大江戸恐龍伝 第一巻

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 163
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863674

作品紹介・あらすじ

構想~完結20年の超大作、ついに刊行!

物語の発端は、1771年。平賀源内がエレキテルを世に送り出す5年前のことである。時に源内44歳。
高松藩を脱藩し自由の身となった源内は、長崎に赴く。そこで嵐の中、発見された龍骨を見て、その存在を暴こうと野心に燃える。
同じ頃、紀州の漁師が乗った船が嵐に遭い、漂流。南の孤島に辿り着き、そこで見たこともない巨大な爬虫類に襲われていた--。
その後、大坂で円山応挙とともに龍の掌の化石を見に行った源内は、それを祀る寺の法巣主から、その昔、龍の掌を竜宮から持ち帰ったという男の話を聴くことになる。
京で若き日の鬼平・長谷川平蔵や上田秋成に出会い、この頃から、源内は、龍に導かれるように、不思議な事件に巻き込まれていくことになるのである。

【編集担当からのおすすめ情報】
構想から20年、総原稿4,000枚超の大巨編です。夢枕獏先生、ご本人も、これだけ複雑に運命の糸が絡み合ってラストに繋がる長編は、もう一生書けない、と仰っています。全五巻の長い物語ですが、源内と一緒に時空を旅するように、大団円まで読んでいただきたいと思います。最後は泣きます。著者も書いていて泣いた、感動の結末をお楽しみに!

感想・レビュー・書評

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  • 平賀源內/漂流漁夫/龍宮坊主/上田秋成(雨月物語)/長谷川平蔵

  • 小説・・・小説なのか!!?、と最初にとまどう冒頭部分でした
    上田秋成出てきてびっくりした・・・そりゃそうか、平賀源内と同時代の人だったか・・・

  • 平賀源内が龍の噂を聞いてその存在を暴こうと野心に燃える。上田秋成、丸山応挙、長谷川鬼平、杉田玄白、前野良沢、等々多彩な人々が登場する。

  • 源内の過大評価は措くとしても、(美化した)彼と自分を重ねるかのような言葉、恐竜の鳴き声、常套手段の行稼ぎ等々…凡ゆる所で読む気を喪わさせられた。
    エピローグとはいえ、あとがきですらない場所でNHKへのおねだりをぶち込みーの、あとがきでドイルやヴェルヌと同席させて欲しいと宣いーの…呆れ果てた。映画化希望?は?
    作品の質と作者の増長ぶりの反比例が加速している。釣客伝で多少見直したけれども、やはりもう作家として入っちゃいけない領域に来てる気がする。

  • 平賀源内が主人公。源内と龍・・・、これから、どんな話になっていくのか、楽しみです。

  • 大江戸恐龍伝シリーズ、第一巻。

    全五巻中の一巻目であるせいか、本筋が読めず、まだまだ導入部分。しかしながら、主人公の平賀源内を始め、歴史の有名人が盛り沢山で出てくるので、飽きずに読めた。終盤になって漸く物語が動き出す気配が見え、次巻への期待が膨らむ。5巻まで頑張って読もう。

  • 漠さんは読ませる。源内はこのような人だったのか?

  • 平賀源内、上田秋成、丸山応挙等々…当時の名だたる人々がこの先どう絡んで行くのか、遭難して恐竜の生息しているらしい島に上陸した船乗りはどうなってしまうのか、色々と気にかかります。

    序盤なので幾つかの出来事が書かれていてもそれがこの先どうなってしまうのか皆目見当が付きませんでした。
    期待していいのかな…。『天海の秘宝』みたく最初の巻で期待していたらがっかりな展開にならないことを祈りつつ次巻を読みたいと思います。

  • 夢枕獏のゾクゾク感はほぼ感じず一巻終了。続きは読むかは今のところ分からない。

  • 第一巻
    奇抜な発想の平賀源内の物語。アイデアと山師を結び付ける格好の話?龍に纏わる話に巻き込まれながら、当時の著名人と交流を深めていく導入編

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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