モンスターU子の嘘

著者 :
  • 小学館
2.80
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本棚登録 : 424
感想 : 81
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863209

作品紹介・あらすじ

男も女も、なぜ、この女に騙されるのか。超弩級の悪女エンタテインメント。

感想・レビュー・書評

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  • 女性誌の書評を読んで、気になって手にしました。
    確かに、一気に読み進めるほどに面白い。しかし、面白いだけに「最後にものすごい大どんでん返しがありそう」と あらぬ期待をしてしまい、「…終わっちゃった?これで?」という感じでした。
    ちなみに、図書館で借りたので 不評の帯は読んでません。

  • 昭和の終わり、トップ屋の蒲田は、親友を死に追いやった悪女・詩子の周辺を調べることに。
    元高級区クラブの詩子は、ゲーム賭博で実刑判決が下り、服役中。

    タイトルの「モンスター」というほど強烈でもなく、嘘つきとも思えず。
    でも時代を反映した描写・人物などもあり、面白かった。
    (図書館)

  • この先に何かあるに違いない、と思い続けたまま、最後までいってしまった。結局何もなかった。。。。
    いったいなんのために書いた小説なのだこれは。
    くっだらねぇ。

  • 読み終わり、何を思えばよいのか。だれにも感情移入できないし、何もスッキリもしない。でも読み進めるのは楽しかった。詩子の、音子の、底をライターの蒲田が解放してくれるかと思い読み進めたのに、けっきょくわからなかったのは、残念だけど。読者も、詩子の闇に絡みとられる気持ちを味わえということなんだろうか。

  • ある女、詩子に関わる男達が、彼女の事を語っていく。その内容も、容姿は中の上だが、どうしてだか魅了されてしまうという、よくあるパターン。読み進めるうちに、どんでん返しがあるのかと期待したが、そのまま終了。一体何がいいたかったのか謎で、ガッカリでした。

  • 特に面白くなかった。
    最後に詩子に関するなにかがわかって物語が大きく変化して終わるとかもなく、幸恵が最終的に洗脳(といえばいいのか)されたのか、なんとも後味がもやもやする作品だった。

  • 稀代の悪女と、それをとりまく人々が生きた激動の時代のお話。

    途中までは話の着地点はどこなんだろうとか、本当の彼女はどれなんだろうとか、いろいろ考えながら読んでたんですが、なんとも歯切れの悪い、打ち切りになったみたいな終わり方でもやもやした。

  • 詩子さんみたいな人いるな、って思いながら。悪女っていいよね。

  • …で、何?
    30/11/24

  • 男に金を貢ぎ、勤めていた銀行から大金を横領し、刑に服すこととなった幸恵。
    そこで出会ったのは稀代の悪女、詩子。若い頃は高級クラブの売れっ子、
    現在は“賭博の女王” “赤坂の闇の女王”とも呼ばれる女である。彼女の過去を調べるライターと、
    刑務所内で一緒に過ごす幸恵、二人の視点から詩子について描かれています。
    わたしとしては、もっと悪いほうが好みかな。とことん悪事に手を染め登り詰めて転落っていうお決まりのパターン、
    その“とことん”さを見るのが好きなので、少々もの足りなく感じました。

  • 微妙。書店員の帯煽りすぎ。
    読みやすかったしストーリーは面白かったけど、オチ弱い。感想は、バブルっていいねー。U子全然怖くない。

  • ん〜??
    一気に読めたけど、結局真実は…?

  • 詩子さんに魅力を感じなかったな~

  • よくわからなかった。

  • ぐんぐんひきつけられる
    騙されている、と分かっているのに抗えないってあるのだろうか

  • いったい詩子のどの部分が本音で本心なのか、どの部分が嘘なのか私はわからなかった。全部嘘にも思えるし、真実っぽくも思える。詩子が悪女すぎてコワイ。ほ〜んと獲物を糸で絡め取るクモみたい。世の中ナメきってるのかなぁ、そりゃそうだよね、これだけ何でも自分の思い通りにできちゃうんだから・・・。肝が据わっているから、たぶんこれからもず〜っと詩子は負け知らずなんでしょ?。

    なぜ人々が彼女に惹きつけられるのか、正直なところ、文字だけでは詩子の魅力というのは感じられなかったけど、とにかく存在感があって影響力のある人だということはわかった。

  • 服役中、出所後、そして若かりし日の詩子。
    本当の彼女は純粋で優しい女性なのだろうか。
    変わってしまった悪女の詩子が最後に呟くひとことに本来の姿が垣間見える。
    中盤が中だるみ気味で飽きてしまったので、もう少しドキドキするようなエピソードが散りばめられていても良かったかな。

  • タイトルが気になって借りて見たが、胸糞悪い作品である。詩子の人心掌握術が末恐ろしい。娘の将来も心配である。詩子のどこに人は魅了されるのかわからないけれども、気付けば、いつの間にか、すっと心に入り込んでくるそんな恐ろしい女なんだろうと思う。そういうのが一番怖いね。2013/100

  • どうしても最後にオチを求めたくなる…。でも詩子ほどヒールだと逆にすがすがしい。

  • 2014/12

  • プロローグで終わった。

  • えらく最後がやっつけくさい終わり。
    もう少し書き込んで、オチがうまくつけば面白くなりそうなのに。
    この人の本はいつも自己満足の世界か。


    そんなにすごく感じない主人公の造形がいちばんアレかな。

  • これがノンフィクションならまだ良い。
    フィクションだから消化不良。何が言いたいんでしょうか。
    ただただ不快だなと思うだけの内容がツラツラと書かれています。そして盛り上がりもないまま終わります。

  • 出版社の宣伝に乗せられた!ミステリでもなかった!ただただ魅力的なU子に周りが翻弄されると言う話。そして何が嘘なのか私にはわからなかった。そりゃ色々と話を盛っているでしょうけども、私にとってそんなに大した嘘でもないと思った。

  • 品がなく、軽すぎてダメでした。

  • モンスターの詩子を巡る人々の昭和から平成にかけての1年間を描いた作品。
    結構読みやすいと思いました。
    一流銀行員であった幸恵、死んだ刑事から頼まれた週刊誌ライターの蒲田の目からU子像を探っていきます。
    本当のU子は最後の一行に現れているのかもしれません。

  • とても読み易く、最後の1行まで読まないと解らない、U子の嘘。登場人物も、そして読んでいる私も騙され続けました。彼女の本心はどれなのか?情景の描写も分かり易くて、久々に一気読みしました( ^ω^ )

  • それで?・・て作品だった。

  • 文章はとても読みやすく私好み
    すいすい読める感じはgood

    がしかし、U子が何物かは不明のまま。周りの人々は結局U子に絡めとられてる。誰も逃れられません、U子様からは!
    ...てことで納得すればいいのか?

    最後は「これで終わりかい!」と思わずつっこんでしまった。

  • ようはなんやねん。っていう話。
    悪女、妖艶、裏の世界、力のある男を虜にして、魅力がある、、、、事はよーく分かった。

    ゴールが分からない。ストーリーがもうちょっと欲しかった。伏線も回収して欲しかった。特に、死んだ寺本君。。。

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著者プロフィール

一九六五年、福岡県生まれ。女性誌のライターなどを経て、二〇〇六年に『きょうの私は、どうかしている』でデビュー。他の著書に『モンスターU子の噓』『花の命は短くて…』『帰ってきたエンジェルス』など。

「2020年 『咲ク・ララ・ファミリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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