こんなにも優しい、世界の終わりかた

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1325
感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863513

感想・レビュー・書評

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  • いまいちだな。ノスタルジーにひたりすぎだし、終わりも何なのかよく判らないし。

  • これはすごく苦手でした。
    マザコンで女性に対しての幻想がすごい(ちょっと笑えるくらい)
    そしてファンタジーな設定。
    明日死ぬとしたら?(世界が終わるとしたら?)
    そういうつもりで1日1日全力で父親は母親を愛していたとあったのに、それに大きく影響受けたであろう本人は本当に世界が終わるってなってからじゃないと行動起こさないという面白さ。
    女の子も主人公も結局親の方が大事なんだよなぁ。
    自分の幸せより優先したつもりで、結局相手のことも親のことも幸せにしてないんだよなぁ。
    それは優しさじゃないから…
    自分にたちにすごく酔っている感じがしてなんだか笑えました。

  • 青い光というのがよく分からなかった。
    ファンタジー小説と解釈すればいいのか。
    時間が前後し過ぎて、後半になるにつれて今なのか昔なのか混同するし、主人公2人が学生なのか大人なのかもよく分からなくなる。
    市川拓司自身のこともところどころ投影されているように思う。

  • 世界が青い光に包まれて終わっていく終末のお話。作者はどんどん年を取っているはずなのに昔より作風が幻想的になっていく気がする。最近の市川拓司はなんだか背中がかゆくなる。

  • とても優しくて美しい物語でした。結局人は全てが終わる時でないと本当に優しくはなれないんだろうな。きっとこれはハッピーエンド。

  • 暴力も略奪も大した設定も無い終末物。ついでに言えば中身と感動も無かった。あるのは前面に押し出された主人公の浮世離れ自慢と女との惚気話と道中の景色の説明くらいな物。何とか最後まで読めたので星2。

  • 2014年5月29日読了。
    割と大したドラマのない、中身のないラブストーリーというものだった。
    これを読むのに苦痛だった自分は、全く優しくない人間なのかもしれない。それはそれで、考え物である。いや、自分は既に優しいから世界は終わらない。世界が終わらなきゃ勇気がでない、優しくなれない人間の物語だから、苦痛だったのだ。

  • 確かに全編通して優しさに包まれた本だった。でも優しすぎるかな。登場人物のほとんどが繊細で少し社会からはみだしている。優しいことが美徳のひとたち。はみだしてるのがアイデンティティー。怒りや憎しみや恨みを含めた人間らしい感情は、みんな全部が全部悪のようにかかれているように思えて、入り込めなかった。
    ただこんなに美しく世界が終わっていくなら悪くないなぁ

  • 泣ける話らしいけど、さっぱりだった。それどころか、後半は流し読み。昔はこの人の本、好きだったんだけど、私も変わったのかなぁ。

  • 淡々と静かに。私にはちょっと響かなかった…

著者プロフィール

1962年東京都生まれ。獨協大学卒業。'97年からインターネット上で小説を発表。2002年1月、「Separation」で出版デビュー、いきなり同作がTVドラマ化される。次作「いま、会いにゆきます」は映画化され、100万部を超えるベストセラーに。他の著書に「恋愛寫眞――もうひとつの物語」「そのときは彼によろしく」「弘海――息子が海に還る朝」「世界中が雨だったら」がある。

「2009年 『きみはぼくの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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