った人妻・笙子に心を動かされ、肌を重ねるようになる。季里子と同じクラスの実森は、学校一の美少女。恋人の女癖の悪さにウンザリしていたところに、存在感の薄いオタクの雪村から体の変化についての悩みを打ち明けられる。彼の悩みを聞きながら、実森は雪村の人柄に信... 続きを読む »
パウンド・プルーフ。
12回小学館文庫小説賞受賞作。オムニバス型式で、いわゆる恋愛小説。最初は、中高生向きかなと思ったけど、扱うテーマみたいのは同性愛だったり、半陰陽とか。でも一つの学校でこんなにいたら大変だ。
しかし笙子はろくな女じゃない。

これは好き。痛みと透明感があって。短篇がいくつか入ってるけど、この本のイメージは表題作。5月の雨、手首に光るビースのブレスレット、小さな痛みと熱。





