- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863674
感想・レビュー・書評
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京極夏彦ばりの過剰な蘊蓄が読書のリズムを乱します。この人、こんなに読みにくかったっけなぁ…。話の展開も遅くて読み進めるのに苦労しました。
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異才・奇才の持ち主が集中する一つの時代。ふしぎなもので、そんな時代というのは、古今東西問わず存在するものです。ルネサンスがいい例ですか。
そんな異才・奇才達の共演を描くのが、獏さんは大好きです。
今回の物語の中心になる人物は、平賀源内。
まだ、人物との交流を描いている段階です。どうやって恐竜との遭遇になるのかしら。物語は始まったばかり。
伝奇の香りって、どうしてこんなに心を震わすのでしょうか。 -
可もなく不可もなくという感じ。夢枕獏作品にしては熱量が足りないというか、この作品に限らず一般的に徐々にエネルギーや情念が足りなくなっている気がします。歴史小説に逃げている気もするし。もっと熱い、独自のストーリーを期待したい。
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いやー、久しぶり読みながら、ドキドキワクワクしながらページを括りました。さあて、第二巻待ってろよ。
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夢枕獏さんなんで、まっとうな(といっては失礼ですが)歴史小説というわけではなく、予想通りの「ひねり」が効いてます。主人公は平賀源内です。エレキテルもでてくるし、史実にある程度のっとりつつ、ちょっと奇想天外な要素が絡む感じです。
タイトルどおり「恐竜」がからむわけですが、これがなかなか面白いです。続編も間髪いれて読みます。
獏さんにしては珍しくあとがきがなかったですね。 -
☆4つ
1巻2巻が出たのを見て即入手。りょうけんは、先に後付とか解説を見るくせがあってソノ結果まだまだ続編があるのだと言うことにきづいた。そこで読む手はピタリと止まった。
うーむ全巻出てから読み始めようか。どうやら連載は先日完了した様子だし。
迷ったまま4週間ほどが過ぎ去って行った・・・。
でた!第3巻が出たのだ。さあもう辛抱たまらんので、ということで勿体つけましたがやっと読み始めました。そして読了。ああ面白かった。さて2巻に取り掛かるべ。
いつも感想書くのでわなくてすまぬ。物語のあらすじとか登場人物とかを上手くまとめて端折って説明するのはどうも苦手なのです。そういうのは出版社様が新聞とかに載っけてあるプロの書評家さんが書いたやつを見れば良いのだと思うし。
でもこの先まだ2巻3巻と続いていくとしたら少しは内容にも触れておかないと続かなくなってしまいそうですな。
この物語には、エレキテル(だけ)で有名な平賀源内が登場します。以上、再びすまぬ。 -
久しぶりの伝奇長編かと思って、読んだ向きには、第1巻だけでは肩すかしをくらう感じで、いつも様な人間離れした、おどろおどろしい敵役が登場しないので、あくまでもタイトル通り、恐龍が相手なのだろう。ただし、登場人物は豪華絢爛であり、主人公の平賀源内から円山応挙、上田秋成、長谷川平蔵まで登場する。第1巻は本当に序章に過ぎず、龍がいるにはいるらしいが、源内とどう絡むかは全く読めないが、怪しげな火つけ怪盗あたりの暗躍から物語は動き出す。秦の古銭と序章の雲南省の壁画の話に繋がる絵図がカギとなっていることから、中国に絡むのであろうが、タイトルが大江戸なので、江戸に恐龍が登場することになることと、源内が出国するというのは、やはり無理が多いので、どう展開するのかは未だ全く見えない。次巻を待つ。