- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863841
感想・レビュー・書評
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これは感動した!!泣いた!!
普通の男の半生とのことだったが、
不良、失恋、浪人、失恋、浪人、失恋、留年、失恋、
そして末期癌・・・普通じゃなかったなと・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おだやかな気持ちになれる。自分の幼少期や思春期も思い出した
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冒頭、著者の中村航が変わった編集者から「普通の男の子の物語が読みたい」と依頼され、一人の青年と知り合ってインタビューをする、という経緯の話が展開する。
その流れによると、産声を上げた瞬間から描かれる「小森谷くん」はその青年の人生が下地になっているようだ。
普通の男の子っていうか・・・かなり駄目な子っていうか・・・というしょうもない「男子」の話に呆れたり笑ったりしていつのまにか小森谷くんの友人になったような気持ちになった。
中村航らしい小説だ。 -
小森谷くんが生まれてから30歳くらいまでの物語。おバカだったり浮かれポンチだったりシリアスだったり、波瀾万丈が楽しい。実話がベースって事になってるけど、ホントかなぁ?
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子供時代はともかく、病気になってからは特にサラッとしていて、現実感からかなり離れていて、もちろんこれは小説なんだけど、この中の人達も小説を読んでいるかのようなそんな世界だった。
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「余命2ヶ月」と宣言された青年へのインタビュを元に書かれた小説、と聞くと感動の闘病記と思うのだけど。
主人公の小森谷くんのキャラクタと著者中村航さんの筆と茫漠とした長身の編集者の思惑(?)が合わさって、こんな「普通の男子の物語」になりました。
いや、小森谷くんの半生は、よくあるどこにでもいる男子の割に意外と盛りだくさんだった気もする。
そして余命宣言されたあとの日々より、ダメダメな前半のほうにこそ彼の正しい魂の物語はあるのだろう。
しかし、あれだ。ぜひともこの茫漠とした長身の元編集者の人生を航さんに描いていただきたいものだ。 -
小森谷真の半生。もう少し最後が盛り上がれば。
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中村航さんの本はいつもは半身浴しながら読みたい本だけど、小森谷君はちょっと違った。小森谷君はもちろん、とくに土岸くんとか魅力的な登場人物がたくさん出てくるし、中村節が効いている会話も魅力的。が、実話がもとにって言っちゃうと中村さんのお話ってちょっと違うかな~って。「あ~分かる!」ってことや「あ~、こういうしぐさとか男子好きそ~」とか、中村さんの小説に出てくるセリフやしぐさの描写にドキドキしたり、うなずくのはあくまでそれぞれ読者が想像している世界、お話の中に出てくる想像と自分の知ってる何かがシンクロするからワクワクしているような気がする。
もちろん、素敵なお話ですがいつもとはちょっと違うかな。 -
うーん・・・まぁ、だから、何?って感じw
なんだろう?さらっとししすぎてるのかな?
小森谷君のモテ度が不思議ww -
だめだめなところもあるけどイケてるところもある小森谷くん。目の前のことに一直線なところ、周り明るくする雰囲気、弱音を吐かない姿。自分も自分の人生をもっと大事にしながら周りにいる人たちと楽しく過ごしていきたいなと思った。