浅き夢見し

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 222
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863605

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり詩人だな。
    モデルの体験を本にしたからなのか厳しい評価があるけれども、自分の体験だと思われるところは詩を感じさせます。
    章の初めの文や、一章の「とっさに繕ったぎこちない笑顔は、お面のようにはらりとはがれ、黒ずんだ床の上に落ちていく。」に代表される描写などは気持ちが良く伝わります。

    物語として、良くある話・展開だと思いますが、細かい描写の的確なところや、こういう見方をしているのかと気づかされる部分もあり、楽しめます。

  • 押切もえちゃんの小説!
    読んでみたけど、情景描写が登場人物の心理とうまく噛み合っててめっちゃ感情移入した
    リオの気持ち、すごくわかる
    もえちゃんもモデルという華やかな世界で酸いも甘いも見てきたんだろうなぁというのも感じた
    それでも、めちゃくちゃ努力してきたもえちゃんだからこそ書ける物語なのかなとも思った
    爽やかな読後感とともに勇気をもらえました!
    ありがとう、もえちゃん!

  • □ 14222.
    〈読破期間〉
    2014/11/15

  • 押切もえのインタビューを雑誌で見たことがあって、
    その中で小説についても取り上げられていたので読んでみたけど、
    思っていた以上に面白かった。
    25歳の曲がり角を曲がったモデルが主人公で、
    あまりにやる気がなくて周りからも期待されていないけど、
    いろいろなことが重なるうちに一念発起して進んでいくところが良かった。
    映画とかにしたら、「プラダを着た悪魔」みたいな感じの映画で
    結構いい感じになるのでは?と思う。

  • 大好きなもえちゃんの本。
    素敵な夢がつまって、最後まで読みやすかったです。
    ついつい主人公と自分を重ねて涙したり。
    純粋な文に引き込まれました。

    読後感はしっかり頑張らないと思える一冊。
    夢に向かう大切さを思い出させてくれます。

著者プロフィール

押切もえ(おしきり もえ)
1979年、千葉県生まれのファッションモデル、タレント、小説家。十代の頃から読者モデルとして活動を始め、2001~2007年に『CanCam』、2007~2016年に『AneCan』専属モデルとなる。
2013年、長編小説『浅き夢見し』で小説家デビュー。2016年刊行の第2作『永遠とは違う一日』は第29回山本周五郎賞候補になった。

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