遺産 THE LEGACY

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著者 : 笹本稜平
  • 小学館 (2013年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863643

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遺産 THE LEGACYの感想・レビュー・書評

  • まあ、面白かったし、盛り上がる部分もあったけど、全体に長く、時間の流れも緩やかなので、読むペースは上がらなかった。題材としては、珍しく、貴重な小説だとは思う。

  • この作者は好きで、だいぶ読んでいる。この本も夢があって
    スケールも大きく面白かった。一時、その夢が消えかかって
    残念に感じたが、最後はハッピーエンド。このたぐいの作品は、終わりはこうでなければ、つまらない。この所多忙で、読書が進まず、これも10日位掛ってしまった。これでは駄目!!

  • 「山」の笹本稜平が「海」を書いた。

    水中考古学・トレジャーハンテイング・突然ヒーロー化される先祖との出会いなどワクワクする素材が詰まっていそうなのに、なんだか・・・軽い。
    潜ったらいきなり全部見つけちゃって、しかもご先祖様までなんて・・・。

    それでも分厚さが気にならないくらいに、一気に読まされちゃったので、良しとしよう。

    それにしても、つくづく男のロマンと言うヤツは感情的で、冷静沈着なオンナなしには成立しないのだなあと感じだ次第です。

  • やるべき仕事も沢山あったが、今日はもういいかと18時で仕事を終え、喫茶店に行き、海老のマリネとビールを注文し、本の続きを読む。

    店内の席の感覚が狭く、多少隣が気になる。右は若い男女、サークルのイベントの打ち合わせの様だが、端々で男が女性を暗に口説いている。
    左は若い女性お一人様。パスタを美味しそうにパクパク食べている。私もつられて、サーモンといくらのクリームパスタとビールを追加で頼む。

    祖父が外国船の船乗りとの伝えや、父も船の事故で亡くした、海洋学者の主人公。祖父と共に沈んだ船の情報を手に入れ、サルベージに挑む話。

    トレジャーハンターの世界が垣間見れて、興奮する。最近外国もののサスペンス物をよく読んでいたので、この本の最敵の強くなさに、最初は拍子抜けしたが、敵でも、善悪の明確な違いではなく、共感部分出来る話もあり、これが日本感覚の和文化の良いところか等とも思う。興奮も出来、楽しく読める一冊。

    この本を読みながら食べた、サーモンといくらのクリームパスタは胡椒が効きすぎてあまり美味しくなかった。

  • おっと笹本ブランド、しかも海洋小説ときたら期待するなという方が無理ってもん。ボリュームたっぷりの500P超え、こりゃしっかり堪能できるなぁとワクワクと読み始めて…

    うーん、期待しすぎたか。オモロい小説ではあるんだが、なんだかちょっと長すぎた感あり。間延びしてるねんなぁ~、ライバルの動きとかもっと単純にした方がテンポが出来て良いと思う。金の亡者は金に淫した体を徹底させないと、盟友パトロンとのキャラ分けもボヤけてるし…

    他にもリアルタイムと過去、海洋ロマンと政治の駆け引き、国境騒動と火山活動、どれもこれも詰め込み過ぎてはなんとか枠にはめようとしてるから、冗長になるんだと思う。盛りだくさんが悪影響、どうした笹本?

    まぁ、期待度が高かったからの評価。笹本作品じゃなければ☆一つは上の評価やねんけど。

  • 面白かった。夢と冒険とロマン。海洋考古学はよくわからないけど、この本を読んですごく興味を持った。400年前に沈んだスペインのガレオン船を引き揚げるなんて、本当に出来たらすごいだろうな。

  • 予測と違う結果になってなかなか面白かった。

  • 400年前の沈没船を引き上げたいという、人々の物語。
    お金と時間と根気のいる、水中考古学の難しさと現実を知る。
    先祖の話は冒険小説のようだし、ライバル会社との駆け引きは企業小説のようだし、主人公の成長物語でもある。
    ボリュームのある1冊に、さまざまな要素が詰め込まれている。
    最後はぐっときた。

