南下せよと彼女は言う: 旅先の七つの物語

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 156
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863339

作品紹介・あらすじ

情趣溢れる街並み、思わず息をひそめて見た美術館の絵画、ふとした出会い、大切なひととの思い出、自分を見つめ直した夜…。旅の情緒と、旅先の人間模様が、心温まる描写とともに美しく繰り広げられる七編の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代に友人たちと旅したパリを10年後にひとりで訪れ、両親の友人であるフランス人と再会して、父とフランス人の秘められた愛を知る「秋の休暇」、ベネツィアで「旅情」「カサノバ」など映画ゆかりの地を42歳の女性が旅する「ピアッツァにようこそ」、クリスマスに、ウイーン、プラハのツアーを引率する添乗員男性が、ひとりでツアーに参加している女性を気にかけながら旅を続けていく「添乗員のクリスマス」、ほかにも、ドイツ、スイス、オランダ、ハワイを舞台に旅の人間模様が繰り広げられう計7編。
    (アマゾンより引用)

    どのお話もあまりピンとくるものはなかったなぁ

  • さらっと読める雰囲気の良い短編集。海外旅行にはあまり興味がなかったのですが、イタリアに行ってみたくなりました。

  • 一緒に外国を観光しているような気持ちになった。行ったことのないそれぞれの国の街並みや食べ物が楽しかった。

  • 電車の中用の軽い短編集。
    オランダ・中欧・フランス・スペインなどを旅する人々の一こまを描いていて、すらすら~と2時間ほどで読めてしまうけど、ほっこりしたり、ドキッとしたり、それぞれきちんとオチ(?)がついていて、面白かった。

  • ストーリーではなく、外国の雰囲気を楽しむ本。遠くに出かけたくなった。

  • ヴェネツィアに行ってみたくて
    ハワイにも行ったことなくて
    オランダ・ドイツ(西⁈東⁉︎)
    フランスなんてぇ(遥か彼方)
    スペインは憧れの地
    もっと行ってみたいって思った‼︎
    何処にも行ったことないのに
    行ったみたいなぐらい
    どの国も分け隔てなく愛してる⁉︎
    行けそうな 行って感じとらなくちゃ
    って思えた。元気に 勇気を 自分の居る所を愛そうと思えた本でした。
    出会えて良かった♪ 2013.12.1

  • ドイツが舞台の燃える、という話が、ドイツで妻子ある男性と出会い、日本で再開し彼が妻子よりヒロインを選ぶ。自分と重ねて希望を見てしまった。

  • ヨーロッパに行きたくなった。文章が読みやすいし、綺麗

  • 海外の旅先で日本人を主人公にした短編集。
    男友達グループで、ままならぬ恋に悩む女性、妻を亡くした男性…、選んだ旅先にヨーロッパがほとんどなのは、作者の趣味なんだろうなあ。
    私は海外旅行したことないけど、行った気にさせてくれる。

    収録作品:アムステルダムたち 橋、燃える 秋の休暇 添乗員のクリスマス ピアッツァにようこそ 南へ…! 永遠の一日

  • 旅先は海外でした。
    海外を旅している、それぞれの胸の内。
    短編だからひとつひとつはきれいに纏まっている感じはしました。

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著者プロフィール

作家。1963年生まれ。早稲田大学哲学科、東京大学美学藝術学科卒業。ニューヨーク大学大学院演劇学科終了。母・佐和子との日々を綴った『身がわり』で坪田譲治文学賞受賞。著書に小説『ねむい幸福』『キャベツの新生活』『車掌さんの恋』『月とシャンパン』『風の牧場』『ぼくたちはきっとすごい大人になる』『渋谷の神様』『カムフラージュ』、エッセイに『ニューヨーク空間』『雛を包む』『世界は単純なものに違いない』『恋するフェルメール』『三度目のフェルメール』など。

「2014年 『南下せよと彼女は言う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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