謎解きはディナーのあとで 3

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 3429
感想 : 308
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863476

感想・レビュー・書評

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  • 風祭も麗子も影山も相変わらずの、コメディミステリ。
    すっかり安定した展開にクスクスしつつ読了。

    これはもう、こういうコントなんだと思う。笑
    ボケ倒す風祭が、だんだん可愛くなってきている自分に驚く。

    ミステリを推理して楽しむも良し、影山頼みで展開をさらっと流して、
    麗子と一緒にバッサリに切られて楽しむのも良し!

    短編続きでさくっと読めるので、気軽な読書にはピッタリ。
    新キャラ登場とラストの展開に、さて4へ続くのか、ここで終わるのか。
    シリーズ物は読み続けてしまうんだろうな・・・

  • シリーズ三作目。アームチェアディティクティブに共通の問題ではあるが、伝聞された手がかりからのフーダニットなので、どうしても事件の動機だとか、物語の奥行きはなくなってしまう。ただ、お嬢様と執事の軽妙なやりとりと、国立という立地の特殊性を楽しめる読みやすいシリーズです。風祭さん、最後焼き鳥に行けてよかったねという感じ。

  • 1、2を読んだから3も。という完全に惰性で読んでいる感じ。

    良くも悪くもキャラクターが判り易い。
    もっと言うと世間のイメージのパターンを律儀に踏襲しているというか、
    ぶっちゃけ薄っぺらいというか。
    まぁこの辺はシリーズ当初から変わらないので
    これが魅力だという人も多いんだろう。
    個人的には感情移入するにはキャラが軽すぎて難しいんだけど。
    とはいえ
    お嬢様と執事とボンボンという類型的なキャラ設定にハマって読む、
    という考え方もあるということを学んだシリーズだという気はする。

    影山の謎解きはだんだんあっさりしてきているような。
    その分(なのかどうかは判らないけど)
    謎の解き逃げ感というか投げっ放し感は薄れてきてるかも。
    その辺はおさまりがよくなったので安定感が増したかな。
    それに加えて、地の文で遊ぶ余裕が出てきたのかなーという感じはする。
    『宝生邸の庭には鶏が2羽いる』だの『都市伝説』だの
    はっきりいってくだらないんだけど、そのくだらなさに思わず笑ってしまった。

    風祭警部がめでたく本庁へ異動となったところでこの本は終了。
    まだ続くんだろうか…(爆)。
    続いたとしたら『つまんねーなー』と思いながらも読んじゃうんだろうな(爆)。

  • 相変わらずのコンビですねww
    お嬢様ったら、刑事としてのプライドが少し減ってしまった気がする(すぐに助言を求める?とことか)
    まどろっこしくなくていいけどねww

  • 3冊目なのにあまりに変わり映えしなくて、
    もうお腹いっぱいかも……。

    登場キャラの成長も、各話を貫くような根幹も無くて、
    短編集3冊はちょっとつらいなぁ^^;

    そろそろお嬢様+執事コンビで、長編でもどうでしょう?
    ベタベタな嵐の山荘物で、
    ちょっと二人の関係が進展したりするような長編を希望w

  • 「執事が暴言を吐く」というのが(唯一の)見どころの第三弾。

    もうね。はじめはいろいろ思うところはあったけど、最近では「これはこれでいいんじゃないか」と思わなくもない。徹底的なバカミスってことで。
    「そもそもお嬢様も執事もリアリティが皆無」とか「真相解明が一足とびじゃないか?」とか「そんなトリック現実的じゃない」とか真面目に考えるのがバカバカしくなってきました。
    そもそも作者だって「これはミステリ史に残る傑作だ!」みたいに鼻息荒く言ってるとも思えないし、これはこういうものだと思って読むのが正しい読み方なのではないかな、と。

    「おもしろいのか?」と聞かれれば「いやおもしろくはないけど」と答える。「つまらないのか?」と聞かれれば「まあ、こういうものだから」と意味の分からない返答をする。そんな一冊。

  • 3が出版されると知った瞬間に即買いしましたー(*^^*)読み終わったー!!

    スラスラ読めて、安定した面白さが
    私は好きですー♡

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「安定した面白さ」
      そうなんだ。。。
      映画化が決まった1が、文庫になってるので、読もうかな?と思っているところ(読むより先に、観たい猫なんで...
      「安定した面白さ」
      そうなんだ。。。
      映画化が決まった1が、文庫になってるので、読もうかな?と思っているところ(読むより先に、観たい猫なんです)、、、
      2013/02/07
  • ミステリというよりもお嬢様刑事と執事の掛け合いを楽しむということに徹した回でした。私の中でドラマのイメージも色濃く残っていますが、できるだけ意識せずに読みました。この作品も今後続いていくのか気になる終わり方でした。もっと濃いキャラクタが出てくるのか、怪盗との対決が続くのか、色々と広がりはあるかもしれませんが、お嬢様と影山と風祭警部のゆるい掛け合いがこの作品の最大の魅力だと実感です。

  • 3.3

  • 226

著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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