- Amazon.co.jp ・本 (550ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863643
感想・レビュー・書評
-
ロマンあるストーリーです。水中考古学って興味深いです。ただ、スピード感に欠け、ハラハラドキドキが少ないです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
400年前にフィリピンからアカプルコへ向かったガレリオ船が太平洋の海底で見つかった。そのサルベージをめぐる戦いと、400年前の航海が交互に語られて行く。壮大な物語。楽しめる。
-
17世紀始めに沈んだスペインのマニラ・ガレオンを引き上げるという一大スペクタクル!先祖の乗っていた船を探す水中考古学者マサトの強い想いがアンヘル・デ・アレグリアに巡り会わせる。さまざまな困難も物語のアクセントといった感じで、あまりにもうまく行き過ぎた感があるが、水中考古学という視点は面白かった。
-
400年前に財貨を積んだまま沈没した船の引き揚げをめぐる、水中考古学者たちとトレジャーハンターの駆け引きに最後まではらはら。さらに、地震や火山活動による新島出現か?という経済的排他水域をめぐる国際問題も絡み、目が離せないまま一気に読んでしまった。
時を越える壮大なロマン、海の男の生きざまも爽快で魅力的。
復元された「アンヘル・デ・アレグリア」に出会ってみたい! -
海にはまだまだ多くの遺産が眠っているだろうなぁと思うと
こういった考古学はとても面白そうだと感じます。
興味深く、楽しく読めました。 -
日本では珍しい水中考古学者VSトレジャー・ハンターを題材にした冒険小説!ダイバーとしては見逃せない!!
と、期待して読んだものの・・・う~ん、やっぱり海(というか海中)って題材としては難しいのかな。400年前に難破したガレオン船を見つけ出して引き上げようとする設定で、ドキドキするはずなんですけど。描写と文章が陳腐というか、やっぱり作者はダイバーじゃないというか、軽いというか。
謎のUボートを見つけるドキュメンタリーの「シャドー・ダイバー」の方が1万倍面白いです。
残念 -
400年前に沈んだスペイン船。
当時の物語と現在それを引き揚げようとする人々の話。
超大作。
ちと長過ぎた感はあるし
都合よく事が運びすぎる気はするが
冒険エンターテイメント小説として十分堪能。
【図書館・初読・12/17読了】 -
少々、微妙な設定があった感じですが
それを、飛び越えて笹本ワールドに浸りました。
この本の装画・装帳、物語への導入に凄く良いです。
読み終えてから、改めて眺めると 一層この物語への愛着が増しました。 -
400年前に祖先とともに太平洋に沈んだスペインのマニラ・ガレオン船を引き揚げようとする真佐人の前に、世界的なトレジャー・ハンティング会社や海中遺産を巡る国々の思惑が立ちはだかる。
海洋サルベージものなので『タイタニックを引き揚げろ』のクライブ・カッスラーの一連の作品と比較してしまったが、どうも消化不良だった。
本書は取材と時代考証に相当な時間を費やしていると窺えるが、それがかえって物語を型にはめてしまっているように感じる。
これだけの素材を用意しながら、沈没船はあっけなく発見され出資者がタイミングよく現れて、物事が極めてスムーズに流れていく。なぜか登場人物は皆かっこいいセリフを口にしたがり、なんだかテレビドラマの脚本を読んでいるよう印象だったのが残念。
もっと破天荒な展開にすれば、手に汗握る極上のエンターテイメント作品になったと思う。 -
#読了。400年前に祖先とともに沈んだスペイン船を探し出し、真佐人は引き揚げを計画するが、財宝を切り売りするトレジャーハンティング会社が立ちはだかる。熱い冒険小説。笹本さんの冒険小説というと、山を思い浮かべるが、今回の海も面白かった。JAMSTECの方に直接聞いた話では、宇宙より深海の方が未知の領域が多いとのこと。