彼女の存在、その破片

  • 105人登録
  • 2.73評価
    • (2)
    • (7)
    • (24)
    • (20)
    • (3)
  • 16レビュー
著者 : 野中柊
  • 小学館 (2012年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863315

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

彼女の存在、その破片の感想・レビュー・書評

  • ある日突然、失踪した恋人。その恋人(瑠璃子)には息子がおり、瑠璃子は息子を置いて出て行ってしまう。
    瑠璃子の息子と暮らしながら、なぜどこへ失踪したのかを、瑠璃子に関わった人を訪ねて探る主人公。
    最後で無事に探し当てることができる。

    えー?なんで探し当てれたの?これで失踪する意味ある?息子を置いてまで?
    疑問がいくつか。
    瑠璃子の謎の行動もまったく共感も忖度も自分には不可能でした。主人公も急に殺意をむき出しにした印象。
    それぞれの人物像がうまく頭に入ってこなかった。

  • 疾走した恋人・瑠璃子という女を探すため様々な人物の観点から語る第一部は、なかなかに興味深く面白かったのだが瑠璃子の恋人視点の後半がなんだかイマイチ。最後まで多角的に瑠璃子を分析した方が魅力的だったかも。タイトルの意味はまぁ合ってるのかなとは思う。2013/193

  • 面白かったですが、結局???って感じでした。

  •  読み出すと、先が気になり、一気に読んでしまいました。
     物語が収束に向かうにつれて、主人公の志朗の心が癒され、家族との和解、閉ざされていた芸術に再び向き合う姿が描かれます。
     志朗が再びピアノを引き出す場面は、本作品で最も感動的な場面でしょう。
     ラストも、新たな生き方を予感させるもので、後味も悪くありません。

     それでも、あまりカタルシスを得られなかったのは、この物語の主人公である瑠璃子があまりにも掴み所のなさすぎる女性で、感情移入することができなかったからだと思います。
     瑠璃子が突然失踪し、昔の恋人の母親の側にいる…、どうして瑠璃子は子供を置いてまで、そうしなければならないと思ったのか、どういう経緯でそうなったのかが、一体何をするつもりだったのかが、さっぱり私には分かりませんでした。
     あと瑠璃子と隆雄の関係も、もやがかかっているようで、個人的にはもう少しはっきり書いてもらった方が良かったです。

     心に留まるフレーズは結構ありましたし、読者を引きつける力もあって、後味も悪くない、でも、何かすっきりしない部分が残り、それほど感動できなかったという点で☆3つです。
     
     

  • 好きだった彼女の行方を追いかけ、彼女の過去を知っていく。そこには、彼女に関するドラマが芋ずる式に出てくる。というようなストーリーだったけれど、盛り上がりに欠けていたし、話口調で進む文体が鼻について、どうにも相性の悪い本でした。この直前に読んだ野中さんの恋愛小説は面白かったのにな。同じ作家でも当たり外れあるよな。

  • はぁ…、どうも相性が悪かった作品(*_*)やっとこさ読み終わった。

  • 野中柊は好きな作家の一人。

    いつもの彼女の作品とは違うなーっては思った。

    でも楽しかった。面白かったよ。

    まぁ結末にもう少しパンチが欲しい気はするけどねー。

  • 野中さんは好きな作家さんなのだが、これは今ひとつで残念だった。
    1部のインタビュー形式のところも、瑠璃子を語るというよりその人自身の物語になっているので、冗長さを感じてしまう。
    2部では、瑠璃子を探す青年の再生の物語か・・・結局瑠璃子という女性を通してそれぞれの人生を描いているようだが、いかんせん瑠璃子に共感を覚えないため、読み進めるのがもどかしかった部分もある。

  • だれにでも感情移入してしまうタイプの私は、実家でピアノを弾いたところは泣きましたわな
    ラストが気になって早く読み進めたいけど、読み飛ばして行くと大事な箇所がうっかり抜けてしまいそうではやる気持ちを抑えつつ読了

  • 10数年前の『アンダーソン家のヨメ』(ヨモギ・アイスを併録)以来、著者の小説とエッセイは全て読んできたけれど、結局一作目以上の作品には出会えていない。それでも今回は前作から時間も空いており、良いものが読めるのではという期待があったんだけど..."彼女"の"破片"を通して彼女を、そして"僕"が自分自身を知るという構成は良いと思うものの、あまりにも描き切れていない感が強い。実体のない"彼女"以外の登場人物にも(それぞれの会話の口調にさえも)現実味を感じられず。しかも読後に知って驚いたことに、本作はミステリーと称されているらしい。寂しいけど、ついに潮時かな。今後著者の作品は読まないかも。

  • 失踪した恋人・瑠璃子を探して、彼女の人生に関わった人々を訪ね歩く志朗。
    第一部は瑠璃子との想い出をそれぞれが語るモノローグ形式で
    ずっとこのままいくのかと思ったら
    第二部は志朗目線に切り替わり
    ちょっと拍子抜け。
    様々な人が語ってる割には
    それぞれの目から見た瑠璃子像がマチマチと言うこともなく
    全体にモヤがかかったような印象。

    【図書館・初読・7/12読了】

  • 初めての野中柊。
    ミステリーにしては、結末がお粗末っていうか。。。
    文体も読みづらい。。。

  • なんとか読了
    この本に出てくる誰にも共感できなかった

  • 失踪してしまった瑠璃子の過去を知るために、さまざまな人物にインタビューをする形式の第一部と、その瑠璃子を愛し追っている男が自身の過去と向き合う第二部の、二部構成で物語は展開する。
    ミステリー調のストーリーはいいのだけれど、野中柊の特徴的な語り口が第一部でインタビューされる人物すべてに出てきてしまって、中年の女も男も誰もが似通って感じられてしまい、彼女の作風にこういう書き方はあわないんじゃないかなぁと思った。

  • ひとりの女性を探すために、過去に彼女と関係あった人達を訪ねていくお話。ちょっと陰がある女性に惹かれるけど、この女性が目の前に現れたら、引いちゃうだろうと。怖を感じるぐらい、真っ直ぐ。

全16件中 1 - 16件を表示

彼女の存在、その破片を本棚に「読みたい」で登録しているひと

彼女の存在、その破片を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

彼女の存在、その破片の作品紹介

僕は、失踪した恋人を探して彼女の生涯にかかわった男女を訪ね歩く。"あなた"にふたたび出会うために。新境地を拓く愛のミステリー。

彼女の存在、その破片はこんな本です

彼女の存在、その破片の文庫

彼女の存在、その破片のKindle版

ツイートする