Re:返信

著者 :
  • 小学館
2.87
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本棚登録 : 141
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863247

作品紹介・あらすじ

女子高生五人による、恐怖のメール自殺ゲーム。たった一度だけ許された"返信"が、彼女たちの生死を分ける。ラストの残酷な大どんでん返しに驚愕する、ジェットコースターミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて。
    そういえば立読みで全部読んじゃったんだった、と借りてから気が付いた。
    ラスト8割まで読んでいて、登場人物のせりふにむかむかしながらもそういうことだったのかと思っていたのに、確かに意外なラストではあるけれど、こういうのはずるいと思う。
    こんなんじゃなんでもできちゃうじゃん。
    動機も背景も、事件そのものさえ何も解決できず、全部壊して終わりみたいな、ある意味夢落ちみたいなのってうーん。
    ドラマ化意識して驚かせるようなラストを書いてみたのか。薄っぺらい感じ。残念。

  • it's lie or lie, lie and lie. it's suicide.

  • 女子高生5人による、
    恐怖のメール自殺ゲーム。

    5人から一斉に送られてくる遺書めいたメール。
    たった1人だけに返信を求められ、
    その1人だけ自殺を思いとどまるという。

    何!?この最後のどんでん返し。

  • p39.<私達五人は、今日、集まって一緒に死ぬ事になりました。>
    担任の教師へ、女子生徒5人から遺書のようなメールが届く。5人で自殺をするという内容に加え、その中の1人だけ返信をした生徒のみ自殺を思い留まらせることができる、と。そして彼女たちが担任を選んだのは、彼にもある理由があり……。



    読了後はまず終わり方に大混乱。結局どれが現実なのか、何が真実なのか。良いこと言ってたのに最後のあれで全部よくわからなくなった。

    他のレビューでも見たけど「世にも奇妙な〜〜」でドラマ化すればこの終わり方でも悪くないかも…?賛否両論はありそうだけど。
    もしかして「俗に言う青春小説なんて甘酸っぱいもんにはさせない」っていう心意気な気もしてきた。
    一瞬、ケータイ小説への揶揄かな?って思ったけど、女子高生が主役のケータイ小説が流行っていた頃は2007年くらい、この本が出版されたのは2012年くらい。もうケータイ小説が下火の頃ですね…。



    でも、p163<晩年、全ての男性に、生涯で心に残る女性はいるかという質問をしたら、必ず一人の顔を思い浮かべるといいます。それはたいてい今の彼女ではなく、奥さんでもなく、思春期に出会った誰かなのだそうです。>からの流れは、綺麗だなと思いました。
    p164<エロスを遮断した代わりに、タナトスに向いていったのだと思います。>
    肉体的な関係を持ってしまえばそこに満足してしまう。
    肉体関係を持っていなかったからこそ、永遠の想い出に残る。
    そこはとても好きでした。
    散々ラストが云々言ってるんだけど、それがあったから、不思議と嫌いじゃない小説でした。

  • 新しい試みをしよう・・・という意気込みはわかった。
    でも、残念ながら何も伝わってこない。
    当初は連載小説の形態をとっていた作品らしい。
    そのためか、思わせぶりな表現もところどころに登場する。
    どの人物にも共感できなかったせいか、あまり残るものがなかった。
    女子高生がいかにも言いそうなことを並べてあるけれど、リアルではもっとシビアで辛辣で残酷だ。
    そしてもっと現実的だ。
    物語の締めがあまりにも救いがない。
    どこかに救いのある、明日へとつながる・・・そんな作品が私は好きなのかもしれない。
    活字作品として奥深さも重みも感じられなかった。

  • その設定を生かすのか生かさないのかいまいち。矛盾しているミスリードがあってすとんと納得はできなかった。でもまあ終わり方は綺麗で好みです。
    短くてあっという間に読める。

  • 2015.3.16
    女子高生五人による、恐怖のメール自殺ゲーム
    たった一度だけ許された“返信”が、彼女たちの生死を分ける
    ある意味、驚愕のラスト٩꒰ ꇐω ꇐ๑꒱۶

  • 予想がつかない展開が面白かった

  • 展開というか設定としては面白いと思う。
    人の裏側をとことん描くのはやっぱりすごいなと。それも違和感を抱かせない。

    とはいえ、やっぱり設定負けしている印象が強い。
    こうだったら面白いでしょ、ダマされるでしょって言いたげなラストもあまり好みではなかった。

  • 中学生の私が、本気で大好きでプロフィール帳の「好きな本」の欄に書いていたタイトル。
    久しぶりに地元の図書館で見つけて歓喜、今になってまた読んだら色々違う感じ方をするのでは無いかとわくわくしている。

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著者プロフィール

1963年、新潟県生まれ。88年脚本家デビュー。数々の話題作を手がける。

「2015年 『お兄ちゃん、ガチャ(2)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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