  • 沈没船の引揚げを巡る物語。
    ビジネス化されたトレジャー・ハンターの実態の現実と、祖先との不思議な繋がりという空想とがバランスよく描かれている。

  • なかなか時間が取れず、ようやく読み終わりました^ ^ この方の物語はいつもロマンがあり、大好きです。今回の話はスペインの沈没船を巡る海洋小説ですが、期待通り、夢、オトコのロマンが溢れた、最後の疾走感が素晴らしいお話でした(^ν^)

  • 400年前に沈んだガレオン船の引き上げを巡り、アカデミズムとビジネスが戦う海洋冒険活劇…というより冒険ロマン。そのガレオン船と主人公の因縁や人生の転機、みたいな伏線を絡めて盛り上げる…のは、相変わらずの笹本節です。

    水中考古学とトレジャーハンティングの立場にわかれ、それぞれの思惑を書き分けながら、発掘、引き上げ権を争う陸での戦いも読みどころ。

    確かに若干、マンガめいた設定、心理描写の浅さみたいなところは散見されるものの、登山と違ってナチュラルなピンチ、ヤマ場を作りにくい舞台。映像的に、ストーリー的に盛り上げる要素として、笑って許してしまえましょうや?

    個人的には、水中考古学とガレオン船というテーマ自体がツボすぎて、楽しく世界観に浸れる☆4つのエンタメ小説です。

  • 400年前に沈没したスペイン船の引き揚げに挑戦する海洋冒険小説。
    水中考古学の大変さがよく分かる。
    ライバル企業との駆け引きにやきもきしながら、ライバル以外の困難にもハラハラドキドキしながら読んだ。欲を言えば、サルベージのところをもっと読みたかった。
    でも、ロマンが詰まった一冊で、ワクワクが止まらない一冊でした。

  • 2014/5 笹本さんの山岳小説と海洋小説は本当に面白い。

  • 面白かった。クライブ・カッスラーのダークピットシリーズを読んでいるようで、海の冒険あり、ライバルとの戦いあり、陸上での駆け引きあり。そして、遺産にまつわる昔の海の男の物語あり。
    日本にこんなに面白い海洋小説があったとは。
    特に、終盤1/3は途中でページを閉じることができないほどの面白さ。
    最後は....

  • 400年前、自分の祖先とともに太平洋の海底に沈んでしまったスペイン船「アンヘル・デ・アレグリア」号。水中考古学を専攻する主人公が、長年の夢を実現するべく、船の引き揚げに命を掛ける。

    笹本作品では、もっぱら警察小説しか読んでこなかったが、今回の作品は水中遺跡を題材とした冒険小説。敵対しているトレジャーハンティング会社との攻防、そこに自然の脅威、新島を巡る国家間のEEZ取得問題まで加わって、550ページの結構なボリュームながら、最後まで面白く読めた。まぁ、全体的にご都合主義的な展開であるとは否めないが、安心して読むことはできる。あらゆる手を講じて攻防しあう場面も面白いが、時と場合によっては、敵対するもの同士、お互いの腹の探りあいをしながらも協力し合うところは読んでいて気持ちよかった。最後、やっぱりこのオチ?と思って落胆していたら、最後の最後、ちゃんと上手く収まってくれて、ヨカッタ、ヨカッタ。変にビターで最後を締められるよりも、こういうパターンで終わってくれる方が私は断然好きです。

  • 祖先が乗船していた沈没船を探すため、水中考古学という金にならない学問を選んだ青年を主人公とする、海底の沈没船引上げをめぐる男たちの冒険ロマン小説。この争う男たちが、現場作業員じゃなくて金持ち同士というのが、ちょっと異色だ。

    対立するのは、沈没船に考古学的価値を見出すアントニオと船内の財宝の価値しか認めないハドソンの両富豪。主人公の日本人学者が応援するのは当然、前者。アントニオとハドソンが金に糸目をつけず、沈没船の所有権を得ようとするブルジョアジーな行動は凄まじい。逆に言えば、これほどの私財を持っていなければ、海底のお宝探しは難しいということか。

