謎解きはディナーのあとで 3

著者 :
  • 小学館
3.38
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本棚登録 : 3415
感想 : 308
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863476

作品紹介・あらすじ

宝生邸に眠る秘宝が怪盗に狙われる?体中から装飾品を奪われた女性の変死体発見?続々と発生する難事件に、麗子ピンチ…しかしながら「お嬢様は無駄にディナーをお召し上がりになっていらっしゃいます」影山の毒舌と推理は絶好調!そして、ラストシーンでは麗子と影山、風祭の3人の関係にも大きな変化が訪れて-!?大人気ミステリ第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 風祭も麗子も影山も相変わらずの、コメディミステリ。
    すっかり安定した展開にクスクスしつつ読了。

    これはもう、こういうコントなんだと思う。笑
    ボケ倒す風祭が、だんだん可愛くなってきている自分に驚く。

    ミステリを推理して楽しむも良し、影山頼みで展開をさらっと流して、
    麗子と一緒にバッサリに切られて楽しむのも良し!

    短編続きでさくっと読めるので、気軽な読書にはピッタリ。
    新キャラ登場とラストの展開に、さて4へ続くのか、ここで終わるのか。
    シリーズ物は読み続けてしまうんだろうな・・・

  • シリーズ三作目。アームチェアディティクティブに共通の問題ではあるが、伝聞された手がかりからのフーダニットなので、どうしても事件の動機だとか、物語の奥行きはなくなってしまう。ただ、お嬢様と執事の軽妙なやりとりと、国立という立地の特殊性を楽しめる読みやすいシリーズです。風祭さん、最後焼き鳥に行けてよかったねという感じ。

  • 今まで読んだ本の中で一番面白かったです 
     4巻がでれば、絶対に読みます☆

  • 1、2を読んだから3も。という完全に惰性で読んでいる感じ。

    良くも悪くもキャラクターが判り易い。
    もっと言うと世間のイメージのパターンを律儀に踏襲しているというか、
    ぶっちゃけ薄っぺらいというか。
    まぁこの辺はシリーズ当初から変わらないので
    これが魅力だという人も多いんだろう。
    個人的には感情移入するにはキャラが軽すぎて難しいんだけど。
    とはいえ
    お嬢様と執事とボンボンという類型的なキャラ設定にハマって読む、
    という考え方もあるということを学んだシリーズだという気はする。

    影山の謎解きはだんだんあっさりしてきているような。
    その分(なのかどうかは判らないけど)
    謎の解き逃げ感というか投げっ放し感は薄れてきてるかも。
    その辺はおさまりがよくなったので安定感が増したかな。
    それに加えて、地の文で遊ぶ余裕が出てきたのかなーという感じはする。
    『宝生邸の庭には鶏が2羽いる』だの『都市伝説』だの
    はっきりいってくだらないんだけど、そのくだらなさに思わず笑ってしまった。

    風祭警部がめでたく本庁へ異動となったところでこの本は終了。
    まだ続くんだろうか…(爆)。
    続いたとしたら『つまんねーなー』と思いながらも読んじゃうんだろうな(爆)。

  • シリーズ3冊目となると、いつものパターンが様式美にまでなりますな。おなじみのやり取りが楽しいです。
    東川作品は軽い文章とベタベタなギャグとパターン化したキャラクターのために誤解されやすいのですが、ガチガチの本格ミステリなんですよね。ミステリのネタの使いようが実に見事です。
    最近のシリーズ短編ものは、ミステリ的ネタひとつを核にしているため肉付けとしてギャグを盛っているのですが、そのためミステリ成分が薄く感じるのは残念です。しかしそのギャグがミステリとしてミスリードや伏線を兼ねているのは好きなんですよね。いやまあ、ただ単に言いたかっただけなんだろうという投げ捨てなギャグもありますが、それはまあそれとして。
    河川敷で溺死していた男、子ども用の椅子に座らされていた死体、身体から靴ベルト眼鏡カチューシャなど小物が持ち去られていた死体、そして美術品を狙う怪盗まで。ミステリの入り口としても楽しめるシリーズものです。しかしこれで完結なのですかねえ。ううむ。

  • シリーズ第三弾。ここまで来るとキャラクターの個性だけで、楽しめる作品になってきている。最終話を読むにこのシリーズはここで終わってしまうのだろうか。まぁ、あんまりダラダラシリーズものを続けるのは個人的には好きじゃないし3巻くらいで名残惜しさを残しつつ終わるのがベストかなーとも思う。中村佑介さんのイラストは相変わらず素敵。2013/098

  • ドラマと同じトリックでも人物を変えて違う読ませ方をしている。
    ラストに落ちらしきものをつけて、これでシリーズも終わりかな?
    ライトタッチで、殺人なのにコメディというのは現実ではありえないけど、
    娯楽としては、一貫してて良かった。
    変に恋愛に走らなくてほっとした。

  • ジョーク部分も謎部分も適度な範囲にまとまったと思います。

  • 今回もやっぱり絵が素敵だった。
    風祭警部が行ってしまった。これで最終回なのかな。
    影山とお嬢様のやり取りが聞けなくなるのはさみしいな。できたら、今度は長編で読んでみたい。

  • このシリーズとはどうも相性が良くないようで・・・
    【謎解きはディナーのあとで2】に続いてこちらも☆2つ。
    ちょっと物足りない・・・

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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