    一方で金も権力もない主人公は自身を「しがない一個人」と嘆きながらも、全力で行動を起こす。その信念はアントニオ、ハドソンの億万長者の感情ですら揺さぶってしまう。ハドソンは意外に良い奴だった。

    札束の舞う大げんかに、沈没船の歴史的エピソードと海底火山噴火がからみ、停滞しないストーリーだ。

  • 著者の面目躍如とも言うべき海洋冒険小説。「太平洋の薔薇」にはいささか及びませんが、沈没船引き揚げを巡る海洋考古学者と企業の競争という視点はなかなか斬新で楽しめました。

  • すごくよかった。
    スペイン語版も作って、ぜひこの感動を両国で分かち合いたい!
    フィクションだと分かってはいるけれど、熱くそう感じました。

    自分が当たり前だと思っている感覚はなかなか世間とは一致しない。また互いの主張を聞けば、「なるほど」と自分の意見を曲げてしまうこともしばしば。
    だけど、ここぞ!という時は自分を曲げない「自由」を持つということは、こんなにも大きな宝物を生む。
    財宝でも遺物でもない、大きな遺産。

    読み終えたときの大きな大きな思い。
    まさに自分から強い思いがあふれてくるようでした。

  • ロマンあるストーリーです。水中考古学って興味深いです。ただ、スピード感に欠け、ハラハラドキドキが少ないです。

  • 400年前にフィリピンからアカプルコへ向かったガレリオ船が太平洋の海底で見つかった。そのサルベージをめぐる戦いと、400年前の航海が交互に語られて行く。壮大な物語。楽しめる。

  • 17世紀始めに沈んだスペインのマニラ・ガレオンを引き上げるという一大スペクタクル!先祖の乗っていた船を探す水中考古学者マサトの強い想いがアンヘル・デ・アレグリアに巡り会わせる。さまざまな困難も物語のアクセントといった感じで、あまりにもうまく行き過ぎた感があるが、水中考古学という視点は面白かった。

  • 400年前に財貨を積んだまま沈没した船の引き揚げをめぐる、水中考古学者たちとトレジャーハンターの駆け引きに最後まではらはら。さらに、地震や火山活動による新島出現か?という経済的排他水域をめぐる国際問題も絡み、目が離せないまま一気に読んでしまった。
    時を越える壮大なロマン、海の男の生きざまも爽快で魅力的。
    復元された「アンヘル・デ・アレグリア」に出会ってみたい!

  • 海にはまだまだ多くの遺産が眠っているだろうなぁと思うと
    こういった考古学はとても面白そうだと感じます。
    興味深く、楽しく読めました。

  • 日本では珍しい水中考古学者VSトレジャー・ハンターを題材にした冒険小説!ダイバーとしては見逃せない!!

    と、期待して読んだものの・・・う~ん、やっぱり海(というか海中)って題材としては難しいのかな。400年前に難破したガレオン船を見つけ出して引き上げようとする設定で、ドキドキするはずなんですけど。描写と文章が陳腐というか、やっぱり作者はダイバーじゃないというか、軽いというか。

    謎のUボートを見つけるドキュメンタリーの「シャドー・ダイバー」の方が1万倍面白いです。

    残念

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遺産 THE LEGACYの作品紹介

水中遺跡の発掘は、旨みのある投資対象だ。

大航海時代、スペインの軍艦を指揮する日本人がいた。
太平洋のど真ん中に沈む、マニラ・ガレオン船を引き揚げろ!
水中考古学を専攻する興田真佐人は、四百年前、祖先・正五郎とともに沈んだスペイン船「アンヘル・デ・アレグリア」号を、太平洋のど真ん中の海底で発見した。スペイン人実業家アントニオと引き揚げの計画を練る真佐人の前に、世界一のトレジャーハンティング会社「ネプチューン」のCEOジェイク・ハドソンが立ちはだかる。
恩師の田野倉教授、同期の片岡亞希の協力を得て、真佐人の“魂の遺産”獲得のための闘いが始まった。
「もう逃げないことに決めたんだ。夢も希望もこの手で掴みとる」